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旅支度

とりあえず僕が王城に行き、しばらく戻ってこれないのでホップンとショウのお世話をミアに頼むことにして、僕はミアにお礼と改めてのお願いをした。そしたらファルもなんと強く主張をしてきた。


「ありがとうミア、それじゃあお願いするね」

「はい、任せてください。ホップン達のお世話をしっかりとしますので」

「ファルもーーー!」

「フフ、ファル様にはまだ少し早いですが、ニック様がいらっしゃらない間にホップン達と仲良くしてあげると喜ぶと思いますよ」


 そうだな、最近はホップンもショウもだいぶ僕以外の屋敷の人間に懐いてきたし、ファルはその中でも特に懐かれているかもな。もしかしたら案外ファルもモンスターテイムに目覚めたりするかな?なんて、はは。


「うん、ファル、ホップン達と仲良くする」

「ファルもお願いね、それじゃあ僕はそろそろ王城に行く支度をしないと」

「兄上、お気を付けを」

「王城では3国会談をすると聞きました、3国の関係性が良くなるといいですね」


 ホップン達は会談に参加させられないという理由で行けないとミアには説明しているが、実際はホップン達を見られては僕が操作魔法を解除したうえで自分に懐くスキルを有していることを悟らせないための処置なんだ。


 日頃から、ミアは我が家の為に働いてはくれているが、さすがにまだダイダイやプールが大きくかかわっている可能性を話すのは危険だから話さないように父に念押しされているからね。


「そうだね、僕にあまりできる事はないけど、今後の為に父上や陛下の振る舞いを学ばさせていただくよ」

「ニック様もいずれはテリナン家を継がれますからね」

「それじゃあそろそろ行くよ」

「はい、あとは任せてください」


 ミアにそう言うと僕は自室に戻り、王城までの旅支度を整え始めた。出発は3日後で、屋敷からなら1日で到着する。問題は滞在期間だけど……。一応予定としては3日間と聞いているけど、もしかしたら話す内容によっては延長もあるかもしれないらしいし、着替えは少し多めに持っていったほうがいいかな。


 まあ荷物はこれくらいでいいかな。馬車で運ぶわけだし、従者や護衛も引き連れていくしね。テールやコール、オリビアがいるのは心強いが、今回はあくまでも会談なんだ。


 基本的には陛下や父に任せるが、僕にも意見を求める事があるかもしれないって言ってたな。


 うーーーん、いったいどんな会談になるんだ。そうこう考えているうちに出発の日を迎えたのだった。

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