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無言の連携

周りを見渡せば、ノリの他の敵はダイチ達にやられたのか? 倒れている。その他に一人の首輪の着いた少女が倒れている。


そういうことね。ダイチは本当こういうのに弱いよね。まあ、そういう所が信用できるんだけどね。


自分の首輪を外していないってことは、何か作戦があるみたいだし1芝居してあげようかな。


「さあ、赤毛の美人ちゃん! この二人を助けて欲しかったら、早くこの首輪を着けろ!」


「駄目だー! マオー! そんなやつの言うこと聞くなー!!」


「わかったわ。着けるから二人を解放してあげて。」


「いいだろう。」


ノリは、気持ち悪い舌なめずりをした。


そして、ノリはマオの首に首輪を着けた。


「ふふふふ……やったぞ! こんな美人の奴隷を手に入れたぞ!」


その瞬間、マオはその首輪を引きちぎり壁に向かって首輪を投げた。


「壁に大きなアナが空いた」


「うおおおおー!!!! どうなってるんだー!!! このあまー!!! こんなことしたら、二人の命は無いぞ!!!」


かなり取り乱している。そして、こちらに向かってもう一つ首輪が飛んできた。


「ぎゃー!!!! ばくはつするー!!!」


ノリは取り乱している。ノリの4人の仲間はダイチ達にやられていたらしく倒れているが、その仲間達は助けずに一人だけで逃げた。


そして、首輪は爆発しなかった。そのはずだ。明鏡止水で外した首輪は、無理矢理壊されていない。


まおは、こんなやつ許せるはずがなかった。仲間を何だと思っているんだ! なので追いかけて捉えた。


すると、ダイチは倒れていた少女の首輪を外した。

やばい!マオが投げないとここで爆発する!

ダイチは、その為にマオが帰ってくるのを待っていたんじゃないの?


しかし、ダイチは爆発する前に首輪を掴みそしてマオが空けた壁の穴に向かって首輪を投げた。

そして、建物の外で首輪は爆発した。


ダイチはマオの手助け無しに爆発するまえに首輪を投げる事ができるようになっていた。


その後、アズミの首輪もダイチが外した。


「ダイチ……ありがと……。本当怖かったよ。」


そして、捉えていたノリをダイチのところに届けた。ノリは直ぐに降参しその場で手足をくくりつけた。そして、マオは手足をくくられた5人と首輪を外した少女をそとに運んだ。壁に穴が空いていたのでそこから飛び降りると早かった。


そして、マオ達は先に進む。


「ねぇ、アズミ。さっきノリが言ってたあのお方って?」


ダイチが聞いた。マオも気になっていた。


「ちょっとね、前に警備会社『ナルソック』に入っていた事があって……その時のお偉いさんだよ。ノリもその時に会ったんだよ。」


「聞いたことない会社だね。どうして警備会社に?」


「C級冒険者って、B級冒険者になるのに試験を合格しないといけないでしょ? なかなか昇級できない人もいるのよ。私やノリもその一人。そして、冒険者に限界を感じて、別の職業を探したんだよ。そしたら、C級冒険者ってのは身辺警護の世界では凄く需要があってね……それでナルソックに入ったの……」


なんだろう……アズミは嘘をついている。そう思った。女の勘だ。


「アズミ嘘ついてるでしょ?」


聞いてみた。


「アズミそうなの? 嘘なの?」


「うん……ごめん。半分嘘で半分本当。本当の事を言うと、私殺されちゃうんだ……」


アズミが苦笑いしている。多分、これは本当だ。


「ダイチ、これについてはアズミは本当の事を言ってるよ。」


「アズミ……ごめんね。尋問するようなことして。これ以上は聞かないよ。でも、仮にアズミの命を狙う奴が現れたら何があっても僕とマオが全力で守る! だから、安心してね。」


「ありがとう……ダイチ……マオ……」


アズミは号泣していた。


そして、それ以降アズミの顔は前と比べて明るくなったような気がした。


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