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マオが来た理由

「では、話を戻そうか。そもそも、マオさん!貴女は何者ですか?」


「ハンターだよ」


ハンターとは、フリーの冒険者のことだ。冒険者とは、魔物を狩る者の総称である。冒険者ギルドは、有志の冒険者達が作った一つのギルドだ。そこで、初心者支援も兼ねて、計画的に皆が強くなれるようなシステムを導入した。また、魔物を倒した時の素材も、ギルドが責任を持って売ってくれるので、ギルドの冒険者は、買い手を探すという手間を省くことができる。このシステムが導入されてから一躍有名になり、今では殆どの冒険者が冒険者ギルドに入っている。ハンターは今では珍しい。また、相当な手練れが多い。


この、ハンターって逃げ方は僕がマオに教えた。ハンターは冒険者カードを持っていないので、提示して証明しろってことにはならない。


「そうですか。ではどうして、こんな所に?」


この質問は想定外だった。


「旦那探しだよー」


「えっ?」


僕もジルバさんも同時に驚いた。


「マオは、結婚したいけどなかなかいい相手がいなくて色々な町を回っていたんだ。すると、ダイチがいて、本当ヨワヨワだったから、手伝ってあげてた所だったんだよー」


筋は通っている。しかも、追加で質問をしにくい内容だ。女性にこれ以上突っ込んで聞くのはセクハラ問題になりかねない。バカなフリしてしっかりとマオは考えている。凄い。


「そうですか。では、あなたが魔族ではないって証拠はありますか?」


「見た目かな?ジルバさん、私を脱がせて全部見てみる?」


「それは、よしておくよ。マリサさん、入ってきてください」


一人の魔道師の女性が尋問部屋に入ってきた。


「彼女は、マリサといいます。Sランク冒険者です。女神様の修行の合間にここに来てくれました」


すると、早速


「クリアー!!」


マリサが叫ぶ。何も起きない。

異常状態や、変装等を解除する魔法だ。


「どうやら、変装はしていないみたいだな。ちょっと、女子更衣室に来い!裸にひんむいて、魔族の紋章が無いか見てやる!」


そう言って、マリサがマオを連れて消えていった。


「悪く思わないでください。これも、ダイチくんとマオさんの為です。これで、マオさんが白だとわかれば、あなた達は無罪です」

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