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3分で分かる【天から照らす光となれ 第一部】 ※ネタバレ無しで本編をお楽しみになりたい方はこれはスルーしてプロローグからお読み下さい

挿絵(By みてみん)



主人公の高天原(たかまがはら)ヒカリは幼少の頃から原因不明の発作を持病として抱えており


病弱であった。


そのため発作を起こすたびに入院させられ、現世はクソゲーだから来世に期待


するンゴと5歳児にしてすでに人生に対してスローイングジャベリンになって


いた頃、病院のレクリエーションの一環として慰問ライブに訪れたアイドルを


目指す女子高校生、伊座敷(いざしき)ナミと出会う。


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


お前のような素人がいるかと第64代北斗神拳伝承者がツッコミそうなほどの


ハイレベルなナミのステージを見て、ヒカリは強い衝撃を受けると同時に


初めてアイドルという存在を意識する。



その後も慰問ライブを何度も行いに来たナミとヒカリは親睦を深めていき、


やがてヒカリは目を背けていた未来に自分もアイドルなりたいという夢を


見るようになる。


そしてヒカリはナミとアイドルになって同じステージに立つ約束をした。



高校を卒業し、アイドルとしてデビューしたナミはその圧倒的な実力と


カリスマ性でトップアイドルへの階段を駆け上がって行く。


わずか4年でその頂まで登りきり、老若男女問わず日本中の誰もが


伊座敷ナミが放つ輝きに酔いしれた。


そして日本最大規模のイベント会場である東京スーパーアリーナでの


ライブを控えたその前日――


伊座敷ナミは病気で声を失ったことを理由に突如引退を表明。


芸能界からだけでなくヒカリの前からも姿を消し、失踪してしまう。



憧れであり目標であり、何より唯一無二の存在であったナミの失踪は


ヒカリに計り知れないショックを与えた。


しかしヒカリが立ち止まることはあっても、歩みを止める事はなかった。


アイドルとしてナミと同じくらい有名になれば、彼女が地球のどこにいても


自分に気づいてもらえるかもしれない。自分との約束を思い出してもらえる


かもしれない。


そうすれば――もう一度ナミと会えるかもしれない。


その吹けば消えてしまいそうなほど僅かで不確かな希望だけを頼りに、


ヒカリはアイドルになるための努力を続けて行く。



そして時は流れ――ヒカリは高校生となった。


アイドルになるという決意は変わらず、オーディションを受け続けていた。


……が、ダメ!最終選考にすら残れない……!現実……!これが現実……!!


ざわ……ざわ……という効果音が聞こえたかどうかは知らないが、自分の


才能の無さを認めざるを得ず、心が折れかかるヒカリ。


そんな時、近所の公園で煙草を吸っていた見た目は完全にリストラされたのを


家族に言えず公園で時間を潰してる駄目男、八意(やごころ)カネトと出会う。


挿絵(By みてみん)


彼はヒカリが落ち込んでいる理由とどうしてアイドルになりたいのかを


聞き出すと、自身の正体を明かす。


きっちりと身なりを整え直した姿から差し出された名刺にはこう書かれていた。


Re:SET芸能プロダクション代表取締役 八意カネト、と。




カネトに見いだされ、念願叶い芸能事務所に所属することになったヒカリ。


社長であるカネトを含めて社員は三人だけ。所属するタレントも二人だけという


極小事務所である。


その所属タレント二人。どちらもヒカリより一つ年上の女性達を同席させた場で


カネトは彼女達にアイドルユニットを組むよう提案する。


一人はかつて天才子役として一世を風靡した照月(てるつき)ヨミ。


現在も役者を続けているが、子役時代の輝きは失われ役者としても伸び悩んで


いる。


挿絵(By みてみん)


もう一人はモデルと動画配信者の二足の草鞋で活動する大須佐(おおすさ)アカネ。


見た目は100%ギャルだが実はいいとこのお嬢様。


挿絵(By みてみん)


ヨミとアカネはそれぞれの思惑を胸に抱えながらカネトの提案を承諾。


そしてその後、ヒカリを加えた三人でファミレス女子会を行った結果、


ユニット名はそれぞれの名前から一字取り、高天原の天。照月の照。


大須佐の大。これを組合せ天照大神――AmaTeras(アマテラス)が爆誕。



ユニット名が決まり、デビューステージも決まる。


デビュー2年目以内の新人アイドルしか出場できない若手の登竜門、


フレッシュ アイドル フェスティバル。通称F.I.F。


そのゲスト枠にカネトがコネを使いAmaTerasをぶち込む。


AmaTerasのマネージャーを務める元コスプレイヤー出身の元アイドルで


現役腐女子の幡豊(はたとよ)アキと照月ヨミはこれに対し、準備期間不足と実力が見合わず


時期尚早と反対するが、結局多数決で参加が決定する。


挿絵(By みてみん)



そして迎えたF.I.F本番。


優勝候補最有力に推されたのは、苦労人リーダー貧乏くじ派 羽雁(はかり)リサ。


挿絵(By みてみん)


自分よりレベルの高いアイドルがいるとワクワクすっぞ戦闘狂系 星宮(ほしみや)アカリ。


挿絵(By みてみん)


爆乳JC 麦原(むぎはら)マホ。


挿絵(By みてみん)


の三人で組まれたユニット、Astraea(アストライアー)


そのAstraeaでユニットの顔と言えるセンターポジションを任されている


星宮アカリはF.I.Fのステージで、伊座敷ナミにしか出来ないと言われた


ダンステクニックを披露する。


同じことをしようとして出来なかったヒカリはこれにぐぬぬ。格の違いを


見せつけられF.I.Fは終了。


えっ?肝心のAmaTerasのステージはどうなったって?


気になったのなら、ここから先はキミの目で確かめてくれ!





3分で分かる【天から照らす光となれ 第一部】  おしまい

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