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人間……魔族……そして……

魔物は、僕の攻撃を食らった。そして、僕は何度も何度も魔物に攻撃をする。

その魔物は防御も反撃もしてこない。


「オラッ! オラッ! お前達魔物が僕の大切な人を……両親を……マリサさんを……奪ったんだ! くっそー! 許さないっ!! 許さないっ!!」


僕は殴り続けた。マリサさんからもらったグローブが僕の血で滲んだ。それでも僕は殴り続けた。


「めんね……ごめんね…」


なんか、謝ってる声がする。当たり前だ。お前ら魔物はいくら謝ったって僕の両親もマリサさんも帰って来ないんだよ!


「ああああー!!!おー!!!」


僕は何度も何度も拳を打ち続けた。何度も蹴りを入れた。


「マオが……魔族で……ごめんね……魔族に生まれて……ごめんね。」


僕の身体が止まった……


どうしてだよ……動けよ……ぼくの……からだ……


「ダイチ……ダイチの気が済むまで……殴って……!?」


そう、僕の身体が動かないわけじゃない。動かしたくないのだ。

大事な人を傷つけたくない。僕はどうかしていた。どうしてマオを殴っていたんだ。


「マオ……ごめん。辛い思いさせてごめん。マオだって辛かったよな。マリサさんが死んだ時に一緒に泣いてくれたよね。なのに……僕は……本当にごめん。」


「マオこそごめん……マオが魔物だから。」


「そんなのどうだっていい! マオは僕にとって大切な存在だ。魔物だろうが人だろうが関係ない!」


そして、僕はマオに駆け寄った


「はい!そこまで!」


ミスズが僕の中でら出てきた。


「ダイチ……お前が信用できる人間ってことはわかった。でも、これ以上マオ様をたぶらかすのは禁止だ! 」


「えっ?」


「ミスズ、どういうこと?マオはダイチにたぶらかされてないよ」


「マオ様、あのまま放置しているとマオ様はダイチという変態なオスに、変なことをされていました。それを私が止めたのです!」


「ダイチは他に好きな人がいるからそんな事しないし、仮にしてきたとしてもマオは逃げれるよ。」


「そんなんじゃダメです! 男は信用してはダメですし、されてから逃げるのでは遅いのです。マオ様は私が守ります!」


「気持ちは嬉しいけど、遠慮するよ。マオは自分で自分の身を守れるし、命の恩人であるダイチに酷いことを言うのミスズは嫌い。」


「それは申し訳ございませんでした。」


「もう、ダイチの悪口は言わないでね。」


「畏まりました!」


どうやら、ミスズはマオの説得で丸くおさまったようだ。さっき迄の号泣が嘘のように二人とも泣き止んでいる。これは、ミスズに感謝しかない。


「えっと、ミスズ……約束通り僕たちに協力してくれるってことでいいんだよね。」


「勿論です。私はこの山から出ることはできませんが、必ずみんなのお役に立てるでしょう。それは、私が人間でも魔族でもなく精霊だからです。」

川の上流に行くって話し思いつきだったのですが、なんとか上手く書けたつもりです。

さて、これから反撃ですね。


なんかこの作品、各章のボスが人間ばかりな気がするのは気のせいですよ。

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