ノブの行く方
レイスが目を覚ました。
「あなたたち! こんな事をして只じゃ済まないわよ! 」
「おい! レイス! ノブは何処に行った?」
「さぁね。知ってても言うわけないわ。」
「じゃあ、いいよ。探すよ。ありがとう。」
「えっ? 拷問しないの?」
「そんなの、自分がやられたら嫌じゃないか? そんなこといくら敵でも君にできないよ。まお、下に運んで。僕たちも外に出よう。」
「ちょっと、何なの? どうして拷問しないの? わけがわからないわ。」
レイスは、そう言い困惑している。でも、それがダイチだ。マオはダイチのそんな所が好きだ。
そして、皆で下に降りてきた。
ユートピアを壊して宣教師を拘束していたことを咎められると覚悟していたが、奴隷の首輪で捉えられていた人たちが他の住人達に説明をしてなんとか、マオたちも容疑が晴れた。
そして、ノブを探しに行こうとした矢先……
「おい! 大変だ!教会が……燃えている!!」
見ると、教会の方から煙が上がっている。それにしてもよく火事が起こる町だ。
「マオ! 頼む!」
「わかったー! 投げるよー!」
マオは教会に向かってダイチを投げた。そして、教会の火は鎮火された。
そして、ダイチと合流して中の人の救助に向かったが驚くべき人物が中に居た。
ノブだ……そして、自分の腹を刀で切っていた……
「町長は、もう逃げられないと悟り自分から死んだんだ! 町長!町長! 町長の理想の町はまだ完成してない。俺が町長の意思を引き継ぐ!」
教会から救助した人が叫んでいた。
そして、放火の犯人が見つかった。ヒデミツだ。
「俺は町長に騙されて、ヒトミ教に嵌まった。そして、妻と娘に危険な思いをさせた。だから町長が憎かった。そして、ヒトミ教も憎かった。だから、町長が隠れている教会を燃やした。後悔はしてない!」
宣教師やヒデミツやノリはこの町の冒険者ギルドに拘束されることになった。レイスもだ。
この町に冒険者ギルドあったんだ。知らなかったよ。
明日、レイスの尋問が行われるらしい。なので、もう1日ミナトに滞在することになった。
「あぁ町長が死んじゃったよ。次の町長は誰になるんだろぅ……」
町の人たちが話している。
「俺は、ヨシヒデがいいな。」
「私も。ヨシヒデなら、ノブの後を継げると思う。」
そして、次の町長だけど……ヨシヒデと呼ばれる人になりそうだ。誰なんだろう……?
とりあえず、マオ達は町を出て鍛練をすることにした。
まず、ダイチの動体視力だけどマオが魔法使えないので、アズミにやってもらうことにした。さすがに、パンツは絶対にマリサに怒られるので、アズミの掌に欠けた円を出してもらい、マオの手で隠す。
その速度を上げていくって方法だ。
ダイチの動体視力は、9だった。ゴーダと闘う前から一段階だけ成長していた。マリサが15でAランクレベルと言っていたので、Dランク相当?具体的な指標が欲しい。今度マリサに聞いておこう。
一応、ダイチの掌に欠けた円を出してもらいアズミも測定した。
アズミは、11だ。
そして、大縄だ。ダイチを測定すると10だった。これは2段階成長していた。
どちらにせよ、ダイチにはスピマと天空海闊がある。これを組み合わせればAランクレベルにはなると思う。
アズミも試してみた。アズミは11だ。
続いて、新技をダイチに伝授する。こからがマオの得意とするトレーニングだ。
『斬』の攻撃だ。
これはマオが多用していて使い勝手がいい。




