4、会話
かし、そんな思いとは裏腹に女性に興味を惹かれるものを感じる。
何にそのきっかけが含まれていたのかは分からない。
だが、興味を惹かれる。
惹かれるのは惹かれるのだから仕方ないと納得する。
しかし、同時に案内を引き受けていた右足に罪悪感を感じる。
自分を、境界の向こうがわへと連れて行こうと行動した。
道を教えるだけでは無く、案内を引き受た。
でも、と青年は開きなおるかの様に思う。
そうさ、結局は何をした所で、ここの場に立っている以上次に歩み出す方向は確定しているんだ。
案内に対する感情など蝋燭に灯る灯の様にはかなく無力のようだ。
そうして青年は会話受け入れる。
そこに意味は無いのだから。
そんな考えが青年に会話をするという無意味に許可を与える。
「君は存在に意味が無いと言うのにこの状況を継続すると言うのかい?」
「意味が無い?私の存在が?意味は有るわ、私が消えない限り。」
少女は感情を全くもって表現しない。
わざと表現しないのか、出来ないのか、少し不思議に思う。
或は何の感情さえも宿していないのか。
そう思いながらも会話を再開させる。
まだまだ初心者です。
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