魔力を流す
「ダイチー!昨日やってた魔力を集めるやつできる?」
「それって、掃除の時にマオがしていたやつ?」
「そう!マオがダイチの魔力の流れ良くしたからできるはず」
昨日マオがしていたことを見よう見まねでやってみた。
しかし、何も出てこない。
「ダイチ!こう、うあー!って感じで出すんだよ。流れはちゃんと流れてるから出るはずだよ」
やっぱりできない。
「じゃあ、ダイチに少し魔法をかけてあげる」
そうすると、マオは何か僕に魔法をかけたけど特に何も変わったような気がしなかった。
「ダイチにかけたのは、思い込みを激しくさせて本来の力を引き出す魔法だよ。これでできるはず」
しかし、何も出てこなかった。
「マオちゃんの魔法があるんだったらできそうだね。ちょっと挑戦してみますか。
ダイチくん、目を閉じて深呼吸してみて?」
「こうですか?」
マリサさんが別の方法でアプローチをしてくれるみたいだ。僕は、深呼吸を始めた。
「鼻から出てくる。入ってくる空気を感じて?」
「難しいですね」
「根気よく、集中すれば感じれるはず」
暫く深呼吸を続けていると、空気の出入りを感じれるようになった。
「マリサさんっ!感じました。空気を!」
「じゃあ、次は今鼻に意識を集中していると思うけど、そこから肺まで空気が入るのを感じるようにしてみようか」
「はいっ!」
そこから一時間程度挑戦していた
「なんとか…できたよ…」
「お疲れ様。やっぱりダイチくん凄いね。私、半年かかったよ。それするの」
「ダイチの魔力の流れずっと見ていたけど、どんどん綺麗になっていってるよー。マリサ教えるのうまーい」
「そうなんですか?なんか、僕ならできるって信じてると出来ました」
「まあ、これに関してはそうだよ。思い込みが大事だからね。マオちゃんの魔法のおかげなのかもね」
「えへへ。マオお手柄ー。人間はこんな方法で魔力を流していたんだね」
「これは、女神様から教えてもらった方法だよ。彼女は人材育成のスペシャリストだからね」
「そうなんだ。凄いね女神様。マオも会ってみたいな…」
「あはは。マオちゃんは、もう完璧すぎて何も教えてもらうことないとおもうよ」
女神様の凄さを改めて実感した。また、マオも凄い。こんな魔法が使えるなんて…。
「ダイチくん、ここまでできたら後は簡単だよ。空気じゃなくて次は魔素が入ってくるのをイメージして」
それはすんなりできた。
「じゃあ、肺から心臓に魔素が移動してそこから全身に流れるイメージ!」
「こうですか…えっ!?」
僕はびっくりした。全身に力がみなぎってくる!何か凄い。
ダイチの習得が早い理由を色々と考えていたのですが、マオの魔法という事で落ち着きました。




