精霊との対話
「ダイチくん、覚悟おおお!!」
ジルバさんが剣を振り下ろす。
当然、スピバでスピードを下げられた僕は反応できる筈がない。僕は、自分の中のカンナに話しかけた。
『カンナ……聞こえてる…?カンナ……』
天空海闊を使っていがカンナなら当然意思があるはずだからだ。
カンナは、僕の問いかけに答えるように僕の意識が体内に向けられる――
――これは……カンナの意識なのか……? 目の前に二つの魔法がある。どちらにも、魔力を供給している。僕は、スピマのみに魔力を供給するように、意識を働きかけた。すると、カンナが『わかった』と言わんばかりに片方への魔力供給を辞めた。そして、カンナに『また、教えて』と言われた気がした――
意識が戻った。ジルバさんの剣が今にも僕の身体を引き裂かんとしている。僕はそれを避けた。明らかにスピードが上がっている。
そして、ジルバさんの懐に入り
『ナイファ……』
ナイファンチを入れようとしたが辞めた。そのまま、拳をジルバさんのお腹に入れた。魔力シールドがかけられていたが、グローブに込められた魔力がそれを剥がした。
「っっっぐはっ!!」
ジルバさんが、よろけた。
そして、そのまま上段蹴りを入れた。既に魔力シールドは解除されていた。そのままジルバさんの身体が吹っ飛んだ
「ダイチくん……見事だよ。降参だ…」
「勝者、ダイチー!!!」
ナヤギさんが叫んだ。
本物のカンナがダイチくんの身体の中に居るわけではなありません。
ダイチくんの契約の中にあるカンナの力と対話しています。
精霊ってのは、生物ではなく現象なので力自体が精霊の分身のようなものになります。




