マオが倒れてた理由
僕が浅はかだった。ゴーダが約束を守ってくれるとは限らない。
冒険者にとって、悪は弱いことだ。強さこそ正義だ。僕は、女神様の洗礼をサボった。そのバチがあたったのだろう。でも、諦めきれない
「あおお!!あええ!(マオを返せ)」
もう、舌が動かない。地面に寝そべった状態から動くこともできない。しかし、僕は必死に叫んだ。
「あいつ、何か叫んでるぜ!」
「何言ってるかわかりません wwww」
「あのまま魔物のエサになるんじゃね?」
「そりゃ面白いな!」
「マオは、約束を守らない男はキライ!」
そんな言葉が聞こえた。
その後、轟音が聞こえてきた。
見ると、ゴーダとスネスが倒れている。
そして、マオが僕に駆け寄ってきてくれた。
「ダイチー!ありがとー!凄くカッコ良かったよー」
えっ?僕はびっくりした。マオは物凄く強かった。
「いま、回復してあげるね。」
そう言って、マオが手をかざすとキズがどんどん修復されていく。
「あれ?完全に治ってる」
「そーだよーマオが治した」
「ありがとう。マオ、君は凄いんだね」
「マオよりもダイチ凄いよ!」
「えっ?」
「やっぱり人間は凄い!」
マオはよくわからない事を言い出した。
ゴーダとスネスが目を覚ました
「ダイチ、お前覚えてろよ!」
「そうだぜダイチ、お前が魔族のスパイってことをジルバさんに言ったらお前はお尋ね者だ!はははは!」
そう言って!ゴーダとスネスはどっかに行った。
はぁ。どうして魔族と仲良くしたらダメなんだろうか…確かに人間と魔族は敵どうしだけども何か違う気がする。
「ダイチ、マオと仲好くしてたらダイチが悪者になるの?」
「人間と魔族ってのは敵対しているから、そうなってしまうみたい」
「そっか。それはごめんね」
「いいよ。でも、どうしてマオはこんな所に来て、何も食べずに倒れていたの?」
「人間に興味があった。人間って凄いから。倒れていたのは、食べ物なかったし魔素が薄いから」
魔族は、魔素が濃い所なら殆ど食べなくても生きていけるって聞いたことあるけど、やっぱりそうなんだな。
「魔族ってよく、人間の食べ物を奪ったりするけどマオはそんなことしないの?あんなにも強いのに?」
「奪ったり盗んだりするのは悪いことでしょ?マオはそんなことしないよ」
なんていい魔族なんだ!こんな魔族が居るなんて、是非力になってあげたい。
「じゃあ、人間の姿に化けることはできる?人間は魔族をみると怖がるので、できるのなら、その方が何かといいよ」
「あっ!それできる!」
すると、マオの青い身体は一瞬で肌色になり角や尻尾等も消えた。
「凄いね!」
「うん!マオ良いこと思い付いた!これでダイチは悪者じゃなくなるよ!」




