憧れの首輪は爆弾だった
「あの、お聞きしますがあの首輪は?」
「あれは、最近導入されたのですが住人の証みたいですね。あんなものしなくても、誰も外に出て行かないので、住人かそうじゃないかなんてわかるのですけどね。」
ここ町の人は騙されているそんな気がした。でも、あの首輪は開発中だったはず。なんでこんな所に……? 全然関係のない別の首輪なの?
「ねぇ、ダイチくん。あれがどうかしたの?」
アズミがダイチに聞いた
「あれは、ヴィレッジパティーのアイヒという人が開発した『奴隷の首輪』だ。」
「えっ? …」
アズミは一瞬気が抜けたようになった。
「………」
何かを小声で呟いている。そして涙が見えた。『ごめんね』って聞こえたような気がした。
「アズミ…どうしたの?」
「な……なんでもないよ。ちょっとね、目にゴミが入ってね。ごめんね。ダイチくん、マオさん。」
「あの、今の話は本当ですか?」
さっきの男が話しかけてきた。
「はい。あのロゴはヴィレッジパティーのものです。そして、僕はあの首輪の開発者と対峙したので間違いありません。」
「ははは……まさか騙されていたなんてね……私も実は今日、ヒルコ大陸に渡ってコーヒーと砂糖を栽培する所で働く予定で、明日から妻と娘がユートピアに入居予定なんだよ。まさか、そんなこと……」
「えっと、お名前は……」
「ヒデミツです。」
「ヒデミツさん、その奥さんと娘さんはどちらに? もう首輪は?」
「教会で、首輪を付ける儀式を受けているはずです。」
「「!!!!」」
すぐに止めにいかないと!
マオとダイチは直ぐに教会へ向かった。一息遅れてアズミも。しかし、時は既に遅かった。
「わーい! ママー!! 首輪似合ってるよー。私の首輪も似合ってる?」
「うん。似合ってるよ。早くパパに見せてあげようね。これで、ユートピアに住めるんだよ。」
そんな話をしている親子をみかけた。
『スピマ』『天空海闊』『内部破壊』
ダイチは、躊躇なくこの親子を救った。
そして、 マオは壊れた首輪を投げた。場所は……よし!ユートピアにしよう。
<ドカーン>
爆発が起きた。そして、それを見ていた親子は腰を抜かした。
「あなた達は爆弾をつけられていました。今、取り除きました。」
ダイチはそう言った。
そして、見ていた人達も困惑している。自分の憧れの首輪が爆弾だなんて……って。
中には、これは夢だと何度も言い聞かせている人も居た。
「マオ! アズミ! 乗り込むぞ!」
ダイチの一言で、マオ達3人はユートピアに乗り込むことになった。




