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僕は大切なもの全てを・・・守る!  作者: クロスライト
ファーストシナリオ:第3章
26/34

act24~理緒の怒り、そして・・・~

~side 三人称~


理緒の術により吹き飛ばされたメリル。


理緒はその隙に飛鳥達に近づく。


「九十九!大丈夫ですか!それに、飛鳥は・・・!!」


「わ・・・妾のことは、後回し、ぐっ・・・で、よい・・・それより、飛鳥を・・・!!」


九十九は胸を押さえながら、理緒にそう言う。


「馬鹿言わないでください!!九十九だって、飛鳥だって、私にとっては大事な、大切な友達なんです!!2人とも助けます!!九十九、飛鳥のそばに寄ってください!!」


理緒は九十九を飛鳥のそばに寄せ、2人の容体を確認する。


(これは・・・、毒と言うよりは・・・、瘴気・・・ですね。となると、霊術の出番です!!)


理緒は立ち上がり金華に銀楼を再びひっかけ、舞い始める。すると飛鳥と九十九の上空に銀楼が絡み合い陣が形成される。陣は円の中に六星があり、中心に三日月のシンボルがある。


「夜空に煌く優しき満月の浄化の光、我に力を貸したまえ・・・。我らに癒しを!我が友に巣食いし穢れを払いたまえ!!」


理緒が詠唱すると形成されていた陣が光を放ち始める。中心にあった三日月がどんどん円に変化していく。そのさまは、まるで三日月が満月になるまでの過程を見ているようだ。


「皆を助ける!!」《フルムーンキュアレス!!》


陣から放たれた光は陣を形成していた銀楼から離れ、しかし、光は陣を形成したまま地面に降りてくる。


そして、地面に光が触れた時、


ポワァ・・・


陣の中に優しく温かな光が溢れた。その光を浴びた飛鳥と九十九の体からメリルの放っていた暗い力、瘴気が出てきたと思うと。そのまま光に呑まれ消滅していった。


それだけでなく、九十九が負っていた怪我も全て、無くなっていた。


フルムーンキュアレス・・・月属性の上級霊術。治癒系の術でも屈指の力を持ち、瀕死に近い重症でもほとんど治してしまうだけではなく、対象の体に巣食う毒や瘴気も浄化してしまう。


「こ、これは・・・」


「うぅ・・・、苦しいのが、無くなった・・・?」


九十九は自分の体を確認しながら、飛鳥は呆然としながら、言う。


”主・・・!よかった。本当によかった・・・”


”心配、すごくした・・・”


黎羅と覇剛も安心したように言う。


「良かった・・・。霊術を全然使ってなかったから。出来るか不安だったけど・・・。うまく言ったみたいですね」


理緒も安心したように息を吐く。


「今のは、月属性だったということは霊術・・・。それも、こんな強力なモノ・・・妾も初めて見た。理緒、お主これほどの力を・・・?(しかし、そんな霊力は理緒から感じなかった・・・。どう言うことじゃ?)」


九十九が疑問に思っていると。


「アハハハハハハハハハ!!すごい!スゴイ!!私の操る瘴気をそんなに簡単に浄化するなんて!!」


吹き飛ばされていたメリルがゆっくりこちらに近づいてきていた。その顔におもちゃを見つけた子供の様な顔を浮かべて。



===========================


「こ奴、術が直撃したと言うのに、まだ立つと言うのか!?」


九十九が立ち上がり札を構え戦闘態勢に入ろうとする。しかし、


「ぐぅ・・・!?力が、入らん・・・!!」


「僕も、なんだか、だるい・・・」


すぐにへたりと座り込んでしまい、飛鳥も立つのがやっとといった感じであった。


”もしかすると、瘴気の影響でしょうか?”


”後遺症みたいなもの・・・だと、思う”


「なら、私がやるしかないですか・・・!!」


理緒は回転しながら金華に銀楼をひっかけ、戦闘態勢を取る。


「無理する出ない!あ奴は瘴気を操作できる!いくら月の霊術が使えるお主でも、持たん!!」


「・・・それでも、」


「理緒・・・?」


九十九が止めようと必死に叫ぶが理緒は止まる様子はない。飛鳥が理緒に問いかけようとすると。


「それでも、私はやらなきゃいけないんです。2人を守りたいのもある。けれど・・・」


理緒はビシッ!と右手の方の金華をメリルに向かって突きつけると、


「こいつは、この祭りを滅茶苦茶にした。お婆ちゃんとの大切な思い出である、このお祭りを汚した。それが私には許せない!!」


理緒は鋭い目つきでメリルを睨む。


「お祭り・・・?あぁ♪このつまらない人の集まりのこと?あはは♪こんなもの壊して当然だよ♪だって・・・」


メリルがニヤッっと嗤い言う。


「こんなくだらないものほど壊したくなるものはないもの♪」


ブチッ


「ふざけるなぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


理緒が叫びながらメリルに突っ込んでいく。


「まずい!怒りで我を失っている!」


「こ、このままじゃ理緒がぁ!!」




=================================


「はぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


理緒が金華でメリルに斬りかかる。


「アハハ!馬鹿みたいに突っ込んできちゃって♪お・ば・か・さ・ん♪」


メリルはバックステップで後ろに下がる。


しかし、


「っ!?」


メリルの頬に切り傷が出来る。


「はぁああああああああああ!!」


メリルが驚いて硬直している間に理緒は素早く金華で斬りつける。


「くぅ!?」


ぎりぎりで避けるメリルだが、


(な、何なの・・・?避けてるはずなのにぃ・・・っ!!)


避けているはずなのに体中に少しずつではあるが傷が増えているのだ。


そうして、攻防が続いた後、不意に理緒が後ろに下がった。


「ふ、ふふふ。さすがに、お疲れなのかなぁ?馬鹿みたいに飛ばしていくからだよ♪」


メリルが瘴気で鎌を形成し斬りかかろうとした時。


「・・・っ!!(こ、これは・・・)」


振り下す直前でメリルの動きが止まった。


「残念でしたね。あなたはもう銀楼の作り上げた牢獄の中。メリル、でしたか・・・?王手、です!!」


「な、何がどうなってんのさ・・・!?」


「・・・末恐ろしい奴じゃ・・・」


飛鳥がわけわからないと言わんばかりに混乱している。九十九は逆に理緒の行ったことに驚いていた。


”主。よく見てください。メリルの周りを”


「まわり・・・?あぁ!!」


黎羅に言われ飛鳥がよくメリルの周りを見ると。


メリルの周りにピンと張った銀楼が張り巡らされている。まるでそのさまは。


「蜘蛛の巣・・・」


「叶宮流武舞・・・捕えの一蜘蛛の舞」


蜘蛛の舞・・・金華に引っ掛けた銀楼に微弱に霊力を纏わせ要所要所に霊力を集め、霊力集中部分を空間に固定させピンと張った銀楼で相手の動きを封じる牢獄を作り出す。相手は金華の方に集中してしまうため、気がついた時には牢獄が完成している。


「フふ・・・」


メリルは理緒に王手と言われ俯いていた。しかし、


「アハハははハハハハハハ!!すごい!本当にスゴい!!ケど・・・」


「・・・?」


理緒は突然変わったメリルの雰囲気に身構える。


しかし、


「理緒!下じゃぁああああああああああああ!!」


「えっ!?」


理緒の足元に突然現れた複数の瘴気でできた蔓に囚われてしまった。


「あぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」


「理緒ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」


飛鳥が叫ぶ。


「うぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


ギリギリと音が聞こえる強さで締めつけられた理緒は瘴気による苦しみと共に体中が軋む苦しみも味わう。


そして、


「うあぁ!?」


ドガァ!!


蔓に放り投げられ地面にたたきつけられた。


「ガッハァ!?」


「サァテ♪おとシマえつけてアゲる、そうダなァ・・・コノ場ショめちゃクチゃにしてアゲル!!」


それを聞いて理緒は限界を超えているのに立ち上がった。


「く、ぅ・・・この祭りを・・・この場所を・・・お婆ちゃんとの思い出をぉ・・・汚すなぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


理緒は血を吐きながら、メリルに向かって行った。


「ダメェ!!!理緒、無理だよ!逃げてぇえええええええええええええええええええええええええええええ!!」


「くぅ・・・!!このままやられ続けるしかないと言うのか・・・!!」


飛鳥は理緒に逃げろと叫び、九十九は何か手段がないのか考える。


「あハ♪」


メリルは、向かってきた理緒を軽くあしらうと、地面に倒れこんだ理緒を再び瘴気の蔓で拘束する。


「うぁあああああああああああ・・・・!!?」


すでに限界を迎えていた理緒は抵抗もできずに再び囚われてしまった。


「もウ、オワリダよ♪さア、おいで?ヒめきシさん。でないと」


メリルが右手を強く握りしめた。すると


「っ--------------------------!!?」


理緒が悲鳴にならない悲鳴を上げた。


「くっ・・・この腐れ外道がぁ!!」


九十九が立ち向かおうとするも、瘴気の影響でまだ動くことが出来ずどうすることもできない。


「くそぉ・・・!何が属性術使いだよ!!結局ろくに術も使えないで、助けに来てくれた理緒を苦しめるだけだなんて・・・!!」


”主・・・”


「本当に、僕にそんな力があるって言うなら・・・力を貸してよ・・・皆を守る力を・・・僕に・・・!!」


飛鳥は願った。


守りたいと。


助けたいと。





================================


飛鳥が願った時・・・。


~???~


ポーン


謎の空間に光が灯る。その色は赤。


ポーン

ポーン


その光につられさらに光が灯る。その色は青、緑


ポーン

ポーン

ポーン


次々に灯る。その色は茶、金、銀


そうして輝いた光達は・・・


さらに光を煌かせ、


飛んで行った。







・・・



・・・・・



・・・・・・・


この光は、飛鳥達にとって希望となるのだろうか?それとも・・・

今回も滅茶苦茶かもしれません。特に後半。


もし苦情などありましたら書き直すかもしれません。


最後に、畑山香樹様、蛍夜様感想ありがとうございました。

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