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神断録  作者: 白兎
2/2

少女は何をみているか

遅くなったぜ!投稿不定期なんで許してちょ!

「…あんた、誰?」

少し涼やかな声だった

でもしっかりと俺を見つめる

サクヤは一瞬だけレナを見て、すぐ視線を外した

「俺か?ハンターだ、自称メチャ強の地元じゃ負けなしのね」

ドヤリながら親指で自分の顔を刺し眉毛をクイクイとあげた

「……ハンター」

何ということでしょう、サクヤの渾身のボケを見事スルーした。するとレナは小さく喋り始めた

「刻印を使って、あいつら(レヴナント)を狩ってる奴か」

「ソダヨ」

少し落ち込んだ様子で本人は重い空気になって返した


少し間が空いた


レナが起きてからずっと見てくる

「…見せて」

「何を?」

「刻印」

「いや、何でだよ」

即答で答えた

でもレナは引かない

「いいから、見せて?」

空気が少しだけ張る

サクヤは面倒くさそうに首元を指で引っ張って刻印を見せた

その瞬間

レナの目がほんの少しだけ細くなる

「……やっぱり」

「何が」

「見えないのよ」

「は?」

「未来が…」

レナはゆっくり言う

「普通は分かる。少し先の動きとか、どうなるかとか」

一歩、近づく

「でもあんたは違う」

「……へぇ」

「輪郭がぼやけてる。ちゃんとそこにいるのに、いないみたいな感じ」(ノイズがかかってる感じ)

「なるほどなぁ。それが、レナの能力と」

「レナと呼ばないで、私とあなたはあったばっかりよ」

「いや、初対面なのに首元見せてと要求する奴がよう言うな!」

と笑って返した

その間もレナは視線を外さない

「……今も見てるのか?」

サクヤが聞く

「うん」

「俺の未来?」

「そう」

「じゃあ何か見えんの?」

レナは少しだけ考えて

「……何もノイズが走って見えずらい」

そう言った

その言葉に、サクヤの眉がわずかに動く

「さっきから、あんたにだけ使ってる」

「へぇ、熱心だな」

「他は見てない」

レナは続ける

「だから、分かんない」

サクヤは一瞬だけ黙った

その手は自然と刀の柄に触れている

「…なら、見るのは俺じゃ無い方が良いぜ」

ぽつりと吐く

その時だった

遠くから、低い音が響いてきた

『ドドドドド…』

じいさんが顔を上げる

「…まずいな」

「何が」

レナはいまだに何かわからない様子

「来るぞ、多分」

音が大きくなる

ヘリのプロペラが回転する音

サクヤは刀を握って構えた

「チッ……政府だと思ったけど本当に来るとは」

レナが少し顔を顰めた

「……また?」

小さく呟いた

サクヤはその声が聞こえたが、何も言わない方が良いと思ったので黙った

「なぁ、刻印持ってるけど動けるか(たたかえるか)?」

「まぁ、多少ね」

そのまま、スカートの下の太もも辺りから二つの銃を取り出す

カチャ、と乾いた音

サクヤが少しだけ笑う

「いいじゃん」

その瞬間

『バンッ!!』

壁に穴が開きコンクリートが弾け粉が舞う

「発見シマシタ、刻印保持者二名ト非保持者一名」

機械みたいな声

「どうやら偵察用ロボットだけじゃ無いらしいな」

舞った粉が煙幕のようになっている為後ろの軍隊がゾロゾロとやってきた

レナは敵の探索用ロボットに能力を発動している

「そこのお爺さん、そこのガキを渡せば命だけは助けてやろう」

「渡す訳ないだろ、レナに関しては勿論無理だ。サクヤの少年はさっき会ったがこんなにレナとまともに会話出来る奴なんて初めて見たからな、レナに寂しい思いをさせるか!」

結構デカめの声で言った

「そうか、では…」

一斉に銃を構えた

「お前は死んでいただこう…」

一斉に爺さんに射撃を開始した

「チッ!てめ〜ら!」

速攻で爺さんの為に刀と断界を使って弾丸を防ごうとしているが流石に捌き切れない…

「ちょ、サクヤ助け…」

レナはどうやら後ろから回っていた一般兵に不意を突かれて拘束されたらしい

「…どうやら、お前に話さなきゃいけないらしいな」

横腹に弾丸を受けた爺さんが呼吸を荒くしながら話始めた

「爺さん、話すな!死んでしまうだろ!」

「もう…どっちみち寿命残ってない…レナが今捕まっている間に…話しておこうと思ってな…」

ようやく射撃が止んだ

「まじか…一人8マガジン分打ってまともに当たったのが爺さんに一発だけかよ…こちとら50人で一斉に射撃だぞ…」

後ろにいた爺さんは横腹を押さえながら

「レナは、実は拾い子でな…リフトの前に捨てられてたんだが……ある程度成長もしていた…リフトは怖い筈なんだが…レナは全然ビビっていなかった…最初…見た時は、びっくりしたんだが…あいつは……未来に縛られているんじゃ無いかなと……ごめんな、血出過ぎて頭に酸素回らん…」

「爺さん!もうやめとけ!」

サクヤは懸命に止血を試みたが全く駄目だった

「だから、その分…お前が…」

サクヤの右肩にグーを当てて

「お前が…レナの運命を変えれば良い!」

と言って目の中の光が消えていき静かに目を閉じていった…

「さて、我々はこの少女を連れて撤退するぞ」

サクヤはぼ〜と爺さんの亡骸を眺めている…

「…助けれなかった」

レナは涙を出しながら何かを叫んでいる様子…

そしてこの廃ビルには、爺さんの亡骸とサクヤ意外誰も居なくなった…

刻印紹介

〜断界編そのは2〜

断界の中は実はどこに繋がっているのかは知らない…

一応サクヤは物置として使っている


キャラ紹介

爺さん

・非刻印所持者でレナを保護した人物

・レナの事を自分の子供のように大切にしたい

・実はレナを拾った一週間前に孫達を全員失っている

・サクヤに対しては最後の最後で心を許した

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