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いざ、街へ!

 雷牙は早くもここに来て、人生詰んだと思っていたその時、雷牙はあることを閃いた。

 これならいけるかもしれないぞ…


「いや〜、実はですね〜、砂漠に民家がないと思うじゃないですか〜、そのことはあながち間違ってなかったんですけど〜、実は昨日砂漠に家を建てたんですよね〜。何故かって? そりゃー俺が砂漠大好き人間だからですよ〜。あ、嘘だと思うなら砂漠中探しまわってもいいですよ〜。」


 そう、雷牙は虚偽した。まー虚偽した内容がちょっと幼稚すぎるとか言うのはなしね!


『嘘つくの下手?』


 だ、黙ってろ!俺は今までの人生嘘なんかついてこなかったからちょっと幼稚っぽくなっただけだ!あと、俺は生粋のぼっちだったから嘘をつく相手がいなかったというのも理由になる。


「お前の言っていることはよくわからんが、まー家を砂漠に建てたならよしとするか。さー入れ。」


 え?ゆるくない?なんだよ、それ。俺が適当に考えた嘘を貫くことができるとかこの世界の治安とかマジでやばそうなんですけど。か弱い俺とか一瞬で殺されそう…

 雷牙はこの世界の治安に不安が募るであった。



 砦の中に入ってみると、そこは街だった。大きな建物がずらりとそびえ立ち、街中は灯りで溢れていた。まー砦があるぐらいだしそりゃこんぐらいのものはあるか、と思いながら街の中へと進出していった。ちなみに今は夜。

 街に入ってから数十分後、雷牙は宿に行くことにした。

 いや、まてよ?俺って今、無一文だよな?宿とれなくない?


『さっき拾った魔石売ればいいじゃん』


 あ、そーか!てかメード少しずつ口調が雑になってきてない?もしかして俺に冷めた?


『もともとマスターに対して熱くなったことは一度もない。あと口調はなんとなくこうしただけ。敬語めんどいし』


 あ、そーですか。まー俺もそっちの方が気軽に話しかける(?)ことができるからいいけどー。

 雷牙はメードの口調に少し驚きつつ、魔石ギルドへと歩いっていった。

 てか、魔石ギルドどこ?


『目の前』


 へ?目の前?あー、これか!てかメードってこの街初めてだよな?なんで魔石ギルドの場所わかるの?


『それは私にもわからん。けど、なんとなく目の前が魔石ギルドだってことがわかった』


 なんとなくかよ。まーでもメードの言ったとおり目の前の建物は魔石ギルドっぽいな。てか看板に書いてあるし。ん?俺ってこの世界の字読めんの?


『うん』


 え、まじ?ラッキー!てか門番と話してる時点でこの世界の言葉話してるやん。なんで疑問に思わなかったんだろ。んーーーー。ま、いっか。

 そして雷牙は魔石ギルドへと入っていった。


「うぉー」


 魔石ギルドの中は思っていたよりも広く、教室2部屋分ぐらいの大きさだった。てか、俺って大きさの例え出す時だいたい教室だしちゃうな。

 奥の方に受付っぽいところがあったので雷牙はそこに行って、

 

「すみませーん、魔石ってどこで売るんですか?」


と美人なお姉さんに聞いたところ、

 

「買取ならここで行いますよ」


と言われたので、雷牙は今まで拾ってきた全ての魔石を売った。値段はちょうど100円だった。あ、ちなみにここの世界の通貨は日本と同じで円だった。雷牙はそのことに少し嬉しさを感じながら、この金で宿に泊まれるか聞いたところ、


「それでは全然足りません」 


と言われたので、雷牙は、まそーだよなと思った。てことは、俺って今日は道端で寝るの!?まじかよ!

 雷牙は嫌々になりながらも、道端で寝るのだった。

 そして、雷牙はこの晩初めてホームレスの過酷さを知った。



 翌日、岩のように硬くなった体を起こしながら今日の大まかな日程を考えていると、雷牙の目の前にう◯こが落ちてきた。え!なんでう◯こ落ちてくんの!?と思いながらう◯こを見てみると、表面が少し光っていた。


「これ、魔石?」


『そーだよ』


 まじかい!こんなう◯こみたいなのが魔石なの!?てか、これ落としたやつ誰やねんと思いながら立ち上がろうとすると、


「ごめんなさ〜い、誰もいないと思ってう◯こ落としちゃった〜。汚れなかった〜?」


と言われた。はっ?これう◯こなの!?魔石ちゃうの!?と思いながら上を見ると、めっちゃブスなおばさんがいた。え、もしかしてあのおばさんのう◯こ?と思いながら聞いてみると、


「そうよ(照)」

 

と言われた瞬間、雷牙は思い出した。中世から近世にかけての数百年間、パリの路上には人や動物の糞尿があふれ、腐った食品のくずが散乱し、セーヌ川には屠殺された牛や豚の臓物や血が途切れることなく流れ込んでいた。うっかり道の端を歩こうものなら、頭上から容赦なく屎尿がぶちまけられ、街は悪臭に満ち、それは王宮にまで及んだ。ひとたび疫病が発生するや、あっという間にパリを席巻し、数千数万の人々の命を奪ったというとを。

 つまり、ここって俺の予想が当たってたとしたら中世ヨーロッパぐらいの年代なのか?だとしたら俺もトイレする時はあんなことしなきゃいけないのか…

 雷牙はこの世界のトイレ事情に深く落ち込んだのであった。



中世ヨーロッパ行きたくねぇー

誤字脱字あったら教えください。

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