天空海闊の使いかた
「兄ちゃん、君の身体にはカンナの契約がある。その状態で、『天空海闊』を使った。つまり、グラムの契約を呼び寄せたんだ。でも、グラムは既に武器としての機能を失ってる。そこで、カンナの契約がある兄ちゃんの武器として働いたんだと思う。」
「まるで、グラムに意思があるようですね。」
「あぁ。有るよ。グラムは生きている。精霊カンナの分身のようなものだと俺は考えているよ。グラムの意思で兄ちゃんの武器になったんだ。もう、俺はグラムに未練はないよ。」
「そうだったんですね。ありがとうございます。」
「まぁ、俺はグラムが幸せならそれでいいさ! あと、使いかただけど、『天空海闊』の唱えると赤く光る。その状態で攻撃すると、かなりの魔力が籠った攻撃ができるんだ。これは、空気中の魔素を吸ってるからだね。まあ、何発も打てるわけではないけど兄ちゃんかま天空海闊を維持できる時間くらいから持つかな? 魔力がなくなったら、天空海闊中でも赤い光がなくなるだけだよ。あと、使ってない時は空気中から自動的に充魔するからね。更にらファフニーのビームのような攻撃は充魔に使えるし、魔力が満タンになると自動的にカウンターみたいな事をしてくれる。つまり、相手がビームを打ってきたら同じビームを相手に向けて打てるんだ。」
「見た限り、ダイチのグローブは常に50マの魔力を込めた攻撃が出来て、最大容量は2500マだね。ダイチの実力が上がるとこの込めれる魔力や最大容量の値も大きくなりそう。あと、ダイチがファフニーに打った魔力を乗せた攻撃は、拳に10マしか乗ってなかったよ。それで、ファフニーの魔力シールドはちょうど50マだったからギリギリ通った感じだね。」
えっ……マオ……急にどうしたの?
「さすがマオさん! そんなことまでわかるんすか?」
ジルバさんが感心している
「まあ、姉ちゃんが言った通りだ。俺も具体的な数値は分からないが、多分そうなんだろう。」
多分、マリサさんの助言も入ってそう……
「それで、シグルさん……僕の契約についてはわかりますか?」
「よくわからないな。それは。ごめんな兄ちゃん。『天空海闊』を使うとどんな能力が発揮されるかイマイチわからにないよ。」
「そうですか。でも、いつも『スピマ』と一緒に使って衝撃波を出してるんだよね。」
「兄ちゃん、スピマってのは素早さを上げる魔法かい?」
「そうです。」
「もしかしたら、バフ系の効果を高めるかもしれないね。」
「バフ系の魔法ですか?」
「攻撃力を上げたり、防御力や素早さを上げる魔法をバフ系の魔法って言うんだけど、『スピマ』だけではスピードが上がりきらずに『衝撃波』を使えなかったんだろ?」
「はい。その通りです。よくわかりましたね。」
「まあ、長年の勘だよ。だから、そのスピマの効力を上げたんじゃないのかな?」
「そうかもしれません!」
「よかったな。兄ちゃん! 技の効果がわかって。でも、不思議だな。スライムの特性は魔素を吸ったり吐いたりだけど、兄ちゃんのその効果をとは関係なさそうな気がする。」
「空気中魔力を吸って、ダイチにかかってる魔法に魔力を上乗せしてくれてるんだよ。ダイチの体内の魔力の流れを見てたらわかった。」
マオが答えた。
「それって、攻撃魔法も強くなるってこと?」
「勿論そうなるよ。」
魔道師だったら最強だったよ。この契約!
「マオ! これから僕、魔道師に転職しようかな。」
「マリサが生きていたらね! マオは全然魔道師わからないよ。それに、ダイチに魔道師は向いてないよ。」
「そうだよね……」
「そういえば、グチさん! 今回の僕の冒険色々と着いてきてくれてありがとうございました。もし、よければこれからも僕の冒険に着いてきて欲しいのですが、いいですか? グチさんには色々と助けられましたし、これからも助けてほしいです。」
あまり数値は出したくなかったのですが、マオしかわからない設定だしまぁいいでしょう。




