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春風の中で  作者: 井藤りおう
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最初はみづき目線で、***の後は神奈月朱里目線です。


今回、ちょっと長めかもしれません。

これからも、よく長さが変わってしまうと思います。読みにくくてごめんなさい(ToT)

トラブルに巻き込まれるの嫌だし、この人とは関わらないでおこう


数ヶ月前の私は、確かにそう考えていた。そして、それを忠実に守っていた。証拠に私と神奈月くんは入学してから9月下旬の現在まで、事務的な会話しかしたことがなかった。


なのに、神奈月くんに送ってもらっているという今の状況はどういうことなんだろう?


***********************


「みづき!」


教室の入口で島田武稀(むつき)の声がした。去年同じクラスで俺がこの学校で1番信用している男だ。


「あれ、島くん?」


応えた声は意外にも女子のものだった。彼女はいそいそと島田に近づき楽しそうに会話している。


すげー地味な子。あんな子いたんだ。


それが彼女の第一印象だった。



「よっ。一緒してもいいか?」


昼休み、中庭でパンを食べていると島田がきた。口の中に入っていたため無言でうなづく。なぜ来たのか問うと、朱里に会いたかったから、とふざけた口調で返ってきた。呆れてやつを見ると、


「冗談だよ。冷たい目で見んなって。

ホントのこと言うと、クラスで女の子に囲まれ出したから、さ。オレ、彼女いるし、不安にさせたくないから、ちょっと距離おきたいな、って。」


他校だから牽制しにくい。と、苦笑いしている。


ナルシシスト寸前の発言だが、実際島田は顔が整っている上に性格もよく気配りもできるため非常にモテる。しかし本人は彼女を溺愛しているため、自分に対して騒ぐ女子と距離をおこうとしている


「そう言えば今日、珍しく女子のこと呼び捨てにしてたな。」


そんな奴だからこそ気になった。


「あ、みづきのこと?朱里、お前、藤崎みづきと同じクラスだったのな。

あの子は道場で知り合った友だちで妹みたいな存在でお互いに恋愛対象ではないから」


それにお兄さんもいるから、名字だと混ざるしね、と笑って付け加えた。


「そう」


ヴヴッ


島田のスマホが鳴った。


彼女?と聞くと、


「そ。出てもいい?」


と返ってきた。食べ終わっていたため、荷物をまとめて立ち上がる。


「悪い、サンキュ」


「ごゆっくり」


手を振って立ち去る。


その数日後、ある出来事がきっかけで俺は藤崎みづきが、気になるようにになった。


きっかけから、ずっと話してみたいと思っていたがなかなかチャンスが作れないまま(避けられてる気もする)1学期が終わり、そろそろ9月も終わってしまいそうだった。






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