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第22話(後編) 男29歳、人生初デート(後編)

(※第22話の後半部分です)

次の日18日。

一泊した二人は宿を出て、町のラクダ市場に向かった。

シェルージェ(ルシア)「いいの、ハンス?」

 「ルシアにラクダまで買ってくれて」

オリンス(ハンス)「大丈夫だよ。ラクダは砂漠の国ではなくてはならない生き物だからね」

 「ルシアちゃんだって移動用に一頭欲しいでしょ?」

シェルージェ(ルシア)「そうだね。自分用のラクダさんがあると便利かなあ」

オリンス「だったらここでちゃんと買っておこう!」


市場まで来たオリンスはラクダを買うため商人(中年男性)と話し、

商人(中年男性)「食用や家畜としてではなく、乗用のためか」

 「だったらこの5歳のオスはどうだい?最近入荷した大人のヒトコブラクダなんだが」

シェルージェ(ルシア)「オスってことは男の子でしょ」

 「ルシア、ラクダでも女の子のほうがいいよ」

オリンス「ちょっ、ルシアちゃん」

商人(中年男性)「それならこっちの4歳の若いメスにするかい?」

 「別にオスでもメスでも値段は変わらないよ」

シェルージェ「うん、そっちの女の子のヒトコブラクダさんのほうがいいや」

 「いくら動物でも男の子の上に乗るってなんか変な気分だよ」

商人(中年男性)「ハッハッ。だったらメスを買えば解決だな」

オリンス「す、すいません…」


商人(中年男性)「まあ俺に言わせりゃ兄ちゃんのほうがよっぽど変わってるけどな」

オリンス「えっ?」

商人(中年男性)「あんた、よく砂漠の国で馬を連れてるな」

 「この国でそういう奴はあまり見かけないぞ」

オリンス「あー、俺、南のルスカンティアから来た人間なんですよ…」

 「馬が俺によく懐いているもんで、ついナプトレーマまで連れてきちゃったんですけど…」

商人(中年男性)「まあ、お互いの絆は確かなんだろう。俺が見ても分かるよ」

愛馬ベリル号「ヒヒーッ!」

オリンス「あ、ありがとうございます…」

商人(中年男性)「だがあまり無理はさせないほうがいいぜ」

 「ここは砂漠の国だ。馬が生きてくには不便な土地だからよ」

オリンス「すいません、肝に銘じておきます…」


そしてメスのラクダを6万カランで買って、

商人(中年男性)「毎度あり。シュクラン(※11)」

メスのラクダ「プエーッ!」

シェルージェ「よろしくね、女の子のラクダさん」

オリンス「でもこのままじゃ乗れないな、手綱だけじゃなくて鞍も買わないと」

商人(中年男性)「悪いけどラクダ用の鞍や装飾品はここではなく別の店で売ってるんだ」

 「この近くに何件か店があるから、見てみるといいんじゃないかな」

オリンス「はい。分かりました」


そしてラクダの鞍や装飾品を売る店を見つけ、

店主(お婆さん)「いらっしゃい、欲しい物はあるかい?」

シェルージェ「ラクダに乗るための鞍をちょうだい、お婆ちゃん」

店主(お婆さん)「鞍かい。良かったら鞍に刺繍も入れてあげようか?」

シェルージェ「えっ、そんなこともしてくれるの?」

店主(お婆さん)「構わないよ、何か希望の柄はあるかい?」

シェルージェ「うーん、そうだな…」

少し悩んでシェルージェは、

シェルージェ(ルシア)「それじゃあレモンの柄が良いな。ルシア、レモンとかバナナとか黄色い果物が大好きなんだ」

店主(お婆さん)「それじゃあレモンの柄で良いんだね。早速縫っちゃうよ」

シェルージェ「うん。よろしくね、お婆ちゃん」

オリンス「レモンの柄か…」

 「それじゃあルシアちゃん、このメスのラクダは「レモン号」って名前にしようよ」

 「名前を付けると愛着が湧くと思うよ、ルシアちゃん」

シェルージェ「レモン号…いいね、それ!」

 「今日からあなたの名前はレモン号よ」

メスのラクダ改めレモン号「ペェッ、プエーン!」

そして刺繍が終わり、レモン柄の鞍をラクダのレモン号に取り付けた。

シェルージェ「わあ、素敵な刺繍!」

 「ありがとう、お婆ちゃん!」

店主(お婆さん)「気にいってくれたかい?」

シェルージェ「うん!見た目も華やかになってすごく良いよ!」


街での買い物を終えた二人。

オリンスは愛馬ベリル号に乗り、シェルージェは愛ラクダのレモン号に乗り、フェズレーマ市を後にした。


そしてひと気のない砂漠まで来て、

シェルージェ「行っけー、レモン号!」

 「砂漠を進んじゃえ!」

レモン号「プエッ!」

オリンス「嬉しそうだね、シェルージェちゃん(※)」

(※街の中ではないのでお互い本名で呼んでいる)

シェルージェ「そりゃあ自分のラクダが手に入ったんだもん」

 「すごく嬉しいよ!」

オリンス「でも盗賊をしていたときもラクダに乗っていたんじゃ?」

シェルージェ「アジトにはラクダが6頭しかいなかったんだよ」

 「お金がなくて買えなかったわけじゃないんだ。飼育するスペースが足りなかったんだよ」

オリンス(心の中で)「(全部で6頭か、だからピラミッド付近でシェルージェちゃんたちを見かけたときは6人だったのか)」

 「(盗賊たちのあの人数はラクダの数と関係していたんだな)」

シェルージェ「仲間の数に対してラクダが足りないから、みんなで交替して乗っていたんだ」

 「だから自分用のラクダもなくてさ」

レモン号「プエン!」

シェルージェ「でも今はシェルージェちゃん用のレモン号がいるんだ!本当に嬉しいよ!」

オリンス「シェ、シェルージェちゃん…そんなに喜んでくれるなんて…」

オリンスはシェルージェ以上に喜んでいた。


続いて、

シェルージェ「オリンス、緑の戦士に変身しなよ」

 「ベリル号ちゃんをラクダに変えて、一気に砂漠を進んじゃおうよ」

オリンス「そうだね。この辺りには人もいないし、変身しちゃうか」

オリンスは自分の袋からグラン・エメラルドを取り出し、 

オリンス「カラーチェンジ&クリスタルオン!」

クリスターク・グリーンに変身したオリンスはエメラルド・アビリティを発動させ、馬のベリル号をラクダのキャメル・ベリル号に変えた。

グリーン(オリンス)「よし!次の町へ行こう、シェルージェちゃん!」

シェルージェ「うん!シェルージェ、しっかりついてくるよ!」

 「お願いね、レモン号!」

レモン号「プエーッ!」


砂漠を進む二人。道中の大河で二人は川の中からジャンプしたイルカを目にした。

グリーン(オリンス)「砂漠の川にイルカがいるなんて!」

シェルージェ「オリンス知らないの?あれは「アフリカウスイロイルカ」さんだよ」

グリーン「アフリカウスイロイルカ?俺初めて聞いたよ」

シェルージェ「おかしらが教えてくれたんだ」

 「ナプトレーマの近海や川にだけに住んでいるイルカさんなんだよ」

グリーン「同じ種類なのに海にも川にもいるなんて、面白いイルカさんだね」

シェルージェ「でもたまにしか見ることのできない貴重なイルカさんだよ」

 「シェルージェだって久しぶりに見たもん」

グリーン「だったら今の俺たちは運がいいんじゃない?貴重なイルカさんを見れたんだし」

シェルージェ「うん。なんか縁起がいいよね」


続いて砂漠を進む二人。

そしてアイットベントゥル村(※12)の近くまで来た。

一か所しかない村への入り口には城門、密集した日干しレンガの建物による城壁、見張りのための塔、複雑に入り組んだ街の通路、いくさのための食糧貯蔵庫などを備えたこの村は「要塞村クサール」とも呼ばれていた。


村を見て二人は、

シェルージェ(小声)「(どうしよう、オリンス)」

 「(あの村、守りがすごく堅そうだよ)」

グリーン(オリンス)(小声)「(そうだね、あれだけの村なら入り口で身分証とかを見せないとダメかもね)」

 「(そうなると簡単には誤魔化せないかも…)」

シェルージェ(小声)「(だったらシェルージェちゃんがクランペリノ家の人間だってバレちゃうかもしれないじゃん!?)」

 「(それはまだやだよ!)」

グリーン(小声)「(分かってるよ。だからあの村で泊まるのは諦めて、別の町へ行こう)」

シェルージェ(小声)「(でももう夕方だよ。寒くなっちゃうよぉ)」

グリーン(オリンス)(小声)「(大丈夫、俺を信じて…町は他にもあるから…)」

シェルージェ(小声)「(わ、分かったよ、シェルージェ、オリンスについて行くよ)」

二人は村に入らず、そのまま砂漠を進んだ。


そして夜になり、

シェルージェ(レモン号に乗りながら)「ううっ、寒!」

 「6月の寒い時期だから、余計きついよ!」

 「貴重なイルカさんを見れたと思ったら、次はこの寒さだよ!」

グリーン(オリンス)(キャメル・ベリル号に乗りながら)「シェルージェちゃん、これを纏って」

そう言ってオリンスは自分の荷物袋から毛皮がふかふかな上着を渡した。

シェルージェ「えっ、これ上着じゃん。いつ買ったの?」

グリーン「騎士団から支給されたやつだよ。夜砂漠で行動するかもしれないから渡してくれたんだ」

シェルージェ「ねえ、シェルージェこれ着ていいの?」

グリーン「もちろんだよ。だから渡したんだ」

シェルージェはレモン号の上で上着を纏った。

シェルージェ「あ、これ暖かい!いいね!」

グリーン「魔獣の毛皮みたいだけど、保温性もあるみたいなんだ」

シェルージェ「助かったよオリンス(グリーン)、ありがとう!」

グリーン「シェルージェちゃんのためなら、上着の一枚なんて安いもんだよ」

シェルージェ「でもオリンスは寒くないの?」

グリーン(オリンス)「俺は大丈夫だよ。このマスクやスーツを着ていると、あまり暑さや寒さを感じないんだ」

シェルージェ「すごいねぇ、そのマスクとスーツ」

 「シェルージェちゃんも着てみたくなっちゃったよ」

グリーン「ハッハッ。そうだね、シェルージェちゃんが同じクリスタークの戦士になってくれたら俺も嬉しいよ」


ふと夜空を見上げると、

グリーン「それにしても星空がすごくきれいだね、シェルージェちゃん…」

シェルージェ「うん!砂漠で見る夜空は最高なんだよ!」


砂漠を進み、二人は次のカダミリスの町(※13)まで来た。

町に問題なく入れた二人は宿で、

オリンス「ごめんね、シェルージェちゃん。前の宿よりも部屋がきれいじゃなくて」

 「夜遅くに来たから、泊まれる宿も限られてて…」

シェルージェ「気にしなくていいよ。お風呂にも入れたし、お部屋もちゃんと暖炉があって暖かいし、これくらいでも満足だよ」

オリンス「ありがとう、シェルージェちゃん」

 「気に入ってくれて良かったよ…」


ここで話題を変え、

シェルージェ「ねえオリンス、明日にはピラミッドに着くかな?」

オリンス「そうだね、明日19日の昼くらいには」

シェルージェ「楽しみだなあ、本物のピラミッドはこのキラキラしたガラスのミニピラミッドのように光ってないけど、大きくて迫力があるんだもん」

 「ピラミッドのそばにあるスフィンクスも神秘的で迫力もあって、好きだよぉ」


ピラミッドやスフィンクスの見学を楽しみにしているシェルージェ。一方オリンスは心の中で、

オリンス(心の中で)「(やっぱりいつまでも俺たちのこと隠せないよな…)」

 「(砂漠の町だと馬のベリル号もよく目立つから、周りも変わった目で見るし…)」

 「(ピラミッドやスフィンクスを見たらシェルージェちゃんとのデートも終わりかなあ…)」


オリンスの様子に気づいたシェルージェは、

シェルージェ「どうしたのオリンス、なんか難しそうな顔してるよ」

オリンス「ああ、ごめん、シェルージェちゃん…」

考えるオリンスだが、彼はシェルージェに、

オリンス「ねえ、シェルージェちゃん」

 「やっぱりシェルージェちゃんは盗賊のおかしらのとこに戻りたいのかい?」

シェルージェ「そりゃそうだよ。オリンスと一緒にいて楽しいこともたくさんあるけど、やっぱりお頭のことが気になるもん」

オリンス「お頭と一緒のほうが良いの?故郷のご家族よりも?」

シェルージェ「そ、それは!?」


シェルージェは少し黙ってしまったが、口を開いて、

シェルージェ「シェルージェも最近薄々感じていたよ…お母さんやお祖母ちゃんの所に帰りたいっていう気持ちが自分の中にもあるって…」

オリンス「シェルージェちゃん…」

シェルージェ「お頭たちのとこが良いのか、お母さんたちのとこが良いのか、シェルージェにもよく分からないんだよ…」

オリンス「そうか、どうしたいか迷っているんだ…」

シェルージェ「でも、お頭とはまた会いたいと思っているよ」

 「だからオリンス、明日ピラミッドやスフィンクスを見たら、今度はお頭のとこまで連れて行ってよ」

 「シェルージェ、お頭に会ってからこれからの事を考えるから」


オリンス「シェルージェちゃん、君は強いよ」

シェルージェ「強いって何が?」

オリンス「迷っていても、君は次どうするかちゃんと考えているじゃないか」

 「世の中には迷っているだけで次へ進めない人たちもいるんだ」

 「そう考えればシェルージェちゃんの心や気持ちは強いと思うよ」

シェルージェ「そ、そうなの?」

オリンス「とにかく、今日はもう休もうよ。明日のピラミッドやスフィンクス見学に備えて」

シェルージェ「そうだね。それじゃあお休み」

オリンス「うん」

ベッドで横になるシェルージェ、そしてオリンスは、

オリンス(心の中で)「(シェルージェちゃんは絶対に俺が守る。たとえクレードたちやナプトレーマ王国騎士団を敵に回したとしても…)」


次の日19日の朝。

宿を出た二人は、

シェルージェ「わあ!この町、白い建物が多くてきれい!」

 「昨日は夜だったから、町のきれいさに気づかなかったよ」

オリンス「でも何だろう、なんか物騒な雰囲気を感じるよ…」

 「遠くから人の叫び声も聞こえたし…」


町の様子を気にするオリンスだが、広場で兵士が、

ナプトレーマ兵①(ファラオナイト)「町の皆さん!今郊外の砂漠に行っては危険です!」

ナプトレーマ兵②(ファラオナイト)「ギザフィスのピラミッドから溢れるように大量の蛇型魔獣が現れています!この町の皆さんも安全のために今すぐ避難してください!」

市民①(女性)「蛇型魔獣ってどういうことなのよ!?」

ナプトレーマ兵①(ファラオナイト)「伝令隊からの報告によると、ピラミッドの中から大量の蛇型魔獣が出てきているそうです!」

ナプトレーマ兵②(ファラオナイト)「蛇たちの勢いは全く止まらず、倒しても倒してもピラミッドの中から新しい個体が次々と出てきて、切りがないとのこと!」

市民②(中年男性)「なんだと!?ピラミッドの中で一体何が!?」

兵士や市民の話を聞いていたオリンスとシェルージェは、

シェルージェ「ピラミッドにたくさんの蛇だって!」

 「どうするのよ、オリンス!」

オリンス「だったらここは俺が…!!」



一方その頃ピラミッド近くの砂漠では、

蛇型魔獣たち「シャーッ!」

盗賊の頭ロイズデン(ラクダに乗りながら)「なんだテメェらは?」

 「俺は今日約束があるんだよ…」

蛇型魔獣たち「シャーッ!ジャバーッ!」

ロイズデン「俺と一戦やりてぇんなら相手になるぜ、蛇ども…」

そう言ってロイズデンはラクダから降りて、

ロイズデン「悪いが少し大人しくしててくれ、この蛇どもを潰さなきゃならねぇ…」

ロイズデンのラクダ「ブェッ!」

ラクダから降りるとロイズデンは鎌型の剣、ケペシュを構え、

ロイズデン「盗賊が信じていいのは自分の腕前や体だ…」

 「魔法や魔力なんて曖昧なものは当てにしちゃいけねぇ…」

蛇型魔獣たち「シャーッ!」

ロイズデン「だがテメェら相手なら話は別だ…」

 「いくぞ、スカラベのケペシュ…こいつらを始末する…」

名剣「スカラベのケペシュ」を構えたロイズデンからは大量の魔力が溢れ出ていた。



一方捜索班のクレードはその後ナハグニ・ウェンディ・千巌坊・沖津灘たちと合流し、自分たちの駱駝車でピラミッド方面へと進んでいた。

クレード(心の中で)「(オリンスのバカめ、今どこにいやがる)」



そしてアンシー・ホヅミ・リンカたちもまた、

アンシー(心の中で)「(明日の20日には捜索班も討伐隊も一旦合流するって話なのよね…)」

 「(合流場所であるレプティレスマグナンの町(※14)の砦に行くために、ピラミッドの近くを通るらしいけど…)」

戦いの舞台はピラミッドへ。

次回へ続く。


※1…王国の名前の由来は、「ナイル川」と、古代エジプトの王朝「プトレマイオス朝」より

※2…村の名前の由来は、エチオピアの世界遺産「シミエン国立公園」(自然遺産 1978年登録)より

☆※3…湖の名前の由来は、ケニアの世界遺産「トゥルカナ湖国立公園群」(自然遺産 1997年登録 2001年拡張)より

☆※4…村の名前の由来は、南アフリカの世界遺産「イシマンガリソ湿地公園」(自然遺産 1999年登録)より

☆※5…川やピラミッドの名前の由来は、スーダンの世界遺産「メロエ島の考古遺跡群」(文化遺産 2011年登録)より

※6…元ネタはエジプトの世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」(文化遺産 1979年登録)の「ピラミッド」より

☆※7…市の名前の由来は、モロッコの世界遺産「フェズ旧市街」(文化遺産 1981年登録)、門の名前の由来は同「フェズ旧市街」の「ブー・ジュルード門」より

※8…ボルトアーンジュースはオレンジジュースのことで、モーズはアラビア語で「バナナ」を意味する。

※9…「カラン」とは魔法大陸ムーンリアス全土で流通しているお金。1カランは日本円の1円とほぼ同じ価値。

※10…エジプトで食べられている平たいパン。

※11…「シュクラン」はアラビア語で「ありがとう」の意味。

☆※12…村の名前の由来は、モロッコの世界遺産「アイット=ベン=ハドゥの集落」(文化遺産 1987年登録)より

☆※13…町の名前の由来は、リビアの世界遺産「ガダミス(or ガダーミスの)旧市街」(文化遺産 1986年登録)より

☆※14…町の名前の由来は、リビアの世界遺産「レプティス・マグナの考古遺跡」(文化遺産 1982年登録)より

(☆:物語初登場の世界遺産)

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