分身剣
「これは、避けられるかな? 『奥義・分身剣』」
剣が4つにも8つにも見える。それが一気に襲いかかってくる。
『スピマ!』
僕はスピードを上げた。分身剣を見破れると思ったからだ。しかし、何にもわからなかった。
『天空海闊!』
ここで天空海闊を使った。これで、スピマの効果が何倍にもなる。
そして、わかった。分身剣の秘密が。分身剣は、空間魔法を使った技だ。
剣先の位置を超高速で入れ替えている。だから何個も剣があるように見える。このスピマ+天空海闊を使った身体ならば、座標変更の隙間を縫って避けることが出来る。
そのまま、僕は突っ込んでいった。
「はあああ!! ジルバさん! 僕も反撃しますよ!」
そして、分身剣の座標変更の合間を縫って、無傷でジルバさんの懐に近づいた。
大技を繰り出しているジルバさんの懐は隙だらけだった。
『部分破壊!』
僕は思いっきりジルバさんの身体に部分破壊を使おうとした。
『スピバ』
ジルバさんは咄嗟に何か魔法を使った。
あれっ?部分破壊が出来ていない!?
「スピバは、相手のスピードを下げる魔法なんだよ。君の天空海闊は、魔法の効果を上げるけどやはりね……デバフ系(相手の能力を下げる魔法)の効果も上げてくれるみたいだね。」
「ダイチくん、これが相手の技を知るということさ。じゃあ、これでもうダイチくんは手の打ちようがないよね。」
僕は、このままでは負ける……




