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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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魔術

エリファス レヴィによるタロットの説明

作者: Eliphas1810

 象徴的な書タロットは、カバラのアルファベットである22文字のヘブライ文字、4組の10つ1組の車輪または輪、4つの象徴と車輪の輻である人性を表す進歩的な4つの人物札の組み合わせで構成されている。





 タロットの(大アルカナの)22の鍵は、最初のカバラ的なアルファベットであるヘブライ文字の22文字である。

 タロットの1ページ目から13ページ目は13の考えを表す。

 タロットの14ページ目から22ページ目は無上の論理で強く確固として確立されたヘブライ人の神の教えが認める9つの信仰を表す。





 1

 アレフ

 A

 修行者

 修行

 普遍

 王冠

 用意

 存在、精神、人、神。

 理解可能なもの。

 唯一性、数の母、第一質料。

 魔術師の姿で全ての上記の概念は象徴的に表される。

 魔術師の胴体と腕は文字アレフ(א)の形に成っている。

 魔術師の頭のまわりには∞の形の後光が存在する。

 ∞の形は命と普遍の聖霊の象徴である。

 魔術師の前には剣、杯、万能章が存在する。

 魔術師は奇跡の杖を天に向かってかかげている。

 魔術師はアポロンやメルクリウスの様に若い姿の巻き毛である。

 魔術師の口元には確信の笑みがうかんでいる。

 魔術師の目には知力が見える。

 ヘルメスの書タロットの最初のページには達道者が描かれている。

 ヘルメスの書タロットの最初のページには魔術師が描かれている。

 魔術師は大きなぼうしをかぶっている。

 ぼうしを下げたら、頭全てを隠すであろう。

 魔術師は左手に杖を持ち天へ向けて伸ばしている。

 魔術師は杖で命令している様に見える。

 魔術師は右手を胸の上に置いている。

 魔術師は主な象徴または自然科学の道具を前に置いている。

 魔術師は残りを手品師の袋の中に隠している。

 魔術師の胴体と両腕は文字アレフ(א)の形をしている。

 文字アレフはヘブライ文字のアルファベットの最初の文字である。

 ヘブライ人はアルファベットの最初の文字をエジプト人から取り入れた。

 魔術師は左手を天へ向けてかかげ右手で地を指さし「上に無限。下に無限! 無限は無限である。上の無限は下の無限と等しい」と話す。

 「上に無限。下に無限! 無限は無限である。上の無限は下の無限と等しい」は見えないもので真実である様に見えるもので真実である。

 神の言葉のアルファベットであるヘブライ文字の最初の文字アレフ(א)は左手を天へ向けて伸ばし右手を地へ向けて伸ばしている人を表す。

 アレフは全てのものの中の自発的な原理を表す。

 アレフは下における言葉の全能性に対応する上における創造を表す。

 アレフは地上における言葉の全能性に対応する天における創造を表す。

 文字アレフは万能章である。

 文字アレフは普遍の知を表す。

 文字アレフは大宇宙の神聖な象徴と小宇宙の神聖な象徴を補う。

 文字アレフは世界の神聖な象徴と人の神聖な象徴を補う。

 文字アレフはメーソンの二重の三角形と燃える五芒星を説明する。

 文字アレフは六芒星と五芒星を説明する。

 タロットの1ページ目には魔術師と記されている。

 タロットの1ページ目、魔術師は神性と人の自己目的における自発的な原理を表す。

 1。魔術師。

 1。王冠。つり合わせる力。

 アレフ。友の様に顔と顔を合わせて神を見ても死なない。全ての天の軍に命令する7つの霊と親しく話す。

 1。アレフ。自意識。全ての見えるものの中の自発的な原因。





 2

 ベト

 B

 神殿の2つの柱

 知慮

 家

 グノーシス、認知

 魔術的なつり合い

 神と人の家、祭司だけの聖所、法、グノーシス、カバラ、隠された教会、2つ1組、妻、母。

 女性の法王がタロットの2ページ目には描かれている。

 法王の三重の王冠をかぶっている女性がタロットの2ページ目には描かれている。

 女性の法王は月とイシスの角をかぶっている。

 女性の法王の頭はマントで隠されている。

 女性の法王の胸の上には太陽の十字が存在する。

 女性の法王はひざの上に本を持っている。

 女性の法王は本をマントで隠している。

 女性の法王ヨハンナの歴史を偽ったプロテスタントの作者は結果はさておき論文のためにタロットの女性の法王または女性の祭司の王者の2枚の好奇心をそそる古代の絵に出会い利用した。

 上記の2枚の絵はイシスの全ての特性を女性の法王に帰している。

 上記の2枚の絵の一方の絵には息子のホルスを持ち抱いているイシスが描かれている。

 上記の2枚の絵の他方の絵には女性の祭司が描かれている。

 女性の祭司は細長い髪をしている。

 女性の祭司は2つ1組の2つの柱の間にイスに座っている。

 女性の祭司は胸の上に4つの光線の太陽の十字を持っている。

 女性の祭司は一方の手に本を置いている。

 女性の祭司は他方の手で神秘を表すために親指、人差し指、中指を伸ばして薬指と小指を折り曲げる祭司の秘伝の合図をしている。

 女性の祭司は頭の後ろにヴェールが有る。

 女性の祭司のイスの各面には海の上の蓮華が描かれている。

 ヘルメスの象徴的な作品、トートの書と呼ばれている物、タロットの2ページ目にはイシスまたはユノーが描かれている。

 イシスがかぶっている2本の角は2つ1組を表す。

 イシスはヴェールで頭を隠している。

 イシスは開かれた本をマントで部分的に隠している。

 ユノーは女王である。

 ユノーはギリシャの女神である。

 ユノーは左手を天へ向けてかかげ右手で地を指さしている。

 ユノーの身ぶりはヘルメスのエメラルド板の不思議な例え「上のものは下のものから類推可能である。下のものは上のものから類推可能である」という魔術の基礎である唯一の二重の考えを表している様である。

 タロットの2ページ目の俗称は女教皇(、ヨハンナ)である。

 タロットの2ページ目は数を基礎とする考えの単一性を表す。

 タロットの2ページ目はカバラまたはグノーシスの人化である。

 2。女性の法王ヨハンナまたは隠された知。

 2。知慮。不変の秩序の中で知の先導がつり合わせる知慮。

 ベト。全ての苦痛と全ての恐怖を超越する。

 2。ベト。数は生きている単一を証明する。





 3

 ギメル

 C

 ソロモンの三角形

 声の充満

 自発的な知力

 自然

 万能章の三角形

 言葉、3つ1組、充満、豊かさ、自然、3つの世界の中での生成。

 タロットの3ページ目には女帝が描かれている。

 女帝は翼を持っている。

 女帝は王冠をかぶっている。

 女帝は王座に座っている。

 女帝は地球をのせた王笏をかかげている。

 女帝の象徴はワシである。

 ワシは魂と命の象徴である。

 女帝はローマの愛の女神ウェヌスとギリシャの天の女神ウラニア、「天の(ウェヌス ウラニア)」である。

 (「饗宴」に、「天の愛」を意味する「ウェヌス ウラニア」、「アフロディーテ ウラニア」と、肉欲である「大衆の愛」を意味する「ウェヌス パンデモス」、「アフロディーテ パンデモス」という区別が記されている。)

 ヨハネの黙示録12章1節で使徒ヨハネは女帝を太陽の衣を着て12の星の王冠をかぶり月を足の下にしている女性として表した。

 女帝は3つ1組の神秘の精髄、霊性、不死、天の女王である。

 タロットの3ページ目には神の霊性を表す有翼の女性が描かれている。

 有翼の女性は一方の手にヨハネの黙示録12章14節のワシを持っている。

 有翼の女性は他方の手に世界、地球をつるした王笏を持っている。

 ヨハネの黙示録12章の、太陽をまとっている、12の星の王冠をかぶっている、女性は、天のイシス、グノーシスである。

 ヨハネの黙示録12章の、女性の御子を飲み込もうとする蛇は、物質的な命である。

 ヨハネの黙示録12章で、女性が2つのワシの翼を得て荒れ野へ飛び去るのは、公の宗教の物質主義に対する、預言の霊の抗議である。

 3。天の母または女帝。

 3。自発的な知力。知がつり合わせる自発的な知力。

 ギメル。全ての天を統治する。地獄の全てが仕える。

 3。ギメル。全てのものを含んでいる神には限界が無い。





 4

 ダレト

 D

 テトラ グラマトン、ヤハウェ

 思いやりと厳しさ

 書の門

 四大元素

 四大元素の霊の呼び出し

 東の門または統治、入門、力、テトラ グラマトン、ヤハウェ、4つ1組、立方体の石、立方体の石の基礎。

 タロットの4ページ目には皇帝が描かれている。

 皇帝の胴体は直角三角形を表す。

 皇帝の脚は十字に交差している。

 十字は錬金術師の錬金炉の象徴である。

 4。皇帝または統治者。

 4。思いやり。思いやりは知である。思いやりは知の派生概念である。思いやりは強いので常に優しい。知は強いので常に優しい。

 ダレト。自身の健康と命を定める。自身と等しく他者の健康と命に感化を与えられる。

 4。ダレト。神は全てのものに先行して命の虚空を満たす。





 5

 ヘー

 E

 五芒星

 厳しさ

 見なさい!

 燃える五芒星

 印、実証、教授、法、象徴、哲学、宗教。

 タロットの5ページ目には法王または大祭司イエス、秘儀祭司が描かれている。

 より近代のタロットではタロットの5ページ目にはユピテルが描かれている。

 大祭司イエスはソロモンの2つの柱の間に座っている。秘儀祭司はヘルメスの2つの柱の間に座っている。

 大祭司イエスは一方の手で親指、人差し指、中指を伸ばして薬指と小指を折り曲げる祭司の秘伝の合図をしている。

 大祭司イエスは横木が三角形を形成している三重十字架に寄りかかっている。

 2人の祭司が大祭司イエスの前にひざまずいている。

 2つの柱の柱頭の下にいて、2人の祭司の頭の上にいる、大祭司イエスは5つ1組の中心であり、神の五芒星を表し、五芒星の完全な意味をもたらしている。

 実に、2つの柱は必然または法であり、2人の祭司の頭は自由または行動である。

 右の柱から右の祭司の頭へ1つの線を描く事が可能であり、左の柱から左の祭司の頭へ1つの線を描く事が可能であり、右の柱から2人の祭司の頭へ2つの線を描く事が可能であり、左の柱から2人の祭司の頭へ2つの線を描く事が可能である。

 上記の様に正方形と十字で分割された4つの三角形が得られる。

 十字の中央に大祭司イエス、秘儀祭司がいて、仮に真理、栄光、光のものを次の様に例えられるのであれば、巣の中心にいる庭のクモの様であると言える。

 大いなる秘儀祭司は、達道者、第五元素エーテルの抽出者である。

 5。法王または秘儀祭司。

 5。厳しさ。知が必要とする厳しさ。思いやりが必要とする厳しさ。善意が必要とする厳しさ。悪を許す事は善をさまたげる事である。

 ヘー。不運に不意打ちされない。天災に圧倒されない。敵に圧倒されない。

 5。ヘー。唯一の主である神だけを敬愛するべきである。

 5。ヘー。形の受容するものと受容的な生産するもの。





 6

 ヴァウ

 F

 魔術のつり合い

 美

 (かぎ)

 仲介するもの。

 順序、織り交ざったもの、男性器、もつれ、結合、抱く、戦い、相対するもの、組合せ、つり合い。

 タロットの6ページ目には悪徳の女性と徳の女性の間の男性が描かれている。

 男性の頭上には真理の太陽が輝いていて、真理の太陽の中には愛の神エロスがいて、愛の神エロスは弓を引いて矢で悪徳の女性をおどしている。

 10のセフィロトの秩序では、タロットの6ページ目の象徴はティフェレトに対応する。ティフェレトは理想と美である。

 数6は絶対の肯定と絶対の否定という2つの3つ1組の相対するものを表す。

 上記の理由から6は苦労と自由の数である。

 上記の理由から6は倫理道徳的な美と栄光に結びつく。

 恋人。

 6。恋人または自由。

 6。美。形におけるつり合いの理解し易い概念。王冠と王国を仲介するもの。創造主と被造物を仲介する原理。(詩という崇高な概念。詩が王者であるという崇高な概念。詩が祭司であるという崇高な概念。)

 ヴァウ。過去、現在、未来の論理を知る。

 6。ヴァウ。本物の神の教えは清い心の一致である。





挿絵(By みてみん)

 7

 ザイン

 G

 火の剣

 勝利

 剣

 タリスマンの7つ1組。

 武器、剣、智天使ケルブの火の剣、神の7つ1組、勝利、王者、祭司。

 タロットの7ページ目には立方体の戦車が描かれている。

 戦車には4つの柱が有る。

 戦車には空色の星の天幕がかかっている。

 戦車の中には、4つの柱の間には、3つの光を放つ金の五芒星が飾られた円の王冠をかぶった勝利者がいる。

 勝利者の胸の上には3つの重ね合わせた正方形が有る。

 勝利者の左右の肩の上には、王者の犠牲をささげる者のウリムとトンミム、寛大、思いやりと厳しさを意味する2つの三日月が有る。

 勝利者の一方の手には球体、正方形、三角形をのせた王笏が有る。

 勝利者の態度は誇りを持ち平静である。

 戦車には白いスフィンクスと黒いスフィンクスの下部がつながれている。

 白いスフィンクスと黒いスフィンクスは正反対の方向へ戦車を引いている。

 しかし、黒いスフィンクスは頭を白いスフィンクスの方へ向けているので白いスフィンクスと黒いスフィンクスは同じ方向を見ている。

 戦車の前方の正方形の上にはエジプトの空を飛ぶ球体をのせたインドの男性器と女性器が有る。

 エリファス レヴィが再生させたタロットの7ページ目は全てのタロットの小鍵の中で恐らく最も美しく完全である。

 タロットの7ページ目には戦士が描かれている。戦士は王冠をかぶっている。

 胸当ての上に戦士は三角形を身につけている。

 戦士は立方体の上にいる。

 2頭のスフィンクスが立方体につながれている。

 2頭のスフィンクスは立方体を正反対の方向に引いている。

 しかし、2頭のスフィンクスは同じ方向を向いている。

 一方の手に戦士は火の剣を持っている。

 他方の手に戦士は三角形と球をのせた王笏を持っている。

 立方体は賢者の石である。

 2頭のスフィンクスは大いなる代行者の2つの力である。

 2頭のスフィンクスはソロモンの神殿の2つの柱ボアズとヤキンに対応している。

 三角形が描かれている胸当ては神のものの知である。

 神のものの知は賢者を人の攻撃に破られない様にする。

 王笏は魔術の杖である。

 火の剣は死に至る大罪への勝利の象徴である。

 火の剣は七つの大罪への勝利の象徴である。

 死に至る大罪の数は7である。

 徳の数が7である様に。

 7。戦車。

 7。勝利。知と正義の永遠の勝利。

 ザイン。死んだ者の復活の秘密と不死の鍵を保有する。

 7。ザイン。複数の信心のわざは唯一の法王を必要とする。





 8

 ケト

 H

 実現

 永遠性

 生きているもの

 無思慮な者への警告

 天秤、引き寄せる事としりぞける事、命、恐怖、約束、脅迫。

 タロットの8ページ目には剣と天秤を持った正義の女神が描かれている。

 正義の勝利と人の自由への解脱のために人の善意をはかる天秤によって星の光の2つの力は表されるかもしれない。

 魔術師は2つの力のつり合わせ方を知っている必要が有る。

 魔術師は自発的な欲望の抑え方を知っている必要が有る。

 「2つの力をつり合わせる」事と「自発的な欲望を抑える」事が、ヘルメスの8番目の鍵、タロットの8ページ目の絵の意味である。

 タロットの8ページ目には、一方の手に真っ直ぐな剣を持ち、他方の手に天秤を持つ、2つの柱の間に座っている女性が描かれている。

 2つの力をつり合わせるには、2つの力を同時に保有して、2つの力を交互に作用させる必要が有る。

 天秤は「2つの力を同時に保有して、2つの力を交互に作用させる」という2つ1組の動きを表す。

 8。正義の女神。

 8。永遠性。精神が物から獲得した永遠性。自発性が受容性から獲得した永遠性。命の死への圧倒の永遠性。

 ケト。賢者の石を見つける。

 8。ケト。人には唯一の法が存在する。人は唯一の祭壇に願う。





 9

 テト

 I

 秘伝伝授

 基礎

 善

 秘伝伝授者の儀式

 善、悪への憎悪、倫理道徳、賢明さ。

 タロットの9ページ目には賢者が描かれている。

 賢者は杖に寄りかかっている。

 賢者は前にランプを持っている。

 賢者はマントで完全に覆い隠されている。

 タロットの9ページ目の名前は隠者またはオリエントのマントのフードのためにカプチン会修道者である。

 しかし、タロットの9ページ目の本当の名前は思慮である。

 タロットの8ページ目の正義、タロットの9ページ目の思慮、タロットの11ページ目の勇気、タロットの14ページ目の節制というクール ド ジェブランとエッティラには不完全に思われた4つの枢要徳が完全にそろう。

 秘伝伝授者はトリスメギストスのランプ、ティアナのアポロニウスのマント、祖の杖を持つ者である。

 (

 神は第0祖である。

 アダムは人の初祖である。

 アダムは人の第1祖である。

 エノクは第7祖である。

 アダムからノアまでは人の祖である。

 アブラハム、イサク、ヤコブはヘブライ人の祖である。

 )

 トリスメギストスのランプは知という光に照らされた理性である。

 ティアナのアポロニウスのマントは賢者を盲目的な傾向から隔離する完全な冷静さである。

 祖の杖は自然の秘密の永遠の力の助けである。

 トリスメギストスのランプは過去、現在、未来を明らかにし、男性の良心を明らかにし、女性の心の奥底を明らかにする。

 トリスメギストスのランプは三重の火で燃え、ティアナのアポロニウスのマントは三重に折られ、祖の杖は3つの部分に分かれている。

 数9は神の反映である。

 数9は全ての概念的な力での神の概念を表す。

 しかし、数9は信心の濫用、迷信、盲信、偶像崇拝を表す。

 上記の理由から、ヘルメスは数9を秘伝伝授の数にした。

 なぜなら、秘伝伝授者は迷信によって迷信を統治する。

 杖にもたれかかり、マントの中に覆い隠され、ランプに照らされ、独力で、秘伝伝授者は闇の中を進む事ができる。

 秘伝伝授者のランプは秘伝伝授者が学の有る者である事を表す。

 秘伝伝授者が覆い隠されるマントは秘伝伝授者の思慮を表す。

 秘伝伝授者の杖は秘伝伝授者の力と大胆な行動の象徴である。

 魔術師は大衆から隠れて生きるべきである。

 魔術師は近寄り難いべきである。

 「魔術師は大衆から隠れて生きるべきである」、「魔術師は近寄り難いべきである」がタロットの9番目の鍵の意味の1つである。

 タロットの9ページ目にはマントで完全に覆われた隠者として秘伝伝授者が描かれている。

 しかし、孤立するなかれ。上記の隠居が孤立に成ってはいけない。

 思いやりと交流が必要である。

 しかし、魔術師は用心して友を選ぶ必要が有る。

 魔術師は友を気づかう必要が有る。

 隠者または足の不自由な長老。

 9。長老または隠者。

 9。基礎。全ての信心の基礎。全ての、哲学における絶対と呼んでいる真理の基礎。

 テト。万能薬を持つ。

 9。テト。永遠の神は永遠に神々の基礎を変えない。





挿絵(By みてみん)

 10

 イョッド

 K

 カバラ

 王国

 源

 男性器

 隠された学問の鍵

 原理、表れ、賛美、男性らしい栄光、男性器、男性らしい繁殖力、父である神の王笏。

 タロットの10ページ目には運命の車輪が描かれている。

 タロットの10ページ目にはエゼキエルの宇宙の創造の車輪が描かれている。

 運命の車輪の右をヘルマニビスが昇っている。

 運命の車輪の左をティフォンが降りている。

 運命の車輪の上でスフィンクスがつり合わせている。

 スフィンクスはライオンの爪の間で剣を持っている。

 タロットの10ページ目は見事な象徴である。

 エッティラの自説のカバラの象徴の特性のために、エッティラはヘルマニビスをネズミに、ティフォンをオオカミに、スフィンクスをサルに変えてタロットの10ページ目の絵を台無しにした。

 10。エゼキエルの運命の車輪。

 10。王国。宇宙、森羅万象、万物。全ての被造物。神の作品。神の鏡。無上の論理である神の証。人に事実上の仮定をすがらせる形における結果。神が答えである謎。無上の論理である神。絶対の論理である神。

 イョッド。永久機関の法を知る。円積問題を証明できる。

 10。イョッド。神だけの楽園の様に神の統治は天の時と人の時を包む。





 11

 カフ

 L

 魔術の鎖

 手

 力

 三重の鎖

 把握し保有する行動の手。

 タロットの11ページ目の名前は強さである。

 タロットの11ページ目には女性が描かれている。

 女性は命の∞の形の王冠をかぶっている。

 女性は、おだやかに力無しに、激しいライオンのあごを閉ざしている。

 11。強さ。

 カフ。全ての金属だけではなく、土、土の塵すら金に変える。

 11。カフ。思いやり深い。報いの力は強い。





 12

 ラメド

 M

 大いなる務め

 学ぶ

 十字架

 見本、教授、公の教え。

 タロットの12ページ目には片脚で吊るされた男が描かれている。

 吊るされた男は両手を後ろでしばられている。

 吊るされた男の胴体は逆さの三角形をしている。

 吊るされた男の両脚は十字に交差している。

 吊るされた男の体は三角形の上の十字の形をしている。

 絞首台はヘブライ文字のタウ(ת)の形をしている。

 絞首台の2本の木は各々6本の枝が切り取られている。

 タロットの12ページ目は犠牲と終えた務めの象徴である。

 タロットの12ページ目には吊るされた男が描かれている。

 吊るされた男の両手は後ろ手に縛られている。

 吊るされた男のわきに2つの銀貨の袋がつけられている。

 吊るされた男は片足だけで吊るされている。

 吊るされた男は絞首台に吊るされている。

 吊るされた男が吊るされている絞首台は2本の木で形成されている。

 吊るされた男が吊るされている絞首台の各、木の根元には切られた6つの枝が有る。

 吊るされた男が吊るされている絞首台は2本の木と1本の横木で最後のヘブライ文字タウ、תの形に成っている。

 吊るされた男の両脚は十字に交差している。吊るされた男は犠牲である。

 吊るされた男の頭と両ひじは三角形を形成している。

 錬金術では三角形の上の十字は大いなる務めの目的と完成を意味する。

 三角形の上の十字の意味は神のアルファベットであるヘブライ文字の最後の文字タウの意味と一致している。

 吊るされた男は達道者である。

 吊るされた男は自身の約束に縛られている。

 吊るされた男は両足を天に向けて霊化、精神化を意味している。

 吊るされた男は古代の巨人プロメテウスである。

 巨人プロメテウスは果てしない苦しみによって天の火を盗んで人に与えた栄光の罪をつぐなった。

 大衆は吊るされた男は裏切り者ユダであると話している。

 吊るされた男は自身への罰で大いなる秘密の密告者、大いなる秘密への裏切り者を脅している。

 吊るされた男は12番目の教理の約束された救い主である。カバラをかじったユダヤ教徒は吊るされた男は「どうして、あなたが他人を救えるのか? いいえ! 救えない! なぜなら、あなたは自身を救えなかった」というキリスト教の救い主イエスに対する抗議であると話している。

 紀元前587年のバビロン捕囚の前の古代のヘブライ文字の最後の文字タウは十字であった。

 古代のヘブライ文字の最後の文字タウが十字であった事は、カバラのタロットの12ページ目の絵のエリファス レヴィの解釈を確証する。

 十字は4つの直角三角形をもたらす。

 十字は12つ1組の神の象徴である。

 上記の理由から、古代エジプト人は十字を天の鍵と呼んでいた。

 上記の理由から、エッティラは、長きに渡るタロットの研究で、タロットの12ページ目の絵にタウまたは十字を描くべきである類推的な必要性を自説と一致させるのに困り、学の有るクール ド ジェブランの影響を受けて、エッティラのタロットの12ページ目で思慮の象徴としてギリシャ文字のタウ、Τと2頭の蛇で形成されたヘルメスのケーリュケイオンを持った片足立ちの男を描いた。

 エッティラはトートの書タロットの12ページ目の絵にタウまたは十字を描く必要性を理解していた。だから、エッティラはヘルメスのタロットの12ページ目の吊るされた男の絵の複数の大いなる意味を理解するべきであった。

 タロットの12ページ目の吊るされた男は、知の巨人プロメテウスである。

 タロットの12ページ目の吊るされた男は、生きている者イエスである。

 タロットの12ページ目の吊るされた男は、思考でのみ地にふれる者である。

 タロットの12ページ目の吊るされた男の固い基礎は天である。

 タロットの12ページ目の吊るされた男は、自由な犠牲に成った達道者である。

 タロットの12ページ目の吊るされた男は、死によって脅されている啓示者である。

 大衆は、タロットの12ページ目の吊るされた男は、イエス キリストに対するユダヤ教の呪いを意味していると話している。

 ユダヤ教はイエス キリストを呪う事で、十字架にはりつけられたイエスの秘密の神性を知らないで認めている様に思われる。

 タロットの12ページ目の吊るされた男は、三角形の上の十字によって、終えた務めの象徴と成っている。

 タロットの12ページ目の吊るされた男は、三角形の上の十字によって、終えた周期を表している。

 タロットの12ページ目の吊るされた男の絵は、タウを仲介する。

 タロットの13ページ目から22ページ目の最後の10つ1組の前に、タロットの12ページ目の吊るされた男の絵は、神のアルファベットの象徴であるタロットを要約している。

 タロットの12ページ目には片脚で吊るされた男が描かれている。

 絞首台は3つの木または3本の柱から成り、ヘブライ文字タウ(ת)の形をしている。

 吊るされた男の頭と腕は三角形の形をしている。

 吊るされた男の体は十字をのせた逆三角形の形をしている。

 全ての達道者は十字をのせた三角形という錬金術の象徴を知っている。

 十字をのせた三角形は「大いなる務め」の達成を意味する。

 12。犠牲者または吊るされた男。

 ラメド。最も獰猛な動物を和らげる。蛇をしびれさせ魅了する言葉を話せる。

 12。ラメド。やがて神は神の民の王者を復活させるであろう。





 13

 メム

 N

 降霊術

 もの自体から

 死

 木星と火星の天、統治と力、新生または改心、創造と破壊。

 タロットの13ページ目には死の女性が描かれている。

 死の女性は人が成長している牧草地で王冠をかぶっている人の頭を収穫している。

 13。死の女性。

 メム。普遍の知を与える「知られているわざ」を保有する。

 13。メム。墓は約束の地への入口をもたらす。死だけが終わる。命の見通しは、さらに広がる。





 14

 ヌン

 O

 変形

 月の球体

 永遠

 助け

 太陽の天、傾向、季節、動き、常に新しいが常に同じである命の移り変わり。

 タロットの14ページ目の名前は節制である。

 タロットの14ページ目には天使が描かれている。

 天使はひたいの上に太陽の象徴を身につけている。

 天使は胸の上に7つ1組を表す正方形と三角形を身につけている。

 天使は命のエリクサーを構成する金と光という2つの要素を一方の聖杯から別の聖杯へ注いでいる。

 若返り薬エリクサーは金と光の結合である。

 死の女性は進歩の天使に場所を譲る。

 進歩の天使は徐々に魂を死の鎖から自由にする。

 魂が神へ昇れる様に。

 タロットの14ページ目には、金の杯と銀の杯で液体を混ぜている、星の光という地の魂である天使が描かれている。

 14。節制の天使。

 ヌン。用意無しに研究無しに、全てのものについて学が有る様に話す。

 14。ヌン。善の天使は全てのものを和らげ調節する。

 14。ヌン。組合せをもたらす力。





挿絵(By みてみん)

 15

 サメク

 P

 黒魔術

 神の毒を意味するサマエル

 助けに成るもの

 悪人の霊の魔術師のサバト

 水星の天、隠された自然科学、魔術、商業、雄弁、神秘、倫理道徳的な力。

 タロットの15ページ目には全ての汎神の属性を持つ悪魔、メンデスのヤギ、神殿騎士団のバフォメットが描かれている。

 タロットの15ページ目はエッティラが正しく理解し正しく説明した唯一の象徴である。

 ヘブライ人は、失敗を永遠に破壊する無上の畏敬するべき力を、神の毒を意味するサマエルと呼んだ。

 オリエントの人は、失敗を永遠に破壊する無上の畏敬するべき力を、サタンと呼んだ。(ヘブライ語でサタンは敵を意味する。悪は免疫のための仮想敵である。)

 ラテン人、古代ローマ人は、失敗を永遠に破壊する無上の畏敬するべき力を、ルシフェルと呼んだ。(ルシフェルはラテン語で光をもたらすものを意味する。)

 カバラではルシフェルは呪われた打ち倒された天使ではない。

 ルシフェルは光をもたらす天使である。ルシフェルは啓示する天使である。ルシフェルは啓蒙する天使である。ルシフェルは知らせる天使である。

 ルシフェルは火で復活させる天使である。

 一方で吐き出して他方で吸い込まない様に、攻めている時に守る事が無上に必要である。

 高等魔術の祭儀の最初の絵、タロットの15ページ目には、右腕に溶解、左腕に凝固と記されている、魔術的な両性具有者が描かれている。

 タロットの15ページ目の絵は、一方の手に剣を、他方の手に、こてを持っている第2神殿の建築家の象徴的な姿と対応している。

 第2神殿の建築家は建てている時に作業を守って敵を追い払う必要が有った。

 同様に、自然は破壊すると同時に再生させる。

 高等魔術の祭儀の15章で奇形の象徴的なヤギの象徴的な姿と不思議な儀式について述べるつもりである。奇形の象徴的なヤギは呪いの運命にあるが光の象徴が身代りにより救う自然を表す。

 サマエル。火山の王。

 逆五芒星は、人には位階のメンデスのヤギの2本の角、両耳、ひげに見え、地獄の悪人の霊の降霊術の象徴と成る。

 火星の天使であるサマエルの助けの下での、禁欲や苦行による、ゆるし。

 竜または悪魔。

 再び恐ろしい数15に戻った。タロットの15ページ目には祭壇の上に王座として座る奇形のものが描かれている。

 タロットの15ページ目の奇形のものは司教冠をかぶっている。タロットの15ページ目の奇形のものには角が有る。

 タロットの15ページ目の奇形のものには女性の胸と男性の生殖器官が有る。

 タロットの15ページ目の奇形のものはキマイラである。

 タロットの15ページ目の奇形のものは奇形のスフィンクスである。

 タロットの15ページ目の奇形のものは奇形のものの総合である。

 タロットの15ページ目の絵の下には悪魔という率直な簡潔な名前が読み取れる。

 高等魔術の祭儀の最初の絵、タロットの15ページ目の絵で表されたヤギはひたいの上に五芒星を持っている。五芒星はヤギが光の象徴である事を見分けるのに十分である。

 ヤギは両方の手で親指、人差し指、中指を伸ばして薬指と小指を折り曲げている隠された学問の手振りをしている。

 ヤギは右手で上と思いやりの白い月を指し左手で下と厳しさの黒い月を指している。

 上記の象徴は思いやりと正義の完全な一致を表す。

 クンラートの両性具有者の様に、ヤギの一方の腕は女性らしく他方の腕は男性らしい。

 クンラートの両性具有者の特徴をヤギの特徴に組み合わせた。

 なぜならクンラートの両性具有者とヤギは同じ象徴だからである。

 2本の角の間で燃えている知のたいまつは普遍のつり合いの魔術の光である。

 2本の角の間で燃えている知のたいまつは、この世界のものの上に高められた魂の象徴である。

 火がたいまつに結びついている様に、魂は、この世界のものに結びついている。

 動物の恐ろしい頭は、この世界のものの代行者だけが永遠に罰を負うべきである、罪の恐ろしさを表す。

 なぜなら魂は本質では無感覚であり、魂は、この世界のものに成る事によってのみ苦しむ事が可能である。

 生殖器官の代わりである、ケーリュケイオンは永遠の命を表す。

 鱗に覆われた腹は水を象徴する。

 鱗に覆われた腹の上の円は大気である。

 鱗に覆われた腹の上の円より更に高みに有る羽は揮発し易いものを表す。

 隠された知の上記のスフィンクスの2つの胸と両性具有者の腕は人性を表す。

 神殿騎士団のバフォメットBaphometという名前は、カバラ的に逆につづるべきであり、TEM、OHP、ABという3つのラテン語の略語から成る。神殿騎士団のバフォメットという名前は「人々の間の普遍の平和の神殿の父」を意味する。

 15。ティフォンまたは悪魔。

 サメク。男性の魂の深いものと女性の心の神秘を一目で知る。

 15。サメク。悪人の霊は怒りに満ちあふれている。





 16

 アイン

 Q

 呪い

 源泉

 目

 雷

 呪いの業と呪文

 月の天、変化、転覆、移り変わり、弱み。

 タロットの16ページ目には多分バベルの塔であろう、雷に打たれた塔が描かれている。

 多分ニムロデとニムロデの偽の預言者または偽の祭司という、2人の人が廃墟の頂上から真っ逆さまに落ちている。

 堕ちている2人のうちの1人は完全にヘブライ文字アイン(ע)の形をしている。

 タロットの16ページ目の絵はサタンの神殿の没落を表す。

 16。打たれた塔。

 アイン。自然から思い通りに自由に成る。

 16。アイン。神は雷を統治し火を圧倒する。





 17

 プフェ

 R

 占星術

 星

 口

 屈曲

 星々の文字

 魂の天、思考の流出、形の上における概念の倫理道徳的な影響、不死。

 タロットの17ページ目の名前は燃える星と永遠の若さである。

 タロットの17ページ目で見事な象徴が見つかる。タロットの17ページ目には裸の女性が描かれている。

 裸の女性は真理、自然、知を表す。

 裸の女性は2つの器の口を地に向けて一方の器から火を他方の器から水を地上に注いでいる。

 裸の女性の頭上には八芒星と7つ1組の星々が光輝いている。

 八芒星は金星である。

 金星は平和と愛の象徴である。

 裸の女性の周りには地の草木が繁栄している。

 地の草木の1つにプシュケの蝶が止まっている。

 プシュケ、蝶は魂の象徴である。

 よりエジプトの多分より古代のいくつかの写しでは、プシュケの蝶ではなく、鳥が地の草木の1つに止まっている。

 近代のタロットの17ページ目の名前は光輝く星である。

 タロットの17ページ目の象徴はヘルメスの象徴のいくつかと類似している。

 タロットの17ページ目の象徴は、薔薇十字団の秘密の考えの神秘の多数を表す、メーソンの秘伝伝授者の燃える星に対応している。

 タロットの17ページ目の上に大いなる優美な象徴が見つかる。

 タロットの17ページ目には裸の女性、若々しい神の処女が描かれている。

 女神は金の水差しと銀の水差しから普遍の命の精髄を地の上に注いでいる。

 女神の近くには花の咲いた低木が有る。

 プシュケの蝶が花の咲いた低木の上で休んでいる。

 女神の上には八芒星が輝いている。

 八芒星のまわりに7つの星が有る。

 17。光輝く星。

 プフェ。超自由意思に左右されない認識不可能な原因に左右されない未来を予見する。

 17。プフェ。神の言葉イエスは宵の明星と宵の明星の露を統治する。





 18

 ツァーデ

 S

 誘惑とほれ薬

 正義

 神秘

 犬

 ほれ薬と磁気の催眠

 四大元素、見える世界、反射した光、この世界のものの形、象徴。

 タロットの18ページ目には月が描かれている。

 しずくが有る。

 ザリガニが水の中から地へ昇っている。

 2つの塔の基礎に鎖でつながれた犬とオオカミが月に向かってほえている。

 血の点在する1つの経路が地平線に消えている。

 18という数はタロットでは夜と大衆の象徴である。

 月、2つの塔、犬、オオカミ、ザリガニ。

 18は神秘と不明の数である。

 18のカバラの鍵は秘伝伝授の数9である。

 18。月。

 ツァーデ。最も有効な慰めと最も健全な助言をすぐに全ての者に与える。

 18。ツァーデ。神は月を夜の人の監視者にする。





 19

 クォフ

 T

 賢者の石

 太陽神を意味するエラガバルス

 呼び出す

 太陽

 金

 太陽の熟達

 合成したもの、頭、頂点、天の王。

 タロットの19ページ目には光を放つ太陽、要塞化された囲いの中で手をとり合う2人の裸の幼子が描かれている。

 タロットの19ページ目の別の絵には運命の糸をほどいている運命の女神が描かれている。

 タロットの19ページ目の別の絵には白い馬に乗り深紅の旗を見せている1人の裸の幼子が描かれている。

 死の行進の後に、2人の幼子が来る。

 2人の幼子はほほえみと命と共に光を放射する。

 2人の幼子は未来の世紀の愛と知である。2人の幼子は愛と知である。

 愛と知は復活した人性の二重の精神である。

 明けの明星の前に夜が圧倒される様に、愛と知の前に死の影は圧倒される。

 愛と知は速足で地を滑る様に進む。

 19。太陽。

 クォフ。不運に勝利する。

 19。クォフ。神の太陽によって光の中で神は世界を再生する。





 20

 レシュ

 U

 万能薬

 頭

 復活

 輪

 奇跡を起こすもの

 植物の原理、地の生殖力の徳、永遠の命。

 タロットの20ページ目の名前は審判である。

 神の聖霊がラッパを吹いている。

 死者が墓から復活している。

 かつて死んだが生きている人は男性、女性、幼子である。

 男性、女性、幼子は人の命の3つ1組である。

 20。審判。

 レシュ。愛憎を抑える。

 20。レシュ。塵は塵に戻る時に、人が死ぬ時に、神の息は呼び起こす。





 21

 シュィン

 X

 予見

 歯

 熊手

 狂気

 預言者の知

 敏感な原理、肉、永遠の命。

 タロットの21ページ目には愚者の外見をした男性が描かれている。

 男性は目的無しにさまよっている。

 男性は恐らく愚かさと悪徳に満ちた、ずだ袋を負っている。

 男性の乱れた衣服には男性の恥部が見つかる。

 虎が男性を噛んでいる。男性は虎を免れる方法や自身を守る方法を知らない。

 タロットの愚者。

 シュィン。富の秘密を保有する。常に富の主である。富の奴隷に成らない。貧しさすら楽しむ方法を知る。みじめな気持ちに成らない。

 0または21。シュィン。全ての人の運命である墓からの命。

 21。シュィン。二重の両極性がつり合わせる自然の中心の火。





挿絵(By みてみん)

 22

 タウ

 Z

 4つの秘密の知の要約と普遍の鍵

 徴

 トート

 パーン

 ヘルメスの書

 小宇宙、全ての中での全ての要約。

 タロットの22ページ目にはケテル、カバラの王冠が描かれている。

 牛、人、ワシ、ライオンという4つの神秘の動物の間に王冠が存在する。

 王冠の中央で真理の女性が各々の手に1つの杖を持っている。

 タロットの22ページ目に描かれている裸の女性は、普遍の秘密、超越的な秘伝伝授の究極の永遠の秘密を表す。

 裸の女性は片足立ちである。裸の女性は片足だけが地上にふれている。

 裸の女性は右手に1本の磁気の杖、左手に1本の磁気の杖を持っている。

 裸の女性は王冠の中を走っている様に見える。

 天使、ワシ、牛、ライオンが王冠を持ち上げている。人、ワシ、牛、ライオンが王冠を持ち上げている。男性、ワシ、牛、ライオンが王冠を持ち上げている。

 前のページの愚者が数字を持たないので、21の数を持つ場合が有る、タロットの22ページ目には若々しい女神が描かれている。

 女神は薄いヴェールで覆い隠されている。

 女神は花飾りの円冠の中で走っている。

 牛、人、ワシ、ライオンというカバラの4つの獣が4つの角で花飾りの円冠を支えている。

 イタリアのタロットの22ページ目には各々の手に1つの杖を持った女神が描かれている。

 Besansonタロットの22ページ目には2つの杖を一方の手に持ち他方の手をももの上に置いている女神が描かれている。

 上記の2つのタロットの22ページ目の絵は磁気の作用の注目すべき象徴である。

 上記の2つのタロットの22ページ目の絵は磁気の作用の両極性における交互性または対立と伝達による同時性を表す。

 タロットの21ページ目では、(牡牛座、水瓶座、獅子座という)天空の東西南北の星座に配置された牛、人、ライオン、ワシという4つの象徴が時間を表し、円冠の中で踊る様に進む裸の少女が命を表す。

 21。世界。

 タウ。3組の7つ1組に加えて、賢者は四大元素に命令し、嵐を静め、触れるだけで病気を治し、死んだ者を復活させる!

 21または22。タウ。神の王冠は身代わりによる救いの思いやりの座を照らし、神の足元で智天使ケルブは神の栄光をたたえる。





 タロットの人物札は男性、女性、若い大人の様な者、幼子の様な者である。

 タロットの人物札は主、女性の主、騎士、騎士見習いである。

 下記の究極的な詩がタロットの小アルカナの人物札について十分な説明をするであろう。


 王、女王、騎士、騎士見習い。

 結婚した男女、若い大人の様な者、幼子の様な者。

 人。

 単一性へ戻る経路。





 タロットの小アルカナの4組の10つ1組は棒、杯、剣、輪または万能章またはコインと呼ばれている。大衆はコインをフランスのコインのドゥニエと呼んでいる。

 棒、杯、剣、輪または万能章またはコインはテトラ グラマトンの象形文字である。

 棒はエジプト人の男性器またはヘブライ人のイョッドである。

 杯は女性器または原初のヘーである。

 剣は2つのものの結合または男性器と女性器またはバビロン捕囚より前のヘブライ文字のヴァウである。

 輪または万能章またはコインは世界、地球の像であり神の名前ヤハウェの最後のヘーである。

 イョッドは、つる植物ぶどうの木の象徴、または、ノアの父性の王笏の象徴である。

 ヘーは、神酒を地に注ぐ杯の象徴、母性の杯の象徴である。

 ヴァウは、2つを結ぶ。古代インド人は、大いなる神秘の、男性器と女性器で、ヴァウを描いた。

 母性の杯の象徴である文字ヘーが、自然と女性の多産性を表すために、再びあらわれる。

 ヘーが、原因から結果へ降りて結果から原因へ昇る進歩的な類推可能性と普遍の考えを明確に表すために、再びあらわれる。





 棒の1は、創造する知である。

 杯の1は、思いやり深い知である。

 剣の1は、戦闘的な知である。

 フランスのコインのドゥニエの1、または、輪の1は、世界の魂、地の魂、星の光である。





 棒の5はイョッドの厳しさ、創造主である神の正義、男性の怒りを表す。





 杯の7は思いやりの勝利、女性の勝利を表す。





 剣の8は葛藤、永遠のつり合いを表す。

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