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第41話(後編) 貴族の国、サフクラント(後編)

(※41話の後半部分です。回想シーンの途中からスタートしています)

ケルビニアン暦2050K年6月前半。

南のナプトレーマからやって来た伝令隊により、シェルージェがナプトレーマ王国にいた事が貴族や騎士団たちに伝わり、

エルンビーナ「お母様」

サフクランドス大公「ええ、すぐにクランフェルジスの王宮へ向かいましょう」

大公と娘のエルンビーナは伝令を聞き、早速クランフェルジスの王宮へと向かった。


そして王宮内で、ラプシェイア・オルブラング・マーシャたちと会い、

サフクランドス大公「ラプシェイアさん、伝令隊によりすでに話は聞いていると思いますが…」

ラプシェイア(泣いている)「はい…あのがナプトレーマで生きていたなんてまるで夢のようです…」

 「3年間も見つからなかったので、魔獣に食べられてしまったのではないかと、半ば諦めていたのですよ…」

マーシャ(泣いている)「本当に良かったわ…あのが無事であるのなら、私たちはこれ以上何も望みません…」


サフクランドス大公「目撃されたのはあくまでも黄色い髪の女性ということですが、シェルージェ本人とみて間違いないでしょう」  

エルンビーナ「ピスパルカー侯爵そうろうこうしゃくのご令嬢、イザベリス様の目であれば確かなはずです」


ラプシェイア(泣いている)「本当に奇跡のような偶然ですよ…」

 「ナプトレーマで兵士をしているイザベリスさんがシェルージェの顔を覚えていてくださったからこそ、今回の発見に至ったのですから…」

マーシャ「離婚してお父様とは離れて暮らしているとはいえ、ピスパルカー侯爵そうろうこうしゃくには深くお礼を申し上げたいですよ」


ここで車椅子に乗ったオルブラングが、

オルブラング「ピスパルカー侯爵のむすめがシェルージェを見つけてくれたことには心から感謝する…」

 「だがなんだ!伝令によるとシェルージェは今盗賊たちと行動しているということではないか!」

 「誇り高き公爵家のむすめが盗賊など、やっていいことにも程が…」

 「うがっ!ぐぉ!」

急に激しく咳き込むオルブラング。

メイド「オルブラング様、興奮さなってはお体に響きます!」


サフクランドス大公「オルブラングさん、お気持ちはよく分かりますが、今はシェルージェが無事であったことを素直に喜んでください」

オルブラング「も、もちろん嬉しいさ…私にとっては大事な孫だ…」

 「だが、私たちの気も知らないで、盗賊などと…」

 「うごっ…」


マーシャ「お父さん、大公とのお話は私たちで続けますので、もう寝室に戻って…」

オルブラング「ダ、ダメだ…」

 「どうしても大公に言いたいことがある…」

ラプシェイア「お父様!無理をなさらないで!」


オルブラング「はぁ…はぁ…」

 「た、大公よ…」

 「何であれシェルージェのことは確認できた…」

 「だから来月の公表だけは控えてくれ…」


サフクランドス大公「あなたとは3年前約束しましたものね」

 「2050K年の6月末までにシェルージェの行方がはっきりしなければ、次の月に国民たちやムーンリアス全土にシェルージェの件を公表すると…」


オルブラング「聞けば捜索活動はナプトレーマ内でも内密に行うそうじゃないか…」

 「だったら内密にシェルージェを保護し、密かにサフクラントまで送り返してくれれば、我が国やナプトレーマの国民たちにもバレずに済む…我々クランペリノ家の名誉や誇りも守れる…」

サフクランドス大公「つまりシェルージェの件は約束通りこのまま黙っていてほしいと…」

オルブラング「そうしてくれ…それで全てが解決するんだ…」

 「はぁ…はぁ…」


ここでラプシェイアが、

ラプシェイア(クランペリノ公爵)「大公様、シェルージェの件を公表するかどうかは今の公爵家の当主である私に決めさせてください」

 「シェルージェの件はサフクラント全体の問題でもありますが、あのが私のむすめである以上、私たち家族の問題でもあるのですから」

オルブラング「ラ、ラプシェイア…お前何を言って…」


サフクランドス大公「クランペリノ公爵、あなたの意思を尊重いたしましょう」

 「この件をどうご対応するかはあなたにお任せします」

オルブラング「ラプシェイア…対応も何もこのまま黙っていれば、それで…」

ラプシェイア「それではダメなのですよ、お父様」


ラプシェイア「お父様、私は一般国民たちに真実を伝えることにします」

オルブラング「な、なんだと!?」

ラプシェイア「ムーンリアス全土、他国の方々にはお伝えしません」

 「この国の民たちだけにはシェルージェの件をどうしても伝えたいのです」

オルブラング「や、止めるんだ…そんな事をすれば、我がクランペリノ家の名誉や誇りに傷が…」

ラプシェイア「誤魔化して傷を防ぐくらいなら、私は真実を話し傷つきます」


ラプシェイア「シェルージェは留学から帰ってきた…」

 「今回の件がそれくらいの嘘で誤魔化せるとしても、私は公爵として嘘や偽りで誤魔化すような政治家になるつもりはありません」

サフクランドス大公「クランペリノ公爵、よくぞ言ってくれました」

 「些細な事でも事実を捻じ曲げずに話す、そのお考えは立派なものです」

ラプシェイア「シェルージェは純粋で真っ直ぐな娘です」

 「あののためにも私は正直でありたいのです」


サフクランドス大公「ならば「善は急げ」です」

 「時間もまだお昼ですし、私たちは公都サラマニカ地区(※14)へと足を運びましょう」

 「地区のマヨーラ広場(※14)には多くの国民が集まっているはずです」

 「堂々とお話しするには最適でしょう」

オルブラング「た、頼む…そ、それだけは…」


マーシャ「お父さん、ひとまず寝室へ戻りましょう」

 「もうすぐサン・パウラ病院(※15)から先生方がいらっしゃいますから」

オルブラング「マ、マーシャ…」

マーシャ「私が車椅子をお引きしますよ」

ラプシェイア「お母様…」


マーシャ(ラプシェイアに)「無事に王宮に戻ってきたとしても、あのシェルージェが留学していたなんて嘘をつけるはずがありません」

 「シェルージェに嫌われないためにも、行きなさい、ラプシェイア」

ラプシェイア「お母様…ありがとうございます…」


サフクランドス大公「ご協力ありがとうございます、マーシャさん」

 「いざとなれば、私たちも公爵をフォローいたしますので」

エルンビーナ「ラプシェイア様、私たちもついておりますわ」

ラプシェイア「大公様、エルンビーナさん、ありがとうございます…」



王宮を出たラプシェイアやサフクランドス大公たちは親衛隊に守られながら、サラマニカ地区のマヨーラ広場へと向かった。

到着する頃にはすでに夕方となっていたが、広場には多くの国民たちが集まっていた。


大勢の国民たちの前でラプシェイアは、シェルージェが3年間も家出していたこと、家出の事を一般国民たちに伝えなかったこと、ずっと騎士団が国内でシェルージェを探していたこと、そしてシェルージェらしき女性が今ナプトレーマ王国にいることなどを話した。


ラプシェイア「名誉や誇りを守りたい…シェルージェが家出をした事実を伝えれば、クランペリノ家の名誉や誇りに傷がつく…」

 「前大公である父の考えを尊重し、私たち国の政治に携わる上級貴族たちは、家出の事実を3年間も国民の皆様に隠してきました…」

 「そして皆様には「シェルージェはガーランゲルド王国に留学した」などと偽りました…」


市民(中年男性)①「そ、そのような事が起きていたとは…」

市民(中年女性)②「あのシェルージェ様が留学だなんて、なんか違和感はあったけど…」

市民(中年女性)③「つまり、私たちは国から嘘偽りの情報を伝えられていたってこと!?」


サフクランドス大公「現大公である私もまたオルブラングさんのお考えを尊重し、認めました」

 「そしてその考えの中には、嘘偽りがあったのも紛れもない事実です」

 「ですが、今回の一件でクランペリノ家の方々だけを責めるのはどうかお止めください」

 「シェルージェの件はサフクラントの貴族全員の責任なのです」


ラプシェイア「公爵家としての名誉や誇りを守るため、国民の皆様を欺いてしまった事を心よりお詫び申し上げます…」

サフクランドス大公「現大公である私にも謝らせてください」

 「この度は本当に申し訳ありませんでした…」

エルンビーナ「皆様、どうかラプシェイア様と母のお気持ちや反省の意をご理解くださいませ…」

ラプシェイア、サフクランドス大公、エルンビーナの三人は国民たちの前で深々と頭を下げた。


市民(中年男性)①「大公様、エルンビーナ様、ラプシェイア様、どうか頭をお上げください」

市民(中年女性)②「確かに国からの情報の中に嘘偽りがあったことは、国民として許し難いことではあります…」

市民(中年女性)③「ですが我々一般国民が貴族の方々を信頼しているのもまた事実です」

市民(中年男性)④「本当に失望すれば、皆この国を出て行きますよ」

 「シェルージェ様の件で嘘偽りがあったとしても、私はこの国に残りますよ」

ラプシェイア「皆様…」


市民(若い男性)⑤「嘘偽りが全くない政治の実現は本当に難しいかもしれませんが、事実は素直に受け入れたいですよ」

市民(若い女性)⑥「嘘も方便ですよ。私だって恥ずかしいことは言いたくないですもの」

商人①「私もこの地区では顔の利く商人ですが、もし娘が家出をしたら恥ずかしくてすぐに正直には言えないですよ」

市民(老人)⑦「貴族の方々にだって、言いづらい事もあるでしょう」

 「何から何まで正直に話すことが常に正解というわけではないのですよ」


商人②「シェルージェ様の件をお隠しになっても、この国の経済には何の影響もございませんでしたし、大公様やラプシェイア様が我々国民に頭を下げていただいたのです」

 「今回は取るに足らない些細な嘘だったと、笑ってやり過ごしましょう」

市民(若い女性)⑥「私はむしろ正直に話していただいた大公様たちに感謝いたしますよ」

 「細かいことなら隠してしまう政治家なんてこの世界に何人もいそうですし」

市民(若い男性)⑤「そう考えれば、国民たちに自ら事実をお話しになった大公様はご立派ですよ」

サフクランドス大公「国民の皆様…ありがとうございます…」


市民(お婆さん)⑧「大公様やラプシェイア様もこの3年間お辛かったでしょう」

 「私たちでお力になれるのなら、何でもおっしゃってください」

ラプシェイア「それでしたらシェルージェがこの国に戻ったとき、温かく出迎えてあげてください」

市民(若い男性)⑨「もちろんですよ!シェルージェ様はこの国にとってお姫様のような方ではありませんか!」

市民(中年男性)①「シェルージェ様をおもてなしするのは国民の務めのようなものですよ」

 「どうかお気になさらないでください」

市民(若い女性)⑥「明るい笑顔のシェルージェ様は素敵だと思います」

 「私たちはシェルージェ様を大切にする責任があると思いますもの」

商人②「それならば元気な声でシェルージェ様をお出迎えしましょう」

市民(お婆さん)⑧「そうですね。私たちの声でシェルージェ様が喜んでいただければ何よりです」


ラプシェイア「皆様!本当にありがとうございます!」

 「シェルージェのことをそこまで想ってくださって…」

シェルージェの一件を誤魔化していたことも、笑って受け入れてくれた国民たち。


だが、

市民(若い女性)⑩(心の中で)「(家出してしまうなんて、どういう教育をしていたのよ…仮にもこの国も名門公爵家でしょ…)」

市民(中年女性)⑪(心の中で)「(子供に対してちゃんと向き合えてなかったのかしら?)」

 「(貴族の仕事が忙しかったとしても言い訳よね…)」

市民(若い男性)⑫(心の中で)「(名誉や誇りのためなら、嘘を通そうとする貴族たちなんて信用していいのかよ…)」

 「(今回は国に何の影響もなかったが、もしこれが大ごとになったてらどうするつもりだったんだよ…)」

多くの国民は大公やラプシェイアたちの言葉や態度を受け入れてくれたが、やはりそうではない国民たちも少なからずいた。


(回想シーン終わり)



ラプシェイア「私やお父様が思っていたよりも、国民たちはシェルージェの件を素直に受け入れてくれたのよ…」

マーシャ「でも今回の一件で貴族や国の政治に対して不信感を抱いた人たちも少なからずいることでしょう」

 「私たち貴族は今、国民たちの信頼を取り戻すために奮闘しなければならないわ」

シェルージェ「シェルージェの家出がそんな大ごとになっちゃったんだ…」

 「国中の貴族たちを巻き込むくらいに…」


ラプシェイア「でもあなたが帰ってきてくれて、貴族のみんなも喜ぶはずよ」

マーシャ「帰ってきてくれたシェルージェちゃんのことをきっと受け入れてくれるわ」

 

マーシャ「私たちには、一族が貴族社会の中で築いてきた長年の信頼があると思うの」

 「だからシェルージェちゃんへの信頼だって簡単に揺らいだりはしないから」


シェルージェ「お母さん、お祖母ちゃん…」

 「帰ってきたばかりなんだけど、すごく言いづらいことがあるんだよぉ……」


ラプシェイア「分かっているわ…何か深い事情があるのよね…」

マーシャ「ワトニカの方々に音楽家チャロックスキーの娘さん(※アンシーのこと)たち…こちらの方々とあなたが一緒に行動しているんですもの。何か事情があるのは察しがつくわ」

シェルージェ「ごめんね、シェルージェ、みんなと……」

ラプシェイア「その事はお母さんだけじゃなく、この王宮に来る貴族の人たちにも話してあげて」

マーシャ「今日は12日、四日後の16日にはこの王宮に貴族の方々が何人もいらっしゃるのよ」


ラプシェイア「シェルージェが帰ってきたことは伝令隊により伝わっているわ」

 「みんな、シェルージェに会いにここへ来てくれるのよ」

マーシャ「最優先で伝令が伝えられた大公様ももちろんいらっしゃるわ」

 「シェルージェ、大公様たちにあなたの意志をしっかり伝えるのよ」

シェルージェ「うん!任せてよ、お母さん、お祖母ちゃん!」

オリンス「大丈夫だよ!シェルージェちゃんのそばには俺がついているから!」



次の日13日。

シェルージェは家族にナプトレーマ王国の国王、ナプトダリオン160世や王妃パオトゥーラが書いた手紙を渡した。

シェルージェの意見も書き込んだ国王たちの手紙を見た母ラプシェイアたち家族は、シェルージェが特別な力を得た事、魔法武装組織メタルクロノスの事、クレードたちの仲間としてこの先同行していくのが良いという意見、シェルージェ誘拐の主犯者であるロイズデンのことをどうか許してあげてほしいという意見などを知った。


シェルージェ「そういうわけなんだよ、お母さん、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん…」

 「シェルージェ、クレードやオリンスたちと旅に出なきゃ…」


クレード「クリスターク・イエローとなったシェルージェ様のお力が必要なのです」

アンシー「簡単に旅に出させていいお方ではない、シェルージェ様がこの国にとって大事なお方なのはよく存じております」

 「ですがこの先メタルクロノスと戦っていくためには、どうしても…」

騎士団長マデレウス「イビサーレ島で目撃された「24の怪魚」の件もございます」

 「メタルクロノスなる組織はすでに行動を開始している可能性もあります」

 「我々が考えている以上に事体は深刻なのかもしれませんよ」

オルブラング「うーむ…」


シェルージェ「本当にごめんね…シェルージェ、帰ってきたばっかりだっていうのに……」

ラプシェイア「シェルージェ、あなたが旅に出たいというのなら私は止めないわ…」

シェルージェ「お母さん!?」

オルブラング「ラ、ラプシェイア…」


ラプシェイア「本音で言えば、母親として大切な一人娘を戦場になんて送りたくないわ…」

 「でも、母親としてあなたの決めた事を尊重したいとも思うの」

 「旅に出たいのなら、行きなさい、シェルージェ」

シェルージェ「ありがとう、お母さん!本当にありがとう!」


オルブラング「ラプシェイア、何を言い出すんだ」

 「やっと帰ってきたシェルージェにもしものことがあったら…」

オリンス「大丈夫です!お祖父様!」

 「クリスターク・グリーンである僕がシェルージェちゃんを守り抜いてみせます!仲間たちの中で誰よりも!」

オルブラング「いや…余計心配なのだが…」


マーシャ「いいじゃないですか、お父さん」

 「私たちにできることはシェルージェをちゃんと見送ってあげることですよ」

オルブラング「マーシャ…お前まで…」

マーシャ「今のシェルージェちゃんにはすごい魔力を感じるわ」

 「シェルージェちゃんの力が世の中の役に立つというのなら、ぜひ人々の力になってあげてほしいわ」

シェルージェ「お祖母ちゃんまで…本当にありがとう…」


マーシャ「止めたって言うことを聞くようなあなたじゃないでしょ」

ラプシェイア「そうね、お父様の孫娘だものね」

 「自分の意見を簡単に曲げない図太いところは、お父様にそっくりだわ」 

オルブラング「や、止めてくれ…そんな事言われてもだな…」


マデレウス「ハッハッハッ!シェルージェ様とオルブラング様、表にでるお考えは違えど、心根は同じというわけですか!」

 「やはり血は争えませんな!」

オルブラング「騎士団長もそれくらいにしてくれ…」


ラプシェイア「シェルージェ、あなたの考えていることを私たち家族だけじゃなく、三日後王宮に来る皆様にもちゃんと伝えてあげて」

シェルージェ「分かったよ、お母さん!」

 「シェルージェ、貴族のみんなにもちゃんと伝えるから!」


マーシャ「クレードさん、そしてお連れの皆さん」

 「三日後の集まり以外にも、シェルージェの紋章に描かれている肖像画も今の姿に描き直さなければなりません」

 「肖像画の完成も踏まえ、旅立ちは20日頃まで待っていただけますでしょうか?」

クレード「分かりました。問題のないよう対応をお願いします」



三日後の16日の昼。

クランペリノ家の分家の出であるロベルジーノ・サフクランドス公爵とその娘エルンビーナ・バルデンベイル公爵・アンドロランス公爵・ピスパルカー侯爵とその息子スクレイザーたちなど、貴族の一族たちがクランフェルジスの王宮に集まった。

続々と王宮に集まるサフクラントの貴族たち。

シェルージェは彼らを相手にちゃんと話せるだろうか?

次回へ続く。


※1…王国の名前の由来は、「ナイル川」と、古代エジプトの王朝「プトレマイオス朝」より

※2…王宮の名前の由来は、スペインの世界遺産「アランフェスの文化的景観」(文化遺産2001年登録)の「アランフェスの王宮」より

☆※3…古都の名前の由来は、スペインの世界遺産「古都トレド」(文化遺産 1986年登録)より

☆※4…地区の名前の由来は、スペインの世界遺産「セゴビア旧市街とローマ水道橋」(文化遺産 1985年登録)より

☆※5…市の名前の由来は、ポルトガルの世界遺産「ポルト歴史地区、ルイス1世橋及びセラ・ド・ピラール修道院」(文化遺産 1996年登録)より

☆※6…地方の名前の由来は、アンドラの世界遺産「マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷」(文化遺産 2004年登録 2006年拡張)より

※7…元ネタはエジプトの世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」(文化遺産 1979年登録)の「ピラミッド」より

※8…王国の名前の由来は、ノルウェーの世界遺産「西ノルウェーフィヨルド群‐ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド」(自然遺産 2005年登録)より

※9…島の名前の由来は、スペインの世界遺産「イビサ島の生物多様性と文化」(複合遺産1999年登録)より

※10…この辺りの詳細は、第35話「シェルージェ memory ① ~ アーブヒルマン島、マダガスカルなお父さん ~」の回に書かれています。

☆※11…宮殿の名前の由来は、スペインの世界遺産「グラナダのアルハンブラ、へネラリーフェ、アルバイシン地区」の「アルハンブラ宮殿」(文化遺産 1984年登録 1994年拡張)より

※12…村の名前の由来は、スウェーデンの世界遺産「ヘルシングランドの装飾農家群」(文化遺産 2012年登録)より

☆※13…教会の名前の由来は、スペインの世界遺産「アントニ・ガウディの作品群」の「サグラダ・ファミリア」(文化遺産 1984年登録 2005年拡張)より

☆※14…地区の名前の由来は、スペインの世界遺産「サラマンカ旧市街」(文化遺産 1988年登録)、広場の名前の由来は同旧市街の「マヨール広場」より

※15…病院の名前の由来は、スペインの世界遺産「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」(文化遺産 1997年登録)より

(☆:物語初登場の世界遺産)

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