表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/68

怠空

空を見上げた。広い。

なんだか、ひどい倦怠感に襲われた。手足が途端に冷え切って、指の先端が痺れている。

僕は取り敢えず、寝そべって空を眺める事に決めた。





思い返せば、いつもの事。

君が、悲しそうな顔をする度、僕は、君が何処か知らない場所へ行ってしまうのではないかと、怖くなる。

ふう、と風が吹き、木の葉が如く、消えてしまうのではないかと。

かといって、僕は責任を負いたい訳じゃない。もう、あんな味は、無くて良い。

ただ、眺めている事しか出来ない事が、もどかしくて。

雲は薄らと縮れて、ああ、やっぱり重なっちゃうな。





雲がゆるりと形を変えて行く、結局、僕は馬鹿にされていたのではないだろうか。

やっぱり嫌いだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ