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白昼の雨

作者: 秋葉竹


  


小さな自転車が

雨ざらしになっていた

なんの意味もない

過ぎてゆくだけの風景


子どもを連れて

その前を歩くわたしには

なんの意味もない

過ぎてゆくだけの風景



冬は炬燵にミカンだねって

ありきたりでも

ちょっとだけしあわせそうで

ぬくもりたいって想った


ダンランって

なんだろう

バカみたいな

薄い笑いのお笑い番組みて

笑ってる

知ってる?

笑うって

健康のためにいいらしいよ?

ならあと少しだけ

大笑いさせて欲しいかな


なんの意味もない

風景なんてたぶん無いだろうな


小さな自転車が

雨ざらしになっていた

なんの意味もない

生きてゆくだけの風景


いつもは気もせずに

通り過ぎているんだろう


なぜだろう

どうしてもその自転車を

みてしまう


少し眩しく光っていて








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― 新着の感想 ―
[良い点] 白昼の雨に打たれる小さな自転車 そこから展開されていく 雨のようなつぶやきに 不思議と寂しさだけでない 過ぎゆく風景 時 温もりを 感じて生きてる そんなことを感じました。 雨ざらしの…
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