カンナ
『スピマー!』
「なんだ? さっきの内部破壊という技か? あれは全然効かなかったぞ!」
「へへっ! 次は効くよ!」
頼む! カンナ! 僕に力を貸してくれー!!!
『天空海闊!!』
そう叫ぶと、僕の身体が赤く光った。そして、壊れたマスターの剣が赤く光りその光がこっちに向かってくる。
凄い光量だ……眩しい……
半目を開けると、目の前に一人の少女が居て僕に微笑みかけてくれているような気がした。この少女がカンナなのかは僕にはわからなかった。
「お前……何をした……!?」
ファフニーもびっくりしている。
そして、光は僕の拳に集まった。拳に装着しているグローブが凄い輝きを放っている。
「いくぜぇー! ファフニー! 『衝撃波』!!!」
全身を痛めていて、骨折もしているかもしれないのでファフニーに近付くのは危険だと判断し衝撃波で攻撃をした。
「フンっ! こんな物、魔力シールドで……グハッ!! 」
ファフニーに攻撃が効いた
「魔力シールドなんて、僕が本気を出せば無意味なんだよ!」
めいいっぱいのハッタリを言ってやった。しかし、もう身体がもたないかもしれない。
「小癪な! これでどうだ!」
ファフニーは、口からビームを出してきた。
僕は、咄嗟に手の平でガードをした。すると、グローブがビームを吸収してくれている。
そう、スライムは魔力を吸収したり吐き出したりする性質があったんだ。だから、ビームも吸収してくれた。
「あり得ん! あのビームを吸収するなんて……!? 絶対にここで倒してやるっ!」
ファフニーは、全力でこっちに近付いてきた。
僕も近付かれないように、必死で衝撃波を打ち対抗するが、徐々に距離を詰められた。
そして……
「終わりだっ!!」
ファフニーがその腕で僕の頭を狙ってきた
『明鏡止水!』
ギリギリの所で明鏡止水が間に合う。そして、僕の意識が飛んだ。魔力の使いすぎだ。
ダイチくん、あらゆる戦闘で意識が飛びすぎな気がする。




