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僕は大切なもの全てを・・・守る!  作者: クロスライト
ファーストシナリオ:第2章
12/34

act10~守りたいもの確かめて~

どうも、クロスライトです。気がつけば10話目で、プロローグを投稿して早1週間です。早いものです。


それでは、まいります。


なお、今回あとがきで重大な発表が(またかよ!)


追記:飛鳥が歌うシーンの歌詞を無くしまし、それに準ずる台詞を変更しました。

~side 飛鳥~


実践訓練を終えて、九十九がお風呂に入っている間、暇だった僕は、最近好きになった曲を歌っていた。


飛「♪~」


一番の部分を歌い終わって一息ついたとき。


パチパチパチ・・・。


と拍手の音が聞こえた。そっちを振り向くと・・・、


九「見事なものじゃな。いや、まったくもっていいものをきかせてもらった」


九十九が星蓮学園の制服を身にまといそこに立っていた。ちなみに、尻尾と耳は隠したのか無い。


飛「九十九、もう上がってたの?」


九「あぁ、飛鳥もこの後入るからのぉ急いで出たんじゃ」


飛「そ、そうなの。ちなみに~、九十九はどこから聞いてた?」


九「最初から。なんじゃとてもうまいではないか」


飛「そうかなぁ。人に聞かせたことないからよくわからないけど・・・。そんなにうまくないと思うよ僕自身は」


まず、人の前で歌うこともないだろうしね。


飛「と!そんなことよりお風呂入ってこなきゃ」


現在、時間は6:10。まだ余裕があるとは言え、九十九は今日転入のはずだから早めに行かなきゃいけないはずだ。それはつまり、いつものようにのんびりやっていたら九十九が転入初日に遅刻なんてことになりかねないのだ。


飛「お風呂入ったら、とりあえず洗濯しなきゃ、ご飯は材料がないし、学校行く途中に何か買えばいいか」


ご飯に関しては昨日で家の食材はすべて使い果たした。あるのは調味料くらいだ。


そんなわけで、僕はお風呂に入って、上がった。その際に髪の毛を整える。やらないと詩織に怒られるからね。


え・・・?入浴シーン?僕は男だよ・・・?男の入浴シーンなんて見てなんになるの?


飛「九十九~。ご飯だけどさぁ、買って食べるでいい?」


僕は九十九にそう言った。すると、


九「妾は一向に構わんよ。」


飛「それじゃ、それでよろしく」


僕は、九十九にご飯のことを言うと早速洗濯ものに取りかかる。



===================


洗濯ものが終了し、現在時刻7:20。とりあえずやることはやったし、部屋に戻って僕も制服に着替えてきた。


飛「あ、そう言えば・・・海斗、どうしよう」


海斗は昨日のモンスターのことを知っている人だ。一応口止めしておく必要があるかもしれない。


九「こちらから状況などを説明して、なるべく関わりあいにならないように注意を呼び掛けるべきじゃろう。それと巻き込まれたらお主に連絡するように言うとかもな」


飛「うん、そうだね」


僕と九十九はニュースを見ながら海斗のことについて相談するのだった。




=====================


少し時間は流れ、時刻は7:35。そろそろ家を出る時間だ。


九「にしても・・・、飛鳥までこんなに早くに出る必要はないのではないか?妾は転入する身故に早く行かねばならぬが・・・、お主は普通にあの学園に通う学生。こんなに早く行かねばならぬというわけではないじゃろ?」


玄関で靴を履いてると、先に靴を履き終わっていた九十九がそう聞いてきた。はぁ。全く・・・、


飛「なら聞くけど、職員室の場所わかる?」


僕は九十九に思ったことをきいた。


九「う・・・、それは・・・」


やっぱりね。


飛「九十九を案内するために一緒に行くんだ。それに、朝ごはんだって買って食べるから、早めに行って教室で食べる方がいいんだよ」


九「ふむ、確かに一理ある」


飛「でしょ?だから、早くいこ!」


僕と九十九は家を出た。




=======================


家を出て学校までの道のりの途中にあるコンビニでご飯を買っている。ちなみに僕はツナのサンドイッチ一つとフルーツヨーグルト、飲み物にマスカットソーダ。九十九は鮭と昆布のおにぎり、飲み物に緑茶を選んだ。そして、いざ会計をしようとした時。


詩「あれ?飛鳥と・・・、誰?」


詩織がコンビニに入ってきた。


=======================



詩「ねぇ飛鳥、本当にこの人誰?ウチの学園の制服着てるけど・・・」

九「飛鳥、こ奴は誰じゃ?何やらお主と親しげな間柄の様じゃが・・・」


2人が同時に聞いてくる。


2人「・・・・」


2人が同時に黙る。心なしか睨み合っているような・・・。


飛「えっと~。この人は九重九十九さん。ちょっとした理由で同居することになったんだ」


ひとまず僕は詩織に九十九を紹介する。


九「・・・九十九じゃ。今日から星蓮の生徒じゃ。よろしく頼む」


詩「・・・私は、神埼詩織。飛鳥の幼馴染。詩織でいいよ。九十九さん」


九「・・・妾も九十九で構わんよ。詩織」


2人「・・・・・・・・・・・・・」


紹介が終わったら再び無言で睨み合う2人。正直・・・、


飛(こ、怖いよぉ~~)


すごいプレッシャーを2人から感じてとてつもなく怖い。


ちなみに現在配置は右から九十九、僕、詩織と言う感じで並んでる。


その後、結局誰ひとり話をすることなく、学校にたどりついたのだった・・・。とほほ。


詩「それじゃあ、九十九。私と飛鳥は教室行くから。いこ、飛鳥」


玄関で靴を履き替えると詩織がそう言ってきた。


飛「え~っと残念だけど、僕九十九を職員室に案内しないと・・・」


僕は九十九との約束があるから、詩織にそう言った。


九「そういうわけじゃ。残念じゃが教室にはお主一人で行け」


九十九が少し上機嫌にな風にそう言った。なんで?


詩「そう・・・わかった。じゃあ私は先に教室言ってるね」


詩織は少し不機嫌そうに言うとさっさと行ってしまった。


九「さて、それでは行くとするか!」


飛「え、あ、うん」


とりあえず僕は九十九を職員室に案内するために歩き出した。



======================


職員室に九十九を連れて行ったあと、真っ直ぐ教室に向かい、席に座る。


詩「ねぇ飛鳥。なんで九十九と同居することになったの?別に知り合いってわけでもないでしょ?」


う!まずい・・・。このままじゃ色々ばれちゃうかも、何とかしてごまかさなきゃ・・・!


飛「えっとね?お婆ちゃんの妹さんの娘さんの子供でね?なんでも、魔術に興味あるから星蓮に通いたいって言ったらしくて。それで星蓮の近くにあって星蓮に通ってる僕のうちで同居することになったんだ。」


詩「別に寮でもよかったんじゃないの・・・?」


やばいやばいやばい・・・!このままじゃ本当に・・・。


海「いよぉ!2人とも、詩織は相変わらず、飛鳥は今日は早いな!!」


僕が焦っていると海斗がこっちに来た。


詩「そういう海斗も、いつもに比べたらかなり早いじゃない」


海「へへ!今日は珍しく早く起きれてな!」


飛「そうなんだ。あ、そうだ。海斗ちょっと来てもらっていいかな?」


海斗のおかげで詩織は九十九のことうまく忘れてくれたみたい。よかった。そして、海斗に昨日の事を話すために僕は海斗を誘った。


海「え?別にいいけど・・・。ここじゃ駄目なのか?」


飛「いや、ほら、昨日のことで・・・ちょっとね」


すると海斗は理解したようにうなずいて、


海「昨日・・・?あぁ!あれか。わかった。んじゃわりいな詩織。ちょいと秘密の相談があるから。ちょいと飛鳥と出てくるわ」


詩「うん、行ってらっしゃい」


飛「とりあえず、屋上行こうか」


僕は海斗を連れて屋上に上がった。






=====================


飛「えっと昨日のことだけど・・・」


僕は海斗に昨日のことを話そうとした。しかし、


海「あぁ、わかってる。お前と別れた後、青田と仲直りできたか・・・だろ?」


飛「うん、そうそう青田と・・・って、え?」


僕は海斗がなんて言ったか一瞬理解できなかった。


海「いや~、あの後青田を追いかけてさぁ、何とか追いついて問い詰めたら、術使えるようになったら手のひら返したように態度変えてきたクラスの連中にイライラしてて、ついあんなこと言っちまったらしくて。飛鳥にも謝りたいって言ってたんだよなぁ」


飛「え、いや、僕が聞きたいのは・・・あの、7時くらいの事なんだけど・・・」


海「7時って・・・俺はその時寮の部屋でテレビ見てたぜ(・・・・・・・)?」


飛「!?」


嘘!?記憶が食い違っている!?


飛「そ、そんn”主!落ち着いてください!!”え、あ・・・」


黎羅に言われて冷静になる。


海「んぁ?どうした?」


飛「えっと~、その~」


黎羅に返事したいけど、どうすればいいかわからない。


黎”頭の中で念じてみてください。周りに声が漏れないで会話できます”


飛”えっと・・・こう?”


僕は黎羅に言われた通りにする。


黎”はい、大丈夫です”


海「お~い?飛鳥~?何急に黙りこんでるんだ?」


飛「え、いや!べ、別になんでもないよ!!ごめん、さっきの7時のことは忘れて。よく考えたら別の友達だったよ。」


とりあえず、ごまかすために適当にはぐらかす。


海「おいおい。相手間違えるって・・・疲れてんのか?」


飛「あ、あはは、そうみたい」


海「まぁ、いいけどさぁ。体には気をつけろよ?つっても、普段から鍛えてるお前はそんなのと無縁か!!あははははは!」


飛「そ、そうだねぇ・・・」


海「まぁ、とりあえず。青田に関してはお前が心配するまでもなく、仲直りしたよ。まぁ迷惑かけたな」


飛「いや!別に気にしてないよ!!うん、僕は全然大丈夫」


海「そうか!そいつぁよかった!話はそれだけだろ?んじゃ教室戻ろうぜ」


飛「そうだね・・・」


海斗とともに教室に戻る。どうなっているんだ・・・?





============================




先生「よ~し、朝のHR始めるぞ~今日は転入生が一人いる。入ってきてくれ」


教室に戻ってきて、とりあえず僕は朝ごはんを食べた。そうして一息つくと、先生が来てHRが始まった。というより、転入生って・・・。


ガラ!という音とともに教室のドアが開く。そこから入ってきたのは・・・、


九「本日より、この学園に通うことになった九重九十九じゃ。よろしくたのむぞ?」


やっぱり、九十九だった。


============================


1時間目の授業が終わり。九十九は質問攻めを受けてる。まぁ転入生に対する恒例行事だ。


「九十九さんの名前って珍しいね!」

九「まぁ、めったにおらんだろうなぁ」


「口調がなんだかお姫様みたいだけど、どうして?」

九「癖じゃ」


「好きな人はいるんですか!?」

九「あぁ、おるぞ」


なんていった具合に質問攻めをこなしてる。


海「なぁ、2人は転入生んとこいかねぇのか?」


飛「僕はパス。」


詩「飛鳥に同じく、それに飛鳥といればいずれあちらさんから来るわよ」


海「ひょ?それはどういう意味だ?」


九「こういう意味じゃ」


海斗が疑問を口に出すと同時に、九十九がこちらに来る。


海「Σウハァアイ!?」


飛「何その叫び?」


僕が冷静に突っ込みを入れる。


海「いやだって、いつの間にここに・・・」


九「この間にじゃが?」


まったくもってその通りだ。


海「気にしたら負けなのか・・・?それより!俺は雲月海斗だ!よろしく頼むぜ!」


海斗が何かつぶやいた後に自己紹介をした。


九「うむ、先ほども言ったが、妾は九重九十九じゃ」


九十九が海斗に改めて自己紹介する。そういえば、


飛「どうやって、あの人ごみ掻い潜ったわけ?」


結構な人に囲まれていた気がするんだけど・・・。


九「ん?ただ魔術は使えないと言っただけじゃが?」


あぁ、成程。


3人「納得」


この学園の連中はどうも魔術を使えるか使えないかで人を判断する傾向がある。魔術が使えない人の中には使える人たちにいいようにパシリにされたりすることもあるほど、魔術を使えない人を見下す傾向がある。


詩「にしたって、魔術使えないのに、よくこの学園に通う気になったわね~」


詩織が聞く。確かに、普通に考えるとありえないことだろう。普通に考えれば。


九「まぁ、ちょいと興味があったんじゃよ。丁度魔術の使えぬ者を募集していたから、それに乗って応募したわけじゃ」


そんな募集してたのかこの学園。


海「そんな募集するのかよこの学園・・・」


あ、海斗と考えが被った。


なんてこと話しているうちに、


キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴った。






=====================



再び時は流れ放課後。


え?昼休み?何のことか知らないなぁ♪


九「飛鳥、ちょいと学園を案内してくれんか?」


九十九が僕にそう言ってきた。ちなみに言ってなかったけど、九十九の席は真中の列の一番後ろ。


飛「あ、うんいいよ。2人はどうする?」


僕は海斗と詩織に聞く。


詩「ごめん!今日もちょっとバイトが入ってて・・・」


海「俺も今日は部活だ。悪いな」


2人不参加。これはちょうどいいかも。


飛「わかった。それじゃあね海斗、詩織」


2人と別れて僕と九十九はひとまず屋上に向かった。


======================


屋上についた僕たちは、ひとまず九十九に朝のことを話す。


九「ふむ・・・。海斗は記憶が入れ替わっていたと・・・」


黎”はい、本来あったモンスターに出来事となかったはずの日常の出来事。それが綺麗に入れ替わっていました”


飛「誰かが、海斗の記憶をいじったか・・・、それとも海斗が記憶の奥底に封じたか」


僕は前者だと思う。


九「おそらく前者じゃな。魔界の連中が動く前に下手に騒がれないために予防を張ったのじゃろう」


飛「やっぱり、そうなのかな?」


覇”ほぼ、間違いないと思う・・・”


黎”同意見ですね”


つまり満場一致で魔界の連中の仕業だと・・・。


飛「まぁ、それならそれで、都合がいいけどね」


九「ほぅ?それはなぜじゃ?」


飛「だって、それはつまり海斗は魔界のことに干渉していないことになったってことでしょ?後は僕たちで、詩織や海斗を巻き込まないようにすれば完璧」


九「なるほど納得」


それと、今日今のところいつも通りの生活をして思った。


飛「それに、改めて思えたよ。守りたいものを今日今まで確かめて。一層守らなきゃいけないなって」


それが出来るのは・・・僕たちだけだしね。


黎”主・・・”


決意を新たにした僕。その前についに、


九「っ!空気が変わった・・・!飛鳥!!早速モンスターのお出ましのじゃ!!」


戦いが、始まった。



ク「次回は第2章メイン戦闘パート突入!そして飛鳥が・・・!?」


飛「なになに!?」


九「まぁ次回をお楽しみにと言ったところじゃ」


飛「それより、今回僕が歌を歌っていたけど・・・何なの?」


ク「いや~飛鳥に歌を歌わせたかったんだよな。だから歌わせてみた」


飛「歌わせてみたって・・・」


ク「そんなことより!え~本日は・・・お知らせが・・・一つ」


飛「なに?改まってどうしたのさ?」


ク「今日、ようやくPVとかユニークとかの見方を知ってさ・・・みてみたんだよ。そしたら」


九「そしたら・・・?」


ク「PVが8000突破!さらにユニークは1000突破だ!」


飛「えぇ!?こんな駄文にそんなに人が!?」


九「夢じゃろ!ゼッタイ夢じゃろ!!」


ク「そう思って今日姉にペットボトルで殴ってもらったよ。そしたらめっちゃ痛かった!夢じゃなかった!」


飛「そこまでやるの!?」


九「まぁ、こいつは普通じゃないからな」


ク「いってろ!で、まぁそういうわけで突破記念に読者の皆さまからこんなお話が読みたい!などと言うリクエストを募集します!」


飛「・・・かけるの?」


ク「それは・・・やってみなけりゃわからん」


九「期待できんのぉ」


ク「うっさいわ!というわけで!締め切りは6月26日(日)の1時までとさせていただきます」


飛「なお、この小説では引き続き、誤字脱字やご指摘、ご意見ご感想を募集しています!何かありましたら感想までお願いしますね!」


ク「リクエストに関しては1つか2つほど書こうと思っていますのでそちらの方もかさねがさねお願いします」



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