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姿を変えられたショウ

「あっ。ごめんなさい。マオさん。俺は、ミナト寿司で見習いをやっていた者です。最近よく通ってくれていたから覚えてます。」


「どうして、レイスの姿になって檻の中に入ってるの?」


「実は、俺寿司屋を辞めて冒険者ギルドのスタッフになったんだよ。そしたら、夜勤でここのレイスの見張りを命じられて、見張っていたんだけどちょっと色々と騙されてしまってこうなったんだ。」


「あぁ。ショウが夜勤で見張りってのは本当だ。交代の時間に俺が来たときは、見張りがいなかったからこいつの言っていることの辻褄は合ってる。」


看守が答えた。


「ショウはどうやってレイスに騙されたの?」


「そ……それは、言いたくないです。それを言うと一生俺は笑われ者になってしまいます。」


あぁ。なんとなくわかったよ。レイスに誘惑されたんだろうな。


「わかった。詳しくは聞かないよ。」


丁度、ダイチやアズミもやってきた。そして、ダイチ達の後ろには女神様……!? それと、男の冒険者。魔力の流れを見た限り結構な実力者だ。


「この者がレイスか?」


女神様が聞く。


「あっ。はい。しかし、本人とこのマオって人が違うって言ってるんですよ。」


看守が答える。


「女神様、魔力の流れが見えるならわかるでしょ? こんな魔力の流れで魔法なんて使えないと。」


「確かに、これは戦闘力が皆無だな。おい! シンジ! こいつの変身魔法を解いてくれ!」


「はい。わかりました。『クリアー!』」


檻の中のレイス?の身体がみるみると男性の姿に変わる。そして、その姿は寿司屋の見習いの姿だった。


「ショウ! やっぱりショウだったんだ。」


看守が叫んだ。


「つまり、レイスに逃げられたってことね。」


女神様が看守に聞いた。


「あっ……はい……」


「ちょっと、ここの隊長を呼んできてくれる?」


「わかりました。直ぐに呼んできます!」


「さてと、マオさんと言ったかしら? 最近会ったばかりね。オード村だったっけ? あの時はありがとうございました。助かりました。」


「いえいえ。どうも。」


「見た限り、マオさんは魔力が流れてないけど何かあったの?」


「実は、魔法が使えないの。」


「なるほど。でもわかるわ。魔法がなくてもそこのシンジよりも強い。本当興味深いわねぇ。あと、ダイチさんと言ったかしら? あなたもカオード村以来だけど、噂は聞いているわよ。C級になったんだっけ?」


「はいっ! ジルバさんのご厚意でC級にさせていただきました。」


「ジルバ? 誰でしたっけ? あっカンナ町の隊長ですか。実はね、私、ダイチさんに興味があって今回シンジに着いてきたの。そういえば、ダイチさんは、私が見る限り私の洗練を受けていないみたいね。」


「はいっ! 遅刻してしまい。受けてません! その変わりマオにやってもらいました!」


「そうなの……私以外にできる人がいるのね。まあいいわ。ダイチくん、君のその力の成長速度はマオさんのお陰ね?」


「まあ、そうです。正直、マオには感謝してます。」


マオはダイチがそう言ってくれて嬉しかった。


「女神様! 連れてきました。」


「わ……わたしが、ミナト町の隊長のチコです。」


「あら、随分と小さいくて可愛い隊長ね。」


「こ……これでも大人ですっ! よく子供って言われますが……」


「そうなの。レイスが逃げたみたいだけどそれはご存知なの?」


「はいっ! 先ほど聞いて私もびっくりです。」


「管理が甘いわね。ちゃんと管理できてるの? このギルド。まぁ、いいわ。貴女を責めても仕方ないわ。とりあえず、このショウという男性を尋問しましょうか。どうやって逃げたのかを。貴女の処分はその後ね。」


やばい……マオがせっかく聞かないでいてあげたのにショウが尋問されてしまう。


「めっ……女神様! ショウはレイスに騙されて逃げられたらしいの。どう騙されたかは本人は言いたくないみたいだから、そこはやめてあげて。」


「そうなの……? まぁいいわ。軽く尋問します。尋問は、私とショウの二人で行います。本人のプライバシーも考えて……必要な部分だけ開示するようにします。それでいいかしらマオさん。」


「うん。それでいいよ。」


そして、女神様とショウが尋問室に移動していった。

皆様、非常に短い期間でしたが投票ありがとうございました。


結果は明日に出ます。楽しみにしていてください。

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