新たな世界へ
次の日、僕はマオに起こされた。
「ダイチ! マオ思ったの。世界中にはもしかしたら、マリサを生き返らせる魔法があるかも。何か、聞いたことがあるの。だから、色々と世界を回って旅しよう」
マオが提案をしてくれた。僕は…
「マオ、ありがとう。でも、今はそんな気になれないよ」
「ダイチ!そんなこと言っててマリサはどう思うだろう?マオが、マリサだったらダイチに失望するよ」
確かにマオの言っている通りだ。頭ではわかっているのにその最終決定ができない。
「とりあえず、ジョギングしよー」
そして、マオに無理矢理ジョギングに連れていかれた。
走りながら色々と考えた。
マリサさんは、華奢な人が好きだとマオが言っていたけど本当にそれだけで僕を好きになってくれたのか?そういえば、マリサさんは僕と同じ夢である魔族と人間の共存に共感してくれていた。更に、ゴーダとの闘いもジルバさんが否定する中、勝てると確信してくれていた。
今の僕の状態をマリサさんが何て言うか…。やっぱりマオの言う通り失望されそうだ。
僕はどうしたいんだ?少しでも希望があるならばそれに飛び付きたいに決まっている。
「マオ!僕は、マリサさんのゲホッゲホッ」
僕は走りながら大声を叫んだので咳込んだ。
マオの走りがゆっくりになった。
「どうしたの?ダイチ?」
「僕は、旅に出るよ。マリサさんの蘇生方法を探すってのもあるけど、マリサさんに失望されないような男になるために」
「わかった。じゃあ、マオがダイチを鍛えてあげる」
「僕から提案があるのだけど、マオは戦闘には手を出さないってのはどうかな?マオ強すぎるから、マオに手伝って貰ったら僕が強くなれないので」
「いいよー。死にそうになっても、手を出さないでおくね」
「わかりました。その代わりだけど、料理とかお買い物のやり方とか僕がマオに教えるね」
そんな会話を繰り返して、マオはペースを上げたので僕はそれに着いていった。
本当にこれでよかったのか…?僕はそう思いながら走った。
その後、朝食を食べて冒険者ギルドに寄った。
ジルバさんの姿はなかった。どうやら狩りに行ってるらしい。僕は、別の村や街に行くことをジルバさんに伝言を残して僕とマオは村を出ていった。
第2章完
ついに二章が終わりました。ようやく冒険が始まります。




