ジェロン
朝食を食べ終わりマオ達はまた走り始めた。
そして、昼前頃にようやく『ジェロン』に着いた。
「ようやく着いたわね『ジェロン』。あそこに見えるのが、ヒルコ大陸で一番大きな教会よ。」
女神様が言った方角を見ると大きな建物があり、てっぺんに『土』マークの飾り物があった。
マオは、町中の人の魔力の流れを探った……いる……あそこにレイスがいる!
「女神様っ!」
「わかってるわ。レイスがいるのよね。」
「うん。」
「えっ!? 本当に居るの?」
ダイチが驚く。
「ついにあの日のリベンジができそうね。」
アズミは、闘う気満々だ。
「女神様、俺達はどうやってレイスを捕まえるのですか? 下手をすればここでは我々が犯罪者になってしまいます。」
シンジが聞く。
「とりあえず、レイスに会って話をしましょう。彼女もここでは派手に動けないはずです。」
女神様が答えた。
マオ達は、教会に入った。
「信者ではないようですが、何かご用件でしょうか?」
職員の人が入って直ぐの受付で話しかけてきた。
「私達は、レイスさんに会いに来ました。レイスさんはどちらにいらっしゃいますか?」
女神様が応える。
「失礼ですが、アポは?」
「そうですね……アポは-―。」
そこに、杖を持った女性が歩いてきた。
「あら、ダイチくん一行じゃない! 久しぶりね!」
レイスだ。
「これは、レイス様! 失礼しました。怪しい者達だったので引き留めておりました。まさかレイス様のご友人とは思いませんでした。」
「いいのよ。私も久しぶりに会えて気分がいいわ。どうぞあがって。私の部屋にどうぞ。」
そう言ってレイスが案内してくれた。怪しい。
みんな女神様を怪しんでる顔をしている。
「フフフフ……みんな固くなってて可愛いわね。苛めたくなっちゃうじゃない。」
「それはどういうことですか? 貴方は私達を苛めたいということでしょうか? 言っておきますがこちらはSランク冒険者一人にマオさん迄いますよ。貴方に勝ち目なんてありませんよ。」
女神様は応える。
「あら怖いわね。まあいいわ。着いたわ。ここが私の部屋よ。」
なんというか、刺々しい壁紙に赤い床。そして、家具が赤と黒のみで統一されてる。
「素敵な部屋でしょ? 私の好みよ。ダイチくんとシンジくんに覚えてね。」
「「えっ?」」
ダイチとシンジはびっくりしている。
「まあ、寛いでよ。あぁ。コーヒーでもどうかな? 飲んだことある? 東の民の人は飲んだことないかな? 凄く苦いよ。勿論苦いのが好きな人はそのまま飲む。でも甘いものやミルクを混ぜると苦いのが苦手な人も飲めるようになる。苦味と少しの甘味これを混ぜ合わせると甘美な味になるのよ。面白いわよね。」
そう言ってレイスは台所へ消えていった。
レイスの再登場です。
僕はレイスが好きなので再登場させちゃいました。ごめんなさい。




