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大悪魔召喚



この世界にたどり着いて2年と3ヶ月

私はフローリアというわりと小さな町で生活している。

エルフ、リザードマン、ドワーフ…漫画でしかみた事ないような光景に最初は驚きビクビクしていたが、話してみると案外いい人?たち。


私は四大精霊全てを召喚できる。

悪魔の召喚も契約していればできるけど、私は今のところアフリートのみ。悪魔は気難しくて召喚も大変…


精霊が召喚できるだけあって魔物の討伐くらい余裕のよっちゃん!


ちなみに魔導士はいくつかギルドがあって所属して仕事をするのが普通だけど私は未だどこにも属さない。


だって、面倒くさいし…

でも、いつか仲間が欲しいとは思ってる。



さてさて、そんな私は今依頼された仕事の途中。

私は少しは名前が知れてるから大きな依頼がたまにくる。


今回の依頼は竜の墓場の調査。

竜の墓場とは、この世界に生息しているドラゴンが死を予知するとやってくる地…そしてその地で死ぬ。死んだドラゴンからは美しい木の芽が生えてやがて竜の墓場という森ができた…というのが昔から伝わる話。本当かどうかなんて全く知らない。だってこの世界初心者だし。


とても神聖な土地らしく入るのには許可もいる。

まだ生きたドラゴンもいたりするのでとても危険でもあるらしく、私もかなりドキドキしている……


「ここから先はリリア様お一人でお願いします。私どもは中に入る許可は得ておりませんので…」


ここまでの案内人が申し訳なさそうに頭を下げていた。あ、ここでの名前はリリアとなってる。一応ね。


「わかりました。ここまでありがとうございます。えっと、道なりに行けばいいですか?」


私は森林の入り口に立っていた。そして、前には一本道が…


「ええ、この道をまっすぐ行けばよろしいかと」


ドームのようにシールドがはられており、手を伸ばすと吸い込まれるよう…

こういうのって一気に超えるのがいいのかな…

思い切ってえぃっ!っと中に飛び込んだ…入る瞬間妙に変な感じがした。


「いってらっしゃいませ…」


私が見えなくなるまで深々と頭を下げ続けていた。きっと、行ったら帰ってこない人が多いんだろうな…

なんでこんな依頼受けちゃったんだろう…

報酬の良さに目がくらみさえしなければ!…

もう遅いか…


神聖な地ってだけあって空気が澄んでるし、静かすぎる…とりあえず意識を集中させ周りの魔物の気配をよんだ。


「周りに敵はいなさそう。そりゃそうか。こんなとこに魔物がいたら大変だろうし。でも…こりゃ何かあるなぁ。澄んだ空気とは別に微かな魔力を感じる…」


鳥の鳴き声くらいしか聞こえないこの森で一体何が起こってるの?



何時間か歩いた夕暮れ時、この森の中心核になる大樹まだやってきた。

その瞬間空気が変わった…


「な、何かくる…やばい!」


とっさに後ろに下がり、辺りを見渡した。


「召喚…シルフィード!」


「マスター、これは危険です!」


現れたシルヒィードは私の肩をがっしり掴んだ。

そして大樹の奥を見ながら続けた。





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