act6~妖刀~
何とか投稿できそうです。
それではact6お楽しみください。どうぞ。
~side 飛鳥~
九十九が剣の名を聞いて驚いている。知っているのかな?
飛「九十九、この2本の剣のこと知っているの?」
九「あぁ、幻界一の鍛冶家である”語らぬ者”とか名乗っていた奴が陰で作り上げた2振りの最高傑作・・・それの名前が覇剛と黎羅だった気がする。そして、人間が幻界系モンスターを軽々と倒したと言われる剣術・・・剛撃流と柔連流。まさか、そんなつながりがあったとはのぉ。これはうれしい誤算じゃ」
この2振りにはそんないわれがあったなんて・・・はじめて知った。
改めて僕は2振りの剣を二つとも鞘から出して、床に置いた。
剛覇は鞘に入っていた時の見た目は一般的な刀であるが、刀身が紅く、まるで燃えているようだ。しかし、芸術的な美しさも感じる。色合い的にも強い力を持っていそうである。刀身の長さは75cm程だろうか。剛撃の剣の名にふさわしく重量も一撃一撃に重点を置きやすくも重すぎると言うわけでもない。
一方で、黎羅は名前こそ日本刀のような名前ではあるが、鞘に入った状態を見ても西洋のほうで使われていた剣である。刀身は見た目で言うとグラウディスのような形をしている。刀身の色は青で、透き通っているように思えるほどその刀身は美しかった。こちらは刀身は70cmほどであるが、柔連の最大の特徴である連続の攻撃ができるほどに軽い、かといって軽すぎて使いずらいわけでもない重すぎず軽すぎずと言った感じだ。
どちらも共通しているのは柄の部分に宝石みたいなものがあることだ覇剛は赤、黎羅は青い宝石がある。
九「少し触ってみてよいかのぉ?その2振りの剣は一度触ってみたかったのじゃ」
観察していると九十九がそう聞いてくる。
飛「いいよ」
僕はそう言って九十九に覇剛を渡した。九十九はそれを受け取る。しかし、
九「!?お、重い!!」
九十九が受け取った瞬間、覇剛に引っ張られるように屈んでしまった。
飛「え!?確かに剛撃の剣にふさわしい重量は持ってるけどそんなになるほど重くはなかったはずだよ!?」
九「んなこといっても、地面を持ち上ようとしているみたいに持ち上がらん」
九十九がそう言って覇剛から手を離す。カランという音を立てて覇剛は床に落ちた。
その後、黎羅でも試したけど結局同じような結果になり、持てなかった九十九は考え込んでいる。
九「ふむぅ・・・あの噂、やはり本当だったのじゃな」
飛「噂?なにそれ」
九「なぁにその2振りが持ち主を選ぶ、とか意思があって持ち主と喋るとか、そんな噂じゃ」
飛「それって、まるで妖刀みたいだなぁ」
僕は冷や汗をかいた。僕は2つとも持てた。そのうわさが本当だと言うならつまり・・・。
?”勘がいいではありませんか幻界の長”
ふと、どこからか頭の中で反響しているような声が聞こえた。
九「・・・まさかマジものだったとはのぉ」
飛「・・・やっぱり、剣から聞こえるよねぇ。ていうか、九十九適当に言ったの?」
九「ち、違うぞ!?意思を少し感じたから言っただけじゃ!決して適当ではない!!」
僕と九十九の視線の先にあるのは柄の部分の青い宝石をピカピカ光らせる黎羅だった。
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とりあえず、僕たちは落ち着いて自己紹介することにした。
飛「僕は、羽山飛鳥。一応、剛撃流の79代目継承者兼柔連流75代目継承者です」
九「妾は九重九十九。知っているだろうが幻王じゃ」
黎羅(以後黎)”それでは、私は黎羅。柔連の剣と言われています。そしてこちらが・・・”
覇剛(以後覇)”・・・覇剛、剛撃の剣・・・よろしく”
黎”すみません、覇剛は名前と違って、内気な子なもんで・・・”
覇”・・・”
え~っと整理してみよう。まず敬語で清楚な声のほうが黎羅。少し幼めの声で無口なほうが覇剛。なんだか黎羅はしっくりくるけど、覇剛はなんか全然印象が違うなぁ。
九「んで、汝ら先ほど飛鳥が手に取るまで一切意思を感じなかったが、どういうことじゃ?」
九十九が質問する。んと・・・それってつまり。
黎”私たちが目覚めたのはおよそ700年ぶり・・・初代以来です”
覇”今までの使い手・・・無力・・・前回の使い手は・・・少しよかった・・・。けれど、それだけ”
あんなに強かったお爺ちゃんが、少しよかった?じゃぁ初代はどれだけ強かったんだ・・・?
黎”まぁ、なにより霊術使えそうになかったので力を貸せなかったというのもあるのですが。”
え・・・?それってつまり?
黎”主、ご安心を前回の使い手は術を使えなかっただけで剣術の使い手としてはおそらく最強の分類にいる方でした。それは、覇剛の前回の使い手にも言えます”
つまり、僕も属性術が使えなければ・・・駄目だった?
九「しかし、汝らは霊力に反応するのではないのか?霊術が使えなければいかんのだろう?」
確かに九十九の言うとおりだ。聞いている限りでは霊力にしか反応しないように思える。
黎”いえ、私たちは霊力ではなく、マナに反応するんです”
覇”・・・同じく”
九「んなぁ!?つまり、汝ら、あらゆる術を支援できるのか!?」
黎”はい、九十九殿が持ち主だった場合、術を使うたびマナを集め妖力に変換し、それを空間にばらまいて術の発動速度を速めます”
飛「それ・・・反則だよね」
つまりさっきの九十九の説明で言う属性術より余計に力を喰われるマナの変換作業のところに使う力も術の威力にまわせるということだ。
九「飛鳥がクリスタル・コアを手に入れていたら完全に最強じゃったな。放出系の属性術はとてつもない威力になっていたぞ」
おぉ、確かに。なんて僕が思っていると。
覇”・・・主飛鳥。他にも力がある・・・私は火属性を・・・黎羅は水属性を・・・吸収したり纏ったりすることができる”
わぁ、もっと反則くさくなった、それよりさっきから気になっていたんだけど。
飛「なんで、僕が2人の主なの?」
純粋な疑問だ
九「・・・先ほど、こ奴らが言ったじゃろう。マナに反応すると。主は属性術の使い手、マナを体内に保持しておるお主ほどその2振りの主にふさわしい存在はいない」
あぁ、そういえばそんなことを言っていた。でも僕としてもありがたい。他に武器なんて持ってないし。
黎”それも理由の一つとしてありますが、私たちが主を選んだのは、必死に剣術に打ち込むあなたを見てきたからですよ”
覇”・・・同じく。私はあなたのひたむきな努力、あきらめない心、そして自分の信念を貫く、そんな全てに魅せられたから”
黎”あらあら、覇剛がこんなに喋るなんて、珍しいわね。そんなに気に入った?”
覇”うん”
えへへ、なんだか照れるなぁ・・・僕の鍛錬をずっと見てきたのはお爺ちゃんと、お婆ちゃんだけだったし・・・。そんな風に言われたことも初めてだ。
飛「それじゃあ2人とも!僕の大事な日常を守るために、僕に力を貸していただけますか?」
黎”誓いましょう。主飛鳥、私は主の剣となって主の願いのために力お貸しいたします”
覇”同じく・・・、主飛鳥。私は主の剣となり迫りくる困難を我が力の下に斬り伏せることを誓う”
飛「うん!じゃぁよろしくね!!」
こうして僕は2人の相棒を手に入れたのだった。
九「妾、空気ではないか」
ごめん、九十九
ク「申し訳ありません。2時にすら間に合いませんでしたクロスライトです」
飛「ひどいものもあったもんだね、うそつき作者」
九「ふん!このダメ人間が!」
ク「・・・何も言い返せないほど疲れてるんで締めたいんだが・・・」
飛「え・・・」
九「なぬ・・・?」
ク「え~とりあえず、コブン様!ご指摘ありがとうございました!確認したら確かにそうでした^^;これからは気をつけます。」
九「この小説ではひきつづき、誤字脱字やご指摘、ご意見ご感想を募集しておる。何かあったら感想の方へお願いする」
3人「それでは失礼いたしまーす!!」




