統率のとれた魔物
サハギンが真っ先に襲いかかってきた。
持っているモリで攻撃をしてくる。
僕は、簡単に避けて一体に拳を一発。
<ヌルッ!!>
拳が滑った。
直後、ウォーターカッターが10発程飛んでくる。
僕は、さらりと避けたが一発が当たる。
結構な切れ味だ。相手は近距離攻撃も遠距離攻撃もどちらもできる。しかも連携が完璧だ。統率が取れている。統率が取れた魔物なんて初めてだ。複数でかかってきても、魔物は個人プレイである。そういう風に教わってきた。そして――
毒の粘液が飛んできた。相当遠くから大毒蛙が飛ばしてきた。サハギンが居るので近付けない。かといって、サハギンは簡単に倒せるような相手ではない。
「アニキ!!大丈夫ですか?」
「やばいかも。」
「ダイチー。もうあれしかないよ。衝撃波!」
そうだ。衝撃波なら遠距離攻撃も可能だ。マオは僕が衝撃波を打つことを望んでいる。これを打てないと次のステージには進めないということだろう。打つしかない。
「衝撃波ってアニキそんなの打てるんすか?」
「うん。まだ成功したことないけど打てるよ。」
「すげー!!!アニキなら打てますよ!打ちましょう。ちょっと待っててくださいよ。今いい薬作りますから。一つ目猿の目玉を2個程ちょうだいします。」
「おう!」
グチさんが、作ってくれている間に時間稼ぎはできる。
僕は、サハギンの攻撃を躱し前蹴りで距離を離しての繰り返しを続けた。攻撃を繰り返しても全然倒れない。そして、大毒蛙の毒の粘液に当たってしまった。
ネバネバする。そして、体力が奪われる。完全にピンチだ。すると
「できましたぜ!アニキー!」
グチさんの準備ができたみたいだ
<バタッ!>
僕は倒れた。毒が完全に回ったみたいだ。そして意識が遠退く――
「マリサさん、守れなくてごめんね。」
それだけが一番の後悔だった。
――目を覚ますと、そこはマリサ! そして、マオはが居た。手には、キャンディーとクッキー。
「ギリギリ間に合った……」
マオが何か意味ありげな事を言っている。
そして、僕はマリサとマオに手に持っているお菓子を渡した。
そう。今日はホワイトデー。
みなさん、今日はホワイトデーですよ。バレンタインデーに引き続き後書きに小ネタを入れました。
※後書きなので本編とは一切関係ありません。
どっちのお菓子をどっちに渡したのか?それは皆さんの想像にお任せください。




