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永遠の唄
昨晩、唄を失いました。
大事な大事な、唄でした。
代わりなど、何処にも無くて、
けれど、ありふれた唄でした。
今朝、海へ行きました。
砂浜に足跡を残して、行きました。
貝殻を、一つ、耳にあて、
海の、唄を聴きました。
膝をついて、泣きました。
嗚咽は何処までも、遥か。
心は無限。
体は有限。
その相反に永く苦しみました。
でも、それも、悪くなかったと、
そう、思える日がくれば、
戻ってくるでしょうか。
私の、唄。
永遠に失われた、うた。
昨晩、唄を失いました。
大事な大事な、唄でした。
代わりなど、何処にも無くて、
けれど、ありふれた唄でした。
今朝、海へ行きました。
砂浜に足跡を残して、行きました。
貝殻を、一つ、耳にあて、
海の、唄を聴きました。
膝をついて、泣きました。
嗚咽は何処までも、遥か。
心は無限。
体は有限。
その相反に永く苦しみました。
でも、それも、悪くなかったと、
そう、思える日がくれば、
戻ってくるでしょうか。
私の、唄。
永遠に失われた、うた。
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