act5~決意~
昨日は更新できずに申し訳ありませんでした!昨日更新する分も含めて今日中に2話上げようと思いますんでよろしくお願いします!
今回も大半が説明です。なにより話が進まない・・・。
~side 飛鳥~
あの後すぐに九十九が気絶した僕に気がついてくれたらしく、あれから30分ほどで目を覚ました僕。ちなみに現在時刻8:43分。
九「本当にすまんかった!!可愛いものに目がなくてのぉ。つい抱きしめてしまった」
飛「き、気にしないでいいよ。あは、あはは・・・はぁ・・・」
僕はやっぱり可愛く見えるらしい。うれしくない。男ならやっぱりかっこいいとかたくましいとか、そういう風に見られたいよなぁ。
飛「・・・って!そんなこと言ってる場合じゃなくて!術とかの事はわかったけど、根本的な問題、あの化け物のこと一切聞いてないじゃん!」
術やら次元やら世界やら・・・。色々あったし、僕も自分の使った力に関しては疑問に思っていたからありがたかったけど、そもそもあの力を得るにいたったあの化け物との戦い。あの化け物は何なんだろう?
九「おぉ、すっかり忘れとった。妾も属性術を久々にみたもんじゃから興奮してしまったようじゃ」
おっほん!と切り替えるように咳をして、九十九は話し出した。
九「まず、あれは魔界系モンスターの”グール”と呼ばれる物じゃ。あの鞭のような左手で攻撃してくるのが特徴じゃな、後はピンチになると穴に潜って反撃してくるとかかのぉ」
飛「その特徴を知っているのに、なんで術使った後も警戒してなかったのさ」
九「・・・」
飛「・・・」
九「・・・まぁ!それはそれ!グールごとき、いつも一撃で葬っていたもんじゃからすっかり油断しておったわ!!」
いや~、うっかりうっかり~。とか言ってるけど、なんか開き直ってない?
飛「はぁ。もういいや、それよりさっきの”魔界系モンスター”って他にもモンスターの種類はあるの?」
とりあえず僕は話を本題に戻す。
九「っと、そうじゃな。モンスターは基本的に2種類じゃな。先ほど話したグールのような魔界系モンスターと、幻界系モンスター。この2種類じゃ」
飛「天界系とハジマリの祭壇系のモンスターはいないの?」
九「おらんな、まぁ理由はわからんが。そもそも自分の世界のモンスターのことすら詳しくないんじゃ。なぜ魔界と幻界のみに出現するのか。などなおさらわからん」
まぁ・・・それは、そうだろうねぇ。
飛「とりあえず、学園で戦ったのは魔界系のモンスター・・・と。」
先ほどの説明をかいていたノートにさらに書き加える・・・え?そんなの前の話であったかって?細かいことを気にしていたらOTONANOTUGOUに消されちゃうよ♪
九「学園、そういえばあそこは学び舎だったな。あの時間帯ならまだ教師は学園内にいたはずじゃ。なぜあれほどの騒動に気がつかなかったんじゃ?それになぜモンスターと戦うはめになった?」
僕がノートに内容をまとめているときに九十九がこう聞いてきた。あぁ、そういえば言ってなかったね。とりあえず僕は九十九に事の顛末を話した。海斗があのグールに襲われていたこと。それを助けるために戦い、倒したと油断していたらああなったこと。海斗を逃がして少ししたら九十九が来たところまで。それが終わって次に人が来なかった理由を話す。
飛「あそこは”学園東側”。霧の深い森がある方だからあんまり人が来ないんだ。何か出るって噂もあったし。」
聞いた話だと学園が造られる前はあの森も普通だったらしいんだけど、できた途端に霧が頻繁に発生するようになったらしい。しかもその霧は森にしか発生しないもんだから奇妙なうわさが独り歩きするようになった。それが先ほどの何か出るって話だ。
九「何かが出る・・・?」
飛「聞いた話だと影みたいに真っ黒な人の姿をしたものが夜な夜な魂求めて彷徨っているとか何とか。」
九「影・・・真っ黒・・・どっかで聞いたことがあるような内容じゃのぅ。まぁ気のせいじゃろ、うん」
九十九がなんかぼそぼそ言ってるけど気にしないでおこう。
飛「それより、さっき聞いた魔力とか魔術とかと今の話・・・。つながりすぎじゃない?」
僕はノートにまとめた内容を見て改めて九十九に質問をする。九十九も独り言をやめてこちらを見る。
九「十中八九魔界はからんどるだろうがなぁ・・・。あやつがそんなことをするとは思えんし」
飛「あやつ?魔界に知り合いでもいるの?」
九「あぁ。魔界の頂点である魔王は妾の友じゃ」
え・・・?それってつまり、
飛「魔王と友達って・・・九十九って本当に何者?」
九「妾は妖怪の頂点に立つ幻王じゃな」
・・・・・つまり、妖怪最強だと。
飛「えぇええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
これに関しては叫んだって文句は言われないはずだ。
九「まぁ、幻王などは名ばかりのものじゃ、統治に関しても2番目に任せておるし」
それも問題な気がするけどなぁ
九「そんな話はあとじゃ、今回の件間違いなく魔界は関わっている。本来ならすぐにでも魔界に飛んでいきたいのじゃが・・・。もしかしたらとんでもない事態になっているのかもしれんし、何よりおそらくこの先も、魔界の連中はモンスターを人間界に送り込んでくるはずじゃ」
飛「えぇ!?じゃぁどうするのさ」
そんなことになったら今度は大騒ぎになっちゃうかもしれないのに!
九「焦るでない、手段はあるからのぉ。これから先やってくるモンスターを妾達で倒す。そうすれば奴らの上層部の奴らが出てくるはずじゃ。そいつを倒して情報を吐かせる。」
飛「妾達って・・・僕も戦うの?」
九「嫌か?ならば強制はしない。じゃが飛鳥。主は今危険な立場にあることを理解しておけ。お主の友・・・海斗じゃったか?奴はグールを見た。そしてそやつを逃がすことに成功した。海斗とやらを逃がすことのできる可能性のある人間は間違いなくそやつの友達だと、魔界の連中は思うじゃろう。つまり奴らはいずれ飛鳥に牙をむく。そして、ここからは妾の推測だが、戦いの舞台になるのはあの学園周辺になる可能性が高い。奴らとしても計画の邪魔になるかもしれない存在がいるとしたら放っておくわけがないからな」
なるほど。聞けば聞くほど可能性がありそうな事ばかりだ。にしてもなんだか脅してる風な感じだけど。九十九は僕を戦わせたいのかな?
・・・けど安心してほしいな。端から僕は。
飛「言われなくても、戦うつもりだよ」
皆を守るために戦うつもりだ。僕の日常(仲間)を守るために・・・。
九「・・・なるほど、覚悟はできている・・・か」
飛「もちろん。僕には守りたい今がある。それを魔界の人たちが壊そうとするのなら・・・」
僕は手を強く握って宣言する。
飛「僕がそれをぶっ潰す!なに考えてるか知らないけど海斗が、詩織が、僕が育ってきた思い出の場所がすべて壊されるっていうなら!僕は許すわけにはいかない!」
そして、新しい日常になるかもしれない仲間を・・・
飛「それに、九十九だってもう僕の日常の一部、仲間なんだ。一人で戦わせるわけにはいかないよ」
僕は笑いながら九十九にそう言ってやった。守らないわけにはいかないしね。
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~side change 九十九~
飛「僕がそれをぶっ潰す!なに考えてるか知らないけど海斗が、詩織が、僕が育ってきた思い出の場所がすべて壊されるっていうなら!僕は許すわけにはいかない!」
飛鳥が凛々しい目つきで叫ぶ。
飛「それに、九十九だってもう僕の日常の一部、仲間なんだ。一人で戦わせるわけにはいかないよ」
そのあとに妾を見ながら笑顔でそう言ってくれる。
妾はその姿に見惚れた。
九「な・・・な・・・//////」
顔が真っ赤になるのがわかる。胸の鼓動が早くなる。
やっとわかった。やっと気がついた。なぜ、飛鳥に関心を寄せていたか、それは属性術の力を持っている存在だからではない。ただ単純に・・・。
妾は可愛くも凛々しく、何より男にしては小さな体にそれでも大きな決意を秘めたその殿方に・・・。
一目惚れしていたことを。
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~side cheange 飛鳥~
九「な・・・な・・・//////」
九十九の顔が赤くなる。よく考えれば今のセリフかなり恥ずかしいものだった・・・。
飛「あ・・・あぅ・・・///」
僕も顔が赤くなってきた。それに九十九は僕に守られるまでもなく強い。もしかして恥ずかしいんじゃなくて。怒ってるんじゃ・・・
飛「あ、ご、ごめん!なんか一丁前に偉ぶったこといちゃって!!」
僕は慌てて謝る。
九「き、気にするでない。それに主は今は弱いかも知れんが、間違いなく経験を積めば強くなる。絶対にじゃ。じゃからそう悲観的になるではない」
九十九が慰めてくれた。怒ってはいないみたい。だからとりあえず、
飛「うん!ありがとう!」
満面の笑みで答えた。
九「う・・・、その笑顔は反則じゃ・・・///」
また、何か言ってるけど気にしないでおこう。
九「ハッ!そんなこと言ってる場合ではないな。それより飛鳥、戦うことを決意したはよいが、剣術でどうにかするつもりか?先ほどの説明を聞いている限りではさほど有効な手段にはならぬ気がするが・・・。もしや属性術で何とかするとか言う気ではあるまい?」
九十九が復活して聞いてきた。それに僕は自信を持って答える
飛「もちろん剣術に決まってるじゃん!!それに僕の使う剣術は専用の刀じゃなきゃいけないんだ。2本とも裏の道場に飾って本来なら触っちゃいけないんだろうけど・・・。お爺ちゃんにもお婆ちゃんにも、僕が真に力が必要になったら使うことを許可する。って言われたし、今から持ってくるね!」
九「妾も行こう。飛鳥の使う剣術とやらには興味がある。それにどれほどの戦力になるかも確かめたいしのぉ。なんていう名前の流派なのじゃ?」
道場に向かいながら九十九が聞いてくる。
飛「剛撃流って流派と、柔連流って流派だよ!お爺ちゃんが剛撃流の78代目正式継承者で、お婆ちゃんが柔連流の74代目正式継承者!」
僕がそう答える。道場についた。中に入って真っ直ぐ奥の掛け軸の元に向かう。そこには2本の刀が置いてあった。
九「は・・・?剛撃と・・・柔連・・・じゃと・・・?」
九十九がなんか言ってるけど僕はやっぱり気にしない。僕は2本の刀を手に取りその名を呟く。
飛「これから、力を貸してね?”覇剛”そして”黎羅”・・・」
すると九十九が、
九「剛撃に覇剛?そんでもって柔連に黎羅じゃと・・・?は、ははは。そんな馬鹿なぁあああああああああああああああああああああああ!?」
そんなことを叫んだのだった。
ク「はいどうも!昨日は更新できずに申し訳ありません!クロスライトです」
飛「本当になんで更新できなかったのさ?」
ク「実は昨日朝から夜までバイトでさぁ、今日も朝から昼までだったけどバイトで昨日夜寝れなかったからつい寝てしまった」
九「毎回投稿のたびにメモも取らずに直接書いているからそうなるのじゃ。他の作者殿はストックとやらを作っているものじゃぞ?」
ク「そればらすなって!!」
飛「それは駄文にもなるよね・・・というか今10時半だよ?確か書き始めたの8時だったよね?今日中にact6まで書くことできるの?」
ク「うぐ、それは・・・まぁ・・・でも!2時までには上げて見せる!」
飛「あ、軽くした」
九「ひきょう者め」
ク「えぇい!うるさい!!そんなことより!俺は!読者のみなさんに謝らなければならないことがある」
九「あぁ、あれか」
ク「あれほどあとがきで感想を催促しておきながら、感想をもらう設定でユーザーのみしか感想を書けないと言う制限をしていたことに気がつきませんでした!感想を書こうとしてくれた皆様!大変申し訳ありません!!」
飛「作者がこの小説家になろうのシステムをよく理解できていないがために起きてしまった事です。僕からも皆様にご迷惑かけたこと深くお詫び申し上げます」
九「この駄文に感想をくださる優しい読者がおるかわからんがなぁ」
ク「う・・・言い返せない」
飛「そんなわけで!今度こそ誤字脱字のご指摘、ご意見ご感想などある方は感想の方までお願いします。でも、荒しや誹謗中傷のみの内容などはやめてください」
九「それでは失礼するかのぉ!」
3人「さよーならー!!」




