ダンジョンを育てよう②
―――――――――――――――――
ホーム Level 1 【ダンジョンコア】
ホーム/ダンジョンコア拡張 【 DP 15】
ホーム/ダンジョンコア強化 【 DP 5】
ホーム内アイテム ホーム内スキル
その他
――――――――――――――――
ホーム/ダンジョンコア拡張 【 DP 15】も使うのか、この部屋はダンジョンコアになるから先にホーム拡張で、入口からこの部屋までの距離を確保するダンジョンを設置するほうがいいよな。
とりあえず拡張も試したいしやってみるか。
「レア!とりあえずホームの拡張を頼む」
「え〜と……この部屋の上に初期ダンジョンを設置するのね、私も賛成よ!」
レアは画面の説明を読みながら操作していく。
「それじゃあ、確定を押すわね」
レアの操作が終わると同時に室内がグラグラと揺れて行く。揺れが収まると、室内に機械音のアナウンスが響いた。
《初期ダンジョンが完成しました》
「おぉ〜レア!!さっそくだが、できたてホヤホヤのダンジョンを見に行ってみよう!」
「そうね、私も気になるし付いて行くわ!」
2人で元出口だった場所を出ると、目の前には石で加工された階段が出現していた。階段は上へと伸びており、少し先には木製の扉が見えていた。
扉の先に俺達のダンジョンが出来ているはずだ。俺はレディーファースト精神で、ダンジョンを一番初めに見る事をレアに譲る事にした。
「陽も良いとこあるじゃない!それじゃあお言葉に甘えて先にダンジョンを見させていただきまぁ〜す!」
嬉しそうに階段を上っていくレアに、俺もレアに続いて階段を上がって行く。ふふふ……福眼福眼!!
俺の目の前には、形の良いレアのお尻が俺を挑発するが如く揺れている。
しかし……なんてスタイルしてんだよ。肌は雪の様に白いし、下着の黒色が肌の白さを更に際立たせている。スラッと伸びた脚はモデルもビックリだな。
顔良し、スタイル良し、声も可愛いし……
まあ、性格に少し難ありだが許容範囲だ。まじでこんな女性がいるんだな……ホント俺のサポート役がレアで良かったよ。ガチムチのオッさんだったら俺は進んで成仏しただろう。
「陽準備はいいかしら?それじゃあ開けるわよ……」
レアのワクワクしている様子に、俺は思わず微笑んでしまった。まあ、俺も同じ気持ちなんだけどね……それにしてもほんと可愛いわ。神様ありがとう!
ギィィ
木材特有の音を響かせて扉は開いていく。
「思ったより広いわね!!陽も見なさいよっ!凄い……なんか感動しちゃうわ……」
「どれどれ?お、おおぉぉ!!スゲー広いなっ!?」
2人の見つめる先には、体育館程の大きさがある空間が広がっていた。初期ダンジョンとなっていたのだが、ほぼ俺の想像していた通りのダンジョンだな。
壁は地面を掘って作ったかの様に土壁そのものだ。まさか……崩れたりしないよな?少し心配になってしまうが、大丈夫だと思いたい。
「これがダンジョンかぁ、正直言うと俺はもっとこう……迷宮みたいな物を想像してたよ」
「それなら問題ないみたいよ!ダンジョンは自由に壁などを設置する事が可能みたい、壁の設置にはDPを使用しなくて良いみたいね!」
レアは手元に表示されているホーム画面を操作している。俺も画面を覗き込んでみると、画面上にはこのダンジョンと思われる設計図の様な物が表示されていた。そのサイドには壁、柱、オブジェクト、罠、その他と定番すぎる文字が確認できた。
「なるほど……なんかホントにゲームみたいだな。こういう系のゲーム好きだったんだよ!!レアちょっと俺が言う様に壁を設置して欲しいんだけどできるか?」
「任せなさいっ!キッチリと仕上げてあげるわ」
レアは胸を張ってポンッと胸を叩いた。衝撃を受けたわわな2つの果実は、存在感を主張するかの如く暴れ回っていた。け、けしからん……ハッ!?
ふふふ……もう少し楽しませてもらうぜっ!!陽の表情は不敵に笑みを浮かべていた。
「レア、俺の繊細な指示を本当にこなす事ができるのかな?ふふふ」
「な、なによっ急に!私に不可能なんてないわよっ!」
レアは眉間を寄せ両手を腰に添えると、グイッと俺に顔を寄せて威嚇してくる。少し前屈みになったレアのたわわな果実は、重力に逆らえずにプルンッとバウンドを繰り返している……じ、じつにけしからん!
俺が思い描く通りの展開だ、レアさんあんたチョロいぜっ……とりあえず、君の果実にlock-on!!
…………
……
しかし、怒った顔もサマになるとは美少女恐るべしだよな。
俺は暫く挑発を繰り返し、レアの様々なポージングを脳内フォルダに収めていたのだった……
け、けしからん……!!
じつにけしからん……!!
文面の修正を致しました!