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滅亡  作者: とい
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自分の意思

ある日、世界が滅びた…………………。

滅び方の詳細不明。


滅びる少し前、ある女の子が死んだ。

世界には毎秒誰かが死んでいる。だから、滅びる前に誰かが亡くなる事は別におかしくは無い。


けれど、その子が死んで世界は滅びた。

もしかしたら、この世界と彼女は何か?。で繋がっていて彼女の命が終わる事で世界、地球の何かが機能を失ったのかもしれない。


けれどそんな事、誰にも分からない。


世界が滅びた後、ある男の子が何も知らなければ。

世界が滅びる世界が滅びる。

とは、いったいどういう事だろう。


例えば、地球が無くなる。例えば、生き物がいなくなる。例えば、地球が無くなることはなく、生き物も、大多数は居なくなったが生存者がいる。


一度世界は滅んだ、しかし、今、私たちはその滅んだ世界の中で必死に生きている。しかしまた、世界は滅んでしまった。


男の子は記憶が無かった。あたりを見渡しても生きている人の姿は何処にもない。

建物の瓦礫や生き物の死体を見ても、何も思わなかった。


だけどひとつだけ、思う事があった。彼は女の子を探していた。

今足下にある死体は、世界が滅んだ事で、死んだ生き物だろうけど、そうじゃなくて、彼女は別の要因で死んだのだ。でも、その子が何処にいて今、どのような姿なのか分からない。

しかし彼は彼女を探さなくてはいけない気がした。


もしかしたら、天変地異で津波があってどこか遠く流されているかもしれない。地形もだいぶ変わって今まで歩いて行けたところが渡れなくなってるかもしれない。

彼には仲間が必要だった。


マ、難しい事は飛ばして彼は彼女を見つける事が出来た。

どうやら外傷などはあまりないらしい。でも当然息はしていない。

彼女を見つける事が彼の唯一の想いだった筈だが見つけたところでそれ以上の何かは無く彼はただ彼女を見つめていた。


それからそれなりの時間が経ち彼らがどうなったのか今は分からないが、世界滅亡から生存者たちは繁栄していった。どれくらい時間が経ったのかは定かではないが、世界はそれなりに前と同じようになった、前の世界に比べるとほんの少し発展してるかもしれない。


その世界では、ありふれた日常があった。人の数物語が紡がれていた。辛い事、幸せなどごく普通の人生がその世界にはあった。


とうぜん世界が滅んでから100年以上たってるはず?

でも、そんな日常に彼らの姿があった。

容姿や年齢など特に変わってなく。

男の子にかんしては、数少ない生き残りでありこの世界の始まりの人間として本に記されていたり写真があったり銅像のようなものなどあったかも知れない。彼の事を詳しく知っているものは少ないだろうがそのような人がいた事は今の時代でも語られている事だろう。


そんな彼がどうして?女の子をつれているのかわからない。

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