神さまってやべぇ
この世界には物語の一期がある、それはというと、アニメ・漫画・小説・ゲーム・ドラマに至るまでが少しだけの期間休みになり、また面白い作品が作れるようになるためのものである。
そんな世界に住んでいる僕神咲かみざき 十色といろはいま、一期の全ての作品を読み終えようとしている、まぁ僕はとんでもないくらい物語が好きだ。
よくわからないが僕は覚えようとしたものを完璧的に覚えれる能力がある。
そして、覚えたものはもう決して忘れることはできない。
漫画みたいな設定だが覚えようとしたものは今でも覚えている。最初に覚えたものは、親たちが激しいスポーツをしている場面だ。
今でも脳に焼き付いている。まぁそんな僕だが今、最後の小説を読み終わった。
すると目の前が真っ暗になった!なんだ?罰金でもさせられるのか?と、思っているとすっっっっごい美少女が立っていた。
「えっと…私は神だ。世界番号4491の神、ガイル・ケルモ・ラテンスだ!」
はい、きましたこのパターンね。よくあるよくある。
「あ、どもです。」
いや、いきなりこの状況を読み込むことなんてできないから!こんなこと普通ねぇから!これでも精一杯頑張った反応だから!
「ん?信じてないね!その顔!」
まぁそうですよ。
「てかなんでわかったの?心でも読んだ感じ?いやまさか出来んやろ」
「いやいや、神だからってそんぐらいできるよ。」
まじか、それはすごい、じゃあ今思ってることもわかんのか怖え
「フ、フ、フ!今怖いと思ったね!別に怖くないぞ!貴様を襲う事はしない!」
「すごいな。きちんと心読めるんだ。でも頭は悪そう。」
「いやまさか!私はm…」
「そんな事は置いといてなぜ僕をここに呼んだ?」
彼女は明らかにショボーンとした顔をした後話始めた。
「まぁ、今回君をここに呼んだのは君の住んでいる世界の第一期、第二期を見たくてね、
でも、私には世界を作る仕事があるんだよ。
だから第一期を全て読んだ君なら快く仕事を受けてくれるかなと。」
僕は逃げ出した。どこに行くあてもなく。ただ単に第二期を全て読むために。それに気づいた神は当たり前の様に追いかけてきた。結果は…人間は神に勝てなかった(名言)
「ったく。話の途中で逃げないでくれ」
「返して!僕は第二期を楽しみにしてるんだ!」
「まぁまぁ、私の仕事をするということは神の座を貰えるんだよ?嬉しい事じゃないか。
私の世界を引き継いで好きな世界にするがいい。神様のマニュアルも渡しておくよ」
そう言われとてつもない厚さの本をもらった。
「それはそれで大丈夫なのか?」
「大丈夫、大丈夫バレないって。」
誰にバレたらダメなんだろう…
「でも僕の家族やらは…」
「あーそれなら心配ご無用!私があなたの代わりになりますから」
「じゃあ僕は快く神の仕事ができるんか」
「じゃあこれできまり…」
「待って!」
「?」
「僕の世界の二期に出されたやつ見せてくれる?」
僕は真剣な顔で頼んだ。これ以上ないほどに、
「ええ、もちろん!」
僕たちは握手をした。今ここで、僕は神になった。