アズミへの不信感
「マオちゃん今日はお疲れ様。」
マリサだ。
「マリサありがとう。今日も色々とあったね。」
「マオちゃんの『斬』だっけ? あれ、私にも見えなかったよ。多分、Sランク以上のスピードを出さないと出来ないと思うからダイチくんにはまだ早いかも……」
「うん。そうだよ。マリサの目で追える最大スピードが20だとすると、今回のは25だよ。」
「でも、どうしてダイチくんにそんな高レベルな技を……?」
「わからないけど、ダイチならできると思ったんだよ。今迄もそうだったし。ダイチは、目標があればそれに向かって頑張る。だから、格上の技でも挑戦させたいと思ったんだよ。」
「あははは。確かに、ダイチくんの成長速度ならすぐにできそうだね。」
「うん。」
「あと、あのアズミって娘大丈夫なの?」
「えっ?」
「カーテンで、光をチラチラとさせてたじゃない?」
「うん。あれ何だったの?」
「多分だけど、暗号。誰かと連絡を取っていたんだお思う。」
「そうなんだ。凄いね。そんなので連絡取れるんだね。」
「うん。何かやばい組織と関わってそうだし。」
「アズミが裏切った時はその時だよ。マオは、アズミを信じるよ。きっと裏切ってもアズミは最後に助けてくれるよ。」
「だといいけど……。」
そんな会話をして夜が明けた。
朝だ。今日は、レイスの尋問がある。三人で同行してくれと冒険者ギルドから依頼があった。そして、本部からも尋問の傍聴に誰か来るみたい。
本部の人は昼過ぎに到着するみたい。
その間、訓練でもするかな。
とりあえず、朝食を摂る。
朝食は昨日と同じであら汁とお米だ。勿論、ミナト寿司。
そして、走る。アズミの体力も昨日よりはマシになっていた。昨日は色々と闘いがあったからね。
午前中はずっと走っていた。走った状態で襲ってきた魔物と闘うという訓練もした。
ダイチは、問題なくできたけどアズミは照準が合わなくなかなか難しいみたい。結構矢を外している。
「アズミ! もっと集中して! 長期戦になった時こそ相手に疲れが溜まっててチャンスなの。だから、そこで決めたら確実に勝てるから。実力差があったとしても体力に差があれば勝てることもあるから。」
そう……マオにももっと体力があればあの時アツシを救えた……
そんな感じで午前中のトレーニングは終わった。
ミナト寿司で昼食を摂り、本部の人の到着を待つ。
しかし、大事件があった。
「大変だー!! レイスの杖がない!」
誰かの叫び声。レイスの杖が失くなっていた。更に……
「船が一隻なくなってる!!」
船も……!? もしかして、マオは急いでレイスが監禁されている所に向かった
そこに、レイスがいた。でも、レイスじゃない!
「その人、レイスじゃないよ!」
「えっ? そういえば、さっきからずっとこいつもそう訴えてるんだよ。」
看守の男がびっくりしている。
「うん。その魔力の流れは、ミナト寿司の見習いの男の子!」
「えっ? こいつの証言と一致してるぞ! もしかして本当なのか!?」
「マオさん! 助けて! 俺だよ! ショウだよ!」
いや、名前知らないし!
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あと、ごめんなさい。主要キャラは下の方になってしまいました。登録したのが新しい順で並んでるみたいです。順番を変えられなくて……本当ごめんなさい。
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