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テーマなし詩集

LATER

作者: 歌川 詩季

 タイトルだけ英語。


 本文には、カタカナすらなし。

 反省材料かきあつめ でけえ土鍋にほうりこみ

 そいつ(ついば)む晩めしは (はし)のすすみも悪かろう


 次回に生かせと 教訓つねに

 ころがってるけど あとにしようぜ

 めしを不味(まず)く喰う才能なんてのを

 (うらや)ましがるやつの気が知れねえ


 忘却に(ほうむ)れるのなら 不意討(ふいう)ちにあいめんくらう

 そんなの自業自得でも

 問うべきときはいまじゃないだろ

 それはちょっくら あとにしようぜ

 機を見て (おり)を見ずなんて

 ひかえめに言っても 野暮ってもんさ



 (にご)りを()した安酒を ぬるく(かん)して花片(はなびら)

 そいつに浮かべる晩酌は さぞかし うまいことだろう


 愚行を(とが)める苦言はそこらに

 飛び()ってるけど あとにしてくれ

 酒を苦くする雑音なんてのを

 ありがたく聞いてやる義理などねえ


 沈黙で押し殺せるなら しっぺがえしでやけどして

 そんなの勘弁してほしい

 ()すべき()めは おれにあっても

 そこをなんとか あとにしてくれ

 区を見て 切りを見ずならば

 贔屓(ひいき)目に言おうが 無粋(ぶすい)ってんだ

 どちらかというと、こういうののほうがメインの作風(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点]  ぶっきら棒な感じで素敵です。  昭和の男……高倉健さんみたいな。  でも松田優作さんの方が好きです^^; [気になる点]  ちゃぶ台をひっくり返しそうです^^; [一言]  拝読させ…
[良い点]  >濁りを濾した安酒を ぬるく燗して花片を  ここのリズムと言葉が好きです。 [一言]  こちらの作風がメインなのですね。  一匹狼的な気概を感じます。  「僕」の作風も素敵です。
[良い点]  作風たくさん! [一言]  風情、とはまたちょっと違う気はするのですが。  流れを止めずに楽しむ姿勢。  流されているようでいて、その実流れとともに進んでいる。  いいことも悪いことも。…
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