生還
俺が、ギルドに戻ると皆んな驚いている様子だった。
「リーダー……生きていたのか!?」
「てっきり、死んだかと思ったよ!」
「お前らな! マジで! ふざけんなよ!!!
あれだけダンジョンは危険な場所だと、いつも言っていただろ!!!」
「いや……無事で、何よりですよリーダー!」
「お前らに、文句を言うまでは死ねないと思い! 地獄の底から戻って来たんだ!!!」
「何それ! ウザ〜!!!」
「なんか、その言い方は酷いよね。」
「「私達も、そう思います。」」
「ローズちゃん、ピンクちゃん、サポーターちゃん達……リーダー! 今の言い方は、無いと思うんだ!!!」
「俺もそう思う!!!」
「俺もだ!」「俺も!」「俺もだ!」「僕も……」
「俺達も悪いとは、思ってるけど……今のは無いなリーダー!」「確かに、ないな!」
「お前ら、ふざけんな!
俺は、死ぬ所だったんだぞ!!!
今後は、こう言った事が起こらない様に厳しく行かしてもらう。
全て、お前達の為だ! 悪く思うな!!!」
「なら、私! このパーティー抜けるわ。」
「えっ!? ローズちゃんにパーティー抜けるの? なら、俺も……」
「俺も」「俺も」「俺も」「俺も……」
「私も……そう言うの嫌なので、パーティー抜けますね。」
「ピンクちゃんも……なら、俺も抜ける!!!」
「俺も」「俺も」「オラも」「僕もです!」
「サポーターちゃん達は、どうするんだ!?」
「「私達は……皆んなが抜けるなら抜けます。」」
「おいおい! 待ってくれ。
それだと、リーダー1人になってしまうだろ!」
「いいんじゃない。
何でも1人で、出来る人だし!」
「そうだな!
リーダーなら、1人でも大丈夫だ!!!」
「……くそッ……お前ら、本気で言ってんのか!?
だったら、俺が! このパーティーから抜けた方が早いだろ!!!」
「確かに、そうね。
リーダー! 悪いけどパーティーを抜けて!」
「いや、皆んな待ってください!
このパーティーの要は、間違いなくリーダーですよ!
リーダーが居ないパーティーなんて、上手く機能するはずがない!」
「なら、あんたはリーダーについて行けば良いじゃない!」
「いや! 2人きりは、ちょっと……」
「いや、いい……マルクス!
俺が抜ければ、問題は解決する。
俺は、もうホトホト愛想が尽きた!!!
とりあえず、皆んなで装備を買う為に貯めていた! お金を人数で割って渡してくれ。」
「あっ! いや、それなんですが……
ほとんど、ありません。」
「はぁ!? 何故?」
「何故って……あなたが悪いんですよ!!!
何なんですか!?
このパーティーの男女比率は!!!
魔法使いの女性1人に、ヒーラーの女性1人、それに治療補助としてのサポーターの女性2名!
あとは、男男男男男男男男男男男男男男だらけ……こんなんだから、たいして顔も良くない女性陣が勘違いをして、男達を取っ替え引っ替えするんですよ!!!」
「何で、それで? お金が無くなるんだ!?」
「男達ですよ! 女性陣にプレゼントを渡す為に、前借りに前借りを重ねて!
しかも、お金を渡さないなら女性を殺して自分も死ぬとか言うんですよ!
渡すしかないじゃないですか!!!」
「……それは、すまない。
俺の落ち度だ! でも、戦闘には男の数が多い方が有利だし……女性がいた方が男性陣のヤル気も上がるって言ったのは、お前じゃないか!」
「それは、そうですよ!
でも、限度があります!!!」
「でッ! 今、残ってる所持金はいくらなんだ?」
「銀貨一枚です。」
「銀貨1枚……
あんなに、あった金貨が銀貨1枚……
なら、どうやって!
今まで皆んなの食事とか賄っていたんだ。」
「それは、リーダーの信用を利用して……」
「俺の信用……?」
「はい。
貴方が真面目なのは、この街の皆んなが知っていますから……貴方のツケで、賄っていました。」
「そのツケは、どのくらい溜まってるんだ?」
「これくらいです……」
「これくらいって、お前……」




