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ダンジョンボス部屋、モニタールーム!


「何してたんだ? ラク……」


「ちょっと、良い事をね。」


「まぁ、良いけど……

また来てるぜ! あの新人冒険者達。」


「ああ、今日は忙しくなるよ! ラット……」





「よしッ! 今日も張り切って仕事に取り掛かりますか!!!」


「そんなに気合を入れても、基本的には待ってるだけじゃない。」


「まあ、そうなんだとけどね。」


「良いじゃないですか!

張り切る事は、良い事ですよ。」


「そろそろ、宝箱出現するんじゃない!?」


「そうだね。」


すると、外から声が聞こえて来た!


「おい! お前ら、こんな所で何をやってるんだ!?」


声をかけて来た冒険者達に、焦りの表情を見せまいと必死に平然を装った。


「えっ……! いや、特に……」


「そ……そうです! 少し休憩を取っていただけです!!!」


「そうか! それは、良かった。

俺達も少し休憩をしようと思っていたんだ!

食べ物もある! 一緒に休憩しないか?」


「……そうですね。

では、外で休憩をとりましょう!」


「別に、ここで良いぞ!

お前達も、ここで休むつもりだったんだろ。」


「いえ、外でに出ようとしていた所でして……」


すると!


ニョキニョキニョキ……宝箱が産み落とされた。


その宝箱を1人が、上手く体で隠した。


「どうした!?」


「いや、別に……先に外に行ってください!」


「お前、なんか怪しいな……!?」


「いえ、実は……大の方を少々。」


「そう言う事か! それは、すまなかったな。

俺は、てっきり後ろの宝箱を隠しているのかと思ったよ。」


「「「「!!!」」」」


「何を言ってんだ!?」


「何だ!? お前ら気づいてないのか?

コイツの後ろに宝箱があるんだぜ!」


「……バレてしまっては、仕方ありませんね。

実は、我々は先日……

この洞窟に金品の全てをこの宝箱に入れて置いていったのですよ。

そして、今日……それを回収しに来たと言う事です。」


「そうか! なら、その奥に

今、湧いた宝箱は、お前らのじゃねーよな!」


「!!!」


「早すぎる!」


すると、後から来た冒険者達は宝箱に近づくと……


「早速、開けてみるぞ!

箱の中身は、なんじゃらホイ!」


「何だ……大した物じゃねーな!

安物の剣だけじゃねーか。」


「それは、残念でしたね……

でしたら、その剣を私達が買い取りましょうか?

ちょうど、ストックの剣が切れてしまい困っていたのですよ。」


「いや、俺達も武器が壊れたから丁度、良かったんだ。

にしても、本当に……こんな洞窟に魔剣が湧くとは驚きだぜ!」


「「「「!!!」」」」


「……貴方達、初めから知っていたのですか?」


「まぁ、そう言う事だな!!!」


ニョキニョキニョキニョキ……


「その宝箱は、私達の物だ!!!」


「バカ言ってんじゃねーよ!

早いもん勝ちだ!!!」



モニタールーム!


「アイツら、めちゃくちゃ争ってんな!」


「狙い通り!!!

ガンガン行きますよ! 冒険者さん!!!」



それから数日後……


あれだけ大声で話していた物達が、大金を手に入れた事で

あのチンケな洞窟がダンジョンであると言う噂が街に、瞬く間に広がった。


そして、あのダンジョンは【お宝ダンジョン】と呼ばれるようになった。


そして、今……


ダンジョンボス部屋モニタールームに映されてる映像には、あの小さな洞窟内に人がギュウギュウに密集されている姿が映し出されていた。


「ヤバいね……ラット!」


「これは、凄いな……」



「く……苦しい!!!」

「こんな所に、本当に魔剣が湧くのか!?」

「狭い!」「ちょっと……」「おい! 宝箱が沸いたぞ!!!」「マジで!」「何処どこ!?」

「見えない!!!」「あそこ! ここにも……」

「マジだ!!!」「ちょっと、押さないで……」

「うわぁァー!」「誰、今! 私のお尻触ったの!?」「テメー押すんじゃねーよ!」

「うるせー! 殺すぞ!!!」「ちょっと、苦しいんだから争わないで!!!」「黙れ!」

「……私……もうダメ……」「おい! 誰か倒れたぞ!!!」「知らねーよ!」「お母さーん!」

「パパ……ママーーー!!!」「おい! 誰だよ。こんな場所に子供を連れて来たのは!」

「きゃー! ノビータさんのエッチ!!!」

「女子供は、外に出ろ!!!」「外に出たくても動けない!」「また、宝箱が沸いたぞ!」

「俺のだ!!!」「嫌! 俺様のだ!!!」

「お前らの物は、俺の物! 俺の物は俺の物だーーー!!!」「うるさーーーい!!!」



「なんか……WG(ゴールデンウィーク)のテーマパークみたいになってる。」


「これ……本当に大丈夫か?

あれ!? コイツらなんか、1番奥の壁壊そうとしてないか!?」


「ちょっと、音量上げてみる!」


『ここって、一応ダンジョンなんだよな!

だっら、ダンジョンボスの部屋は1番奥に

あるはずだから、この壁壊したら出現するんじゃねーか!?』


『少しでも広くなるなら、何でも良い!!!

皆んなーーー!!! 聞いてくれー!!!

今から1番奥の壁を壊すから離れてくれ!』


「ラク! これマズくないか!?」


「ヤバい! あの壁の奥は、ここに繋がっている。

壊される前に何とかしないと!!!」


「ヤバいじゃねーか!!! どうする!?」


「とりあえず……とりあえず……どうすれば良いの?????????????????」


『ダンジョンを増築、改造する事を推奨します!』


「それだ!!! ダンジョンを広げよう!」


「確かに、これだけの人のエネルギーが集まる今なら広げられるかも知れない!

やった事ないから知らないけど……」


「やれるだけ! やってみよう。

ラット、大賢者! 協力して!!!」


そして、僕達はダンジョンを成長させた。


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