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屋敷に戻って

 オリビン家の軍事演習は魔物の襲撃により被害が出た為、中止となり、僕達は新しい仲間、コカトリスのショウを伴い、テリナン家の屋敷に戻る準備が完了するのを待っていた。


 オリビアとコールが僕達の所に戻って来て、声をかけてきた。


「ニック様、帰る準備が整いました、早く行きましょう」

「分かった、それじゃあ行こうかテール」

「はい」


 コールより準備が整った事を聞いて、僕達はオリビン家の館の入り口まで行き、それぞれの馬に乗る。


「さてと、ホップンは僕の膝に乗るとして、ショウはどうしようかな……」

「ショウは飛べるし、飛んで移動してもらったらいいんじゃないんっスか?」

「ショウ、それで大丈夫かな?」

「ガーーーー」


 大丈夫のようだな、まあ飛べると自分で言っているし、飛んでもらうか。


「それならそうしてもらっていいよ、でももし疲れたら言ってね、馬に座るなりしてくれたらいいから」

「ガーー」

「よし、それじゃあ屋敷に戻るぞ!」

「はっ!」


 僕達は一路、テリナン家の屋敷を目指し、移動を開始した。夕方頃の急な出発であった為、一晩だけ野営をしたが、翌日の昼頃になるとテリナン家の屋敷に到着した。


「ふう、どうにか無事につけたな、あ、おーーーい!ゲインーーー!」

「ん?二、ニック様!いかがなされましたか?確かまだ軍事演習をなさっているはずでは、それにテール様まで、これは一体?」

「まあ、いろいろあって、演習は中止になったよ、ところで父上はおいでかな?」

「そうでしたか、ガリアス様はただいま領内の視察に出ており戻っていらっしゃるのは夜かと」


 父上は出かけているのか、仕方ない、ひとまずみんなには休んでもらってホップンとショウのエサをミアに用意してもらおう。


「分かった、父上がお戻りしたらお話ししたい事があると伝えて欲しい、ところでミアはどこにいるかな?」

「ミアでしたら今は屋敷内の仕事をしているかと思いますが、どこにいるかまでは分かりませぬ」

「そう、じゃあまた屋敷の使用人にも聞いてみるよ」

「はい、ところでこのコカトリスは?」


 やっぱり聞いてくるよな、簡単にだけ話しておくか。


「演習の中止の原因で、僕達の新しい仲間だよ、ショウと呼んで」

「はい」

「それじゃあ僕はミアを探すからみんなは休んでいて」

「ニック様、私も手分けして……」

「いや、テールは父上が戻ったら今回の事を説明してもらわないといけないし、戻るまで休んでいて、オリビアとコールも今回の働きは良かったし、ゆっくり休んでいて」

「それじゃあ仕方ないっスね、じゃあお言葉に甘えるっス」

「では私も休ませていただきます」


 さてと、ミアはどこにいるかな?

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