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ユートピア

二時間何をしようか。ダイチを鍛えようか。でも、お腹空いたなぁ。


「ダイチ、お腹空いた。」


「わかった。昼食にしよう。」


「まお、またミナト寿司がいい!」


「わかったわかった。ミナト寿司に行こう」


「私がオススメした所、マオさんが気に入ってくれてよかった。」


そして、ミナト寿司に着いた。

海鮮丼を作ってくれた。新鮮な魚がお米の上に乗っている食べ物だ。このイクラって魚は、赤く透明で宝石みたいで綺麗。これ、シャケって魚の卵らしい。脂が口の中で溶けておいしい。


そして、店長が嬉しそうにしている。


「ダイチくんと言ったか! さっきは町を救ってくれておりがとうね。」


「いえいえ。当然のことですよ。そういえば、嬉しそうですね。何かいいことあったのですか?」


「わかっちゃう? 実は、ヒルコ大陸にお店を出して働くことにしたんだよ。雇われ店長になるんだけど、今の儲けの5倍の給料を出してくれるって。」


「いいですね。5倍も! 」


「なんか、物価が高いみたいでね。向こうで生活するには高い物価で生活することになるから、俺自身は贅沢できないのだけど、俺の給料から家族に仕送りもしてくれるみたいだから、家族にいい思いさせてあげれるんだよね。」


「そうなんだ。よかったですね。」


「あと、家族が『ユートピア』に住めるってのもありがたい。」


「『ユートピア』って何ですか?」


「ヒトミ様の教えによって建てられた施設なんだよ。そこでは、宣教師の方も暮らしてるから宣教師の方から直接ヒトミ様の教えを学べるんだ。」


「そ……それはすごいですね……」


「いい所すぎて誰も一度入ると出たがらないらしい。」


「へー……」


ダイチと店長は、そんな話をしていた。みんなそこに入りたがるものなのか。宗教って凄いな。


そして、店を出た。


「さっき、店長が言ってたユートピアという施設が気になるんだけど、アズミ場所わかる?」


「うん。わかるよ。着いてきて!」


ダイチはユートピアに興味をもったのかな?ちょっと不思議な話だったからね。仕方ないか。


そして、ユートピアに着いた。窓のない。真っ白な大きい建物だ。色んな所に『土』のシンボルの旗が建てられている。

一人の女性が庭先を掃除している。


マオとダイチはその姿をみて驚愕した


「「えっ!? どうして!!」」


「どうしたの? 二人とも? 」


アズミが不思議に思って聞く。


「これは、さっき町を救ってくれた英雄ダイチさんではないですか? ここが気になるのですか? ここはユートピアと言って、ヒトミ教の信者の憧れの場所なんですよ。」


一人の男が話しかけてきた。


「あの女性は信者の方ですか?」


ダイチがその男に聞いた。


「はい。そうです。一週間程前に旦那がヒルコ大陸にコーヒーと砂糖の栽培のお仕事にいくことになったんだよ。それで、ヒトミ様のお役に立てるからってことで、奥さんがユートピアへの入居を許可されてここに住んでるんだよ。いやぁ……本当に羨ましいですなぁ。」


いやいや、おかしいよ。それ。だって……あの人の首に付いてるのはアイヒが作った『奴隷の首輪』だから。

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