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昔の話し

作者: 人間詩人

幼少の頃から

ひ弱であり

病弱でもあった

特に一人遊びばかりしていたようだ

その頃から友人は皆無であり

自分の中の空想と遊んでいたようだ

とにかく引っ込み思案であり

小学生になっても手すら

怖くて上げられないほどであった

いじめなどは絶えずあった

小学生になっても空想ばかりが友達であり

人間の友達は皆無であった

中学 高校も同じように

自分の空想の中にいたようだ

恋愛などは皆無であり

人間との接し方が分からないから ダメであった

勉強も良いとは言えず

特に理数系は まるでダメ

であり

かろうじて国語と英語が

評価的には4か5であった

運動も まるでダメ

なのに卓球部と山岳部に入ると言う暴挙をしていた

高卒であり 大学へ行ける

知能は無く 無理であった

元々家業が自営業であり

跡継ぎしかないと思っていたから

高校も専門の過程へ行く

まだ その頃には自分の意志は目覚めず

社会に対する恐怖しか

無かったようだ

それでも真面目ではなく

この頃から怠け者を

発揮していたような気がする

遅刻常習犯であり

暴力とケンカは弱いから

しなかったようだ

恋愛とは やはり無縁であり

付き合うことも皆無であり

空想ばかり追いかけていたようだ

高校では山岳部に入り込むが怠け者のクセが抜けずに

止めてしまった

その後写真部に入り込むが

下手くそであり

才能は皆無であった

高校卒業後は家業を継ぐための研修に入り込み

5年間の研修を行うことに

それから家業に専念することになるが

やはり自分の意志は無く

空想ばかり追いかけてしまった

とにかく優柔不断であり

行動力が無いから

率先して行動する部位が

欠損していたようだ

それでも事業は拡大して行き

かなりの売り上げまでに

なったようだ

ちょうど30才辺りから

人前でも話せるようになり

家業のことを講師として

話せるまでに変わっていった

けれども暗い自分がベースだから

無理に明るくするのは

大変であり

営業言葉が日常会話にまで

なってしまい

やがて心は壊れてしまった

その頃は まだ精神科の

専門医は少なくて

原因不明のまま過ごしていたようだ

その後 専門医が開業してくれて

やっと合う薬に巡り合うことが出来て

少しは落ち着いたが

自律神経の故障は根本的には治せないから

対処療法でしかなく

今も原因は解明解決されて

おらず

特効薬は皆無なんだ

恋愛に関しては やはり

縁遠くて ダメなようだ

現在はぼそぼそながら

家業を行っているが

とても生活できるまでには

行かず苦労している

それでも生きなければ

自分と言う存在では

なくなるから

生きることは

諦めはしないだろうな

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人間詩人さん、昔語りありがとうございました。 胸が苦しくなって、涙が出そうになりました。 これまでも、とても生き辛かったのですね。 遅刻が多かったのは、朝起きられなかったせいですか? そ…
2021/02/11 21:45 退会済み
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