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旧:Wish of Hearts -Another-  作者: Riio
もう一つの物語
25/30

-もう一人の初めてのボス-


【王国ホド:中央区:ギルドハウス】


えーえーっとテクはっと...


ピコン


テク「(カウンター付近にいるぞ)」


オズ「(あいあい)」


マコト「受信するときいちいち端末いじらなくていいの楽だねそれ」


オズ「やろうと思えばできるんじゃないか?」


マコト「おっ...うーむ....お金のにおいがする」


アイデアが無かったのか、現実では既に耳付近の骨と喉に充てることによって、耳から入る音を阻害せずに通信することができるデバイスが存在する


オズ「アイデアがあるぞ」


マコト「でもそれ機械、電気系統魔法、錬金術の複合でしょ?ちょっとボクには手が出せないかな。キミがアイデアの特権をくれるってなら話は別だけど」


オズ「そんじゃまぁダメだなぁ....どれくらいの技術があれば実現できそうかなぁ」


と考えてみてはいるが既に同じようなことを考えて実行している人がいるだろう、人が考えうることは現実になりえるかつ先駆者がいるものだ


オズ「あ」


テク「おーい」


オズ「これでゲーム内合流だな、というかデバイスからパーティ組めないのか?」


テク「できるにはできるけど特にメリットも無いしな、必要性を感じなかったくらい」


オズ「ほーん」


テク「で、その子がパーティか。男....女?」


マコト「ボクはマコト!れっきとした女の子だよ!よろしく!」


改めてみると美少年にも美少女にも見えるくらいの美形ではあるがいかんせん幼い...どこがとは言わないが。が、本人はその扱いには慣れているようだ


テク「そうか、それは悪かったな。テク・アルマニーだ、よろしくな。なかなかの美形じゃないか」


マコト「そ、そう?照れちゃうなぁ~」


やはりやはり素直に褒められるとうれしいものか


オズ「俺もちょっと自分の事でいっぱいいっぱいだったから頭から抜けてたけど、かなり可愛い部類に入ると思うぞ」


マコト「美形と可愛いは違うよ!」


テク「(ふむ...改めて思うがやはりこのゲームはNPCがよくできてる)」


オズ「(最新のAIってこんなに応答できるもんなんだなぁ)」


オズ「ところでテクだけ?」


テク「ああ、ヤマトはクエスト先に行ってる、アキラは工房だ」


マコト「みんな証持ちなの?」


テク「そうだよ」


マコト「いいね~」


テク「とりあえずヤマトのほうを手伝いに行こう、ランクⅠ~Ⅱの相手だけど始めたばかりの俺たちだと厳しいものがあるからな」


オズ「あいあい」


マコト「ハーイ」


【王国ホド近辺平野】


テク「この付近は薬草が多い、しかしそれを狙ってか魔物や肉食獣も多いんだ」


マコト「小型の草食動物も多いからね~」


テク「だからちょいちょいクエストがくる、駆け出しの冒険者にはもってこいだな。よくあるやつだ」


マコト「強い魔物や動物ほど賢いし、賢いからこそ強いとも言えるから。都市から離れて辺境になるほど強い魔物や動物が多かったりするよ。都市に近いとすぐ排除されるからね」


あ、ゲームとかもそうだけど野生動物ってだから人の少ない地ほど強いのがいたりするのか...


ピコン


ヤマト「近くおるやん、そっちいくわ」


テク「ああええよ、狩場そっちのが近いやろ、そっちいくで」


ヤマト「んなまっとるで~」


目的地に向かいながら会話は続く


テク「今回のクエストは歩合制だから倒せば倒すほど報酬が増えるぞ、そろそろ夜だから低ランクとはいえ魔物も増えるだろ」


マコト「一度出現した魔物は時間がたつほど学習していくみたいだよ、更に同種だと合体して強くなっていく。だから強敵が増える前に駆除しようってことでこの手の依頼はいつでもあるね」


テク「そういうことだ」


オズ「俺自身は実戦経験はほとんどないぞ」


テク「お前空手やってるって言ってたろ」


オズ「それとこれとはわけが違うだろ...それに武器使ったのなんてこの前が初めてだ」


ヤマト「おっすおっす」


テク「あれ、結局そっちからもきたのか」


ヤマト「大して変わらんからな、その子が話してた子?えっらいかわいいなぁ」


マコト「マコト・ケテルだよ!よろしくね!」とても上機嫌だ


ヤマト「ヤマト・タケルっちゅうねん、よろしゅうなー」


マコト「おほ~名前似てるね~」


ヤマト「たーしかに~」


マコト「話してた通りやっぱり皆証持ちなんだね、なんだか証持ちは証持ちで集まることが多いね~」


テク「まぁ専用の通信ツールでもあるからな、連絡も取りやすいし自然とそうなるんだろう」


テクがそれっぽく言う、やはり直接的ではない限り説明することが可能であることはテクも承知なのであろう


オズ「で何匹か狩った?」


ヤマト「おうーランクⅠを8体ほど」


マコト「ヤマトはギルドランクいくつなの?」


ヤマト「俺らまだ全員Ⅰなりたてやで」


マコト「ボクⅡなんだけどトレジャーハンターだから相対するランクはⅣくらいまでなら逃げおおせられるんだよね」


オズ「自慢....まぁ自慢できることか、生存第一だもんな」


マコト「でもランクⅠなりたてで8体も狩れるんだ、証持ちは違うね」


テク「どうやら証持ちは他の人に比べて防御力が高いらしい、だから普通の人が食らった一撃が大けがに繋がっても軽症で済むことがある」


ヤマト「ほーん...証持ちやから多少無茶できるんや」


マコト「魔測機って使ったことある?マナを測定する物なんだけど、証持ちは体内マナがⅡ以下は確認されてないみたいだよ」


テク「ランクⅠ相手だと大して食らわないわけだ」


ヤマト「見た感じ動きは単調だからすぐ慣れるっちゃ慣れる」


マコト「ランクが上がるほど種類も増えるし魔法を使ってくる奴もいるから油断しないでね」


ヤマト「あいあい」


テク「どうする?夜通し狩る?」


マコト「君ら証持ちって極端だよね、丸一日やら夜通しやらぶっ続けで狩りしたりしたと思ったら、丸一日どころか数日続けて寝続けたり」


オズ「まぁエネルギーの貯蓄だよ」


マコト「そうなのかぁ」


ピコン、と音がしてマコトがポケットから端末を取り出す


マコト「あ、ボクだ。はいはーい、うん、うん、ごめんね今ホドでパーティ組んでるからまた今度ね!、はいはーい」


オズ「どうかした?」


マコト「前に会った証持ちの人からパーティのお誘い、ツァバオトにいるんだってさ」


ヤマト「モテモテやな~」


マコト「でっしょ~」


オズ「いかなくていいのか?」


マコト「今は君に興味があるんだ!」と俺のほうに指をさす


ヤマト「モテモテやな~」


オズ「でっしょ~」


テク「で、その背中にあるのがスペシャルか」


オズ「そう、最初は使えたんだけどそれ以降エンチャントできないんだよね」


マコト「不思議だよね!スペシャルが手元に残ってるのに使えないなんて!」


テク「バグアイテムでも拾ってきたのか?」


オズ「いやだから急に手元に現れたんだって」


テク「確認されてる現象としてはスペシャルで間違いないんだけどなぁ」


ヤマト「お前らいつまでも話してないで狩り手伝えよな、それ腰に同じサイズの剣下げてるし使えるんだろ?」


オズ「あ、ああそうだな」


マコト「で、夜通しなの?」


ヤマト「せやな、数狩れるし」


マコト「ボクアイテム士だけど君ら証持ちだからアイテムいくらでも持てるでしょ?錬金術も初期レベルのアイテムなら作れるからそれで手伝うよ」


テク「お、それは助かるな!水ならあるぞ!」


ヤマト「え、なんで?」


テク「なんでってこのゲーム飲料と食事のステータスあるだろ」


ヤマト「道理でリアルでお茶飲んでも喉乾くわけだ」


マコト「このなぁに?」


テク「ああ、腹も減るし喉も乾くだろって話」


マコト「初めから分かるように言って!」


テク「ははは、すまんな」


オズ「ほんだら俺らも始めるかぁ」


標的を求めて走り出す、このゲームはじまったばかりなのもあり、大拠点なのもあり他のPTもかなりの数がいる。正直魔物の取り合い状態だ


ヤマト「それにしてもいくら走っても疲れないの気持ちいいなこれ」


テク「ゲームだからな」


オズ「マジ?俺疲れるんだけど」


ヤマト「なんでゲームで疲れんの」と笑われる


テク「草生える」


ヤマト「ってか俺そろそろ飲まないとスタミナ切れるわ」


テク「ほれ」


ヤマト「さんきゅー」


マコト「怪我はしてない?」


ヤマト「割と減ってるからポーション欲しい」


マコト「12個あるけど足りる?生産しようか?」


ヤマト「3人分使うから追加あるとええかもしれん」


『減ってる』という単語に対して特に違和感を抱いていないあたり、証持ちが怪我をしてることを『減ってる』と言うことに慣れているようだ


ヤマト「あ、そういえばポーションでも飲料ステ回復するんや、道理で」


マコト「まぁ元は水だからね」


テク「ん?ヤマトが何を言っているのか通じてるのか?」


マコト「喉の渇きが回復するんでしょ?」


オズ「あれ、これもしかして、ちょっと公式見てくるから体守ってて」


テク「うぃ」


すっと空を撫でてログアウトを選択、さっき表示したままのWoSの公式が表示される。

トランスレーション(翻訳)機能がアップデートされ、ゲーム内で伝えられない言葉が自動的に翻訳されるようになったようだ。


オズ「ほーん最初からやれ定期」そのままWoSを起動する


コンディションやら通信状態やら電子指令系統の確認やらの表示がなされ無事ログインする


オズ「翻訳機能がアップデートされてフィルタリングされてた言葉が勝手に翻訳されるようになってた」


ヤマト「最初からやれ定期」


オズ「わかる」


テク「まぁほら確かにリアルの各国語の対応とゲーム内の出力変更とか同時進行だろうからね仕方ないね」


オズ「狩りは12体か、あんまり進んでないな」


ヤマト「いやだって見てみ周り」


オズ「おお」


起き上がって回りを見てみてるとなかなかの人数がいる、かなりの人数が同じクエストを受けているようだ


テク「それもそうか、アキラの選択は正しいなこれ」


オズ「MMOの宿命ってやつか」


マコト「まぁ都会の傍は人が多くて当然だよね、にしても最近急に証持ちが増えすぎな気がするけど」


テク「今まではどうだったんだ?」


マコト「証持ちは元々伝説だったんだよ、実際昔から本当に極稀に証持ちがいたらしいよ。だからこそ選ばれし者の証って呼ばれてたんだけど...」


オズ「けど?」


マコト「つい1年ほど前に急に経歴不明の証持ちが増えて急に皆いなくなったってのが2度くらいあった」


テク「恐らくクローズドベータとオープンベータだろうな」


オズ「ん?ちょっとまて、昔から証持ちが存在した?」


テク「開発陣じゃないかな、前例があるというシナリオ」


オズ「ほーん」


ヤマト「あかんわこれ、平日夜にやるもんちゃうわ人多すぎて狩れへんわ」


マコト「まぁこうやって魔物狩りに躍起になってくれるおかげでずっと安全になったんだけどね」


ヤマト「撤収撤収!やってられんわ!」


マコト「何体倒したの?」


ヤマト「ランクⅠを15」


マコト「証持ちはやっぱり強いね、15体って普通の人だったら10人態勢で警戒して挑む数だよ」


ヤマト「これでもギルドランクⅠなんやろ?証持ちは難易度高くされてるんか?」


マコト「受付に聞けばわかるけど、どうしても実績性だから最初が低いだけだよ。クエストこなしていけばちゃんと上げてもらえる」


ヤマト「ほーん」


テク「とりあえず今晩は撤収しよう。人が多すぎる。回り見ても魔物探すほうが大変だ」


ヤマト「俺しか倒してへんやんけ!」


オズ「そういうこともある」


ヤマト「お前それ別のゲームでも言えんの?」


オズ「そういえば...言える」


マコト「なぁに?ゲームしてるの?」


...ん?これはひっかかざるを得ないぞ


オズ「え、ゲームあんの?」


マコト「?アナログゲームとかデジタルゲームとかあるじゃん」


驚いた。世界観を見るに中世あたりを意識したゲームだとばかり思っていた


テク「確かにテレポーターなんてものが作れる技術があるのにゲームがないわけないよな」


ヤマト「ゲームの中のゲームなんてまぁ珍しくもないわな」


オズ「たーしかにー」


テク「撤収しよ、終わり終わり」


マコト「結局ポーション追加いらなかったね」


オズ「そういうこともある」


ヤマト「はーい帰ろ帰ろ」


「うわぁぁぁ!!」


急な叫び声に驚いて全員がそちらを向く


「なんだこいつ!でかいぞ!」「2メートル...いや3メートルか!?」


マコト「ランクⅢだよ、冒険者成り立てが太刀打ちできる相手じゃない」


マコトのほうを見ると何やら計測器のようなものを取り出している、計測器は矢印のようなものを例の魔物のほうへ。中の水晶は黒く、ゲージはⅢを超えている


「こいつやれば昇級できんじゃね?」「誰がトドメ取るかの競争だなこれは」


マコト「証持ちは...証持ちは死んでも死なないもんね、痛みも感じないみたいだし」


オズ「そのほうがたくさん守れるからいいだろ」


ヤマト「くっさ」


オズ「俺たちもいこう!」


「俺らも混ぜてくれよ」


テク「ユウキさん!なんでここに!」


ユウキ「ビギナー...アユラを連れてきてたんだ、そしたらいい獲物が出てきたじゃないか」


オズ「さっき話してた人?」


テク「そう、オープンテスターだからギルドランクは既にⅢでマナランクもⅢまで上がってる」


マコト「ランクⅢなら心強いね!相手も計測上Ⅲだから...あれ?」


オズ「どうした?」


マコト「魔力が少しずつ上がってる...!」


ユウキ「やべぇぞ、周りのシャドウを取り込んでるんだ」


ヤマト「なんやて、早めに対応せな手に負えんくなるぞ!」


ユウキ「念のためギルドにある程度の強さの援軍要請しておいた。俺とアユラは左からいく、右から頼む、恐らく他のPTは大半が正面から向かってるだろう。先に行ってるぞ」


マコト「恐らくだけどコイツここで発生した魔物じゃないよ、どこかから来たんだ」


ヤマト「なんやアイツ体の一部が変化してきよったで」


マコト「特異化だ!強い魔物ほど学習して防具や武器を身に着けたり体の一部を硬質化させたりするからやっかいになるよ!」


テク「はやいとこ俺らも行こう、右から挟み撃ちだったな」


ヤマト「右ってどっちや!俺らから見てか!?あいつから見てか!?」そう言いながらも真っ先に走り出す


オズ「ユウキさん達の反対側に行けばいいんだよ!」


何を隠そうこのゲーム、相手の強さに応じて与えたダメージや、敵対中の相手から食らったダメージの回復、バフによる与ダメージの上昇、被ダメージの減少等がそのまま経験値になる


マコト「今回の特異化は鎧タイプだよ!防具の合間を狙って攻撃するんだ!」


ヤマト「見りゃ分からぁ!」


その体躯を生かした右手の大振りで数人を吹き飛ばす。既に右手は硬質化しており今の一撃て低レベルプレイヤーは沈んだ


ユウキ「今!」


アユラ「はい!」


アユラによる魔法で魔物の右足の前の地面が少し隆起する。既に魔物の右手後ろ側に回り込んでいたユウキは盾を構え体当たりを仕掛ける。

急な硬質化により重くなった右手を振った勢い、支えきれずに前に出そうとした右足のつまづき、ユウキによる体当たりが噛み合い見事に魔物は倒れこんだ


ユウキ「もらった!」


オズ「よし!」


ヤマト「重いの行くでぇ!」


連携のとれているうちらのPT以外は魔物が倒れこんだ勢いで少し距離が開いている。その点俺たちは既に倒れこもうとしている状態からそのまま突撃していた

ユウキが倒れこんだ魔物の右足を踏み台にしてジャンプする、空中で勢いをつけつつ硬質化していない部分を見つけそこに片手剣を突き立てる

その間俺は近づきながら銃撃を浴びせダメージを稼ぐ


ユウキ「ありゃ、やっぱり浅いなぁ」


ヤマト「だあらっしゃぁ!!」


ベタンと倒れこんでいる魔物のまだ硬質化していない左腕に身の丈ほどある片刃の大剣をヤマトが叩き込む。

かなり刃が食い込むが切断には至らない、見えていないだけで表部分は硬質化がはじまっていたようだ


ヤマト「踏め!」


テク「まかせろ!」


すぐ傍まで走り寄っていたテクが大剣を勢いよく踏みつける。ガキッという音がして直後にズドンという音がする。切断に成功したようだ。身体強化全振りは伊達じゃない


マコト「コア持ちだよ!ユウキの刺したところのもう少し奥!」と先ほどの機械を向けながらマコトが走り寄っている


ユウキ「ダメだこれこの剣じゃとどかねぇや」


オズ「ヤマト!踏み台!」


ヤマト「よっしゃ!」


ヤマトが両手を組んで踏み台になる態勢を取る、一番後ろを走ってきた俺を勢いよく放り投げる


オズ「ユウキさん!エンチャント!アユラさん同時に持ち上げて!」


ユウキ「分かった!」


アユラ「やってみます!」


取り回しの良い少しばかり短めの剣だが柄まで突き刺さっている、そこにユウキがエンチャントを施し飛び退く。属性は黄色、電気だ


オズ「これでどうだ!」


剣へのエンチャントと脚への身体強化を集中させユウキの剣の突き刺さっているすぐ隣を突き刺しながらユウキの剣を踏み抜く。同時に地面がせり上がり勢いが増す。パキと小気味の良い音がした。

俺の脚ごと剣が魔物に突き刺さっている


ユウキ「それ抜けんの!?」


オズ「まだまだ!」


「あいつらすげぇぞ!」「まだ倒れてる!畳みかけろ!」「経験値ウォアアアア」


腰に全身体強化を集中させ突き刺した剣ごと体を回転させる、その最中他のプレイヤー達が攻撃に転じてくる


オズ「うぉら!」


グルンと剣を一回転させる、それと同時に残った右腕を使い起き上がる魔物。すると胴がすっぽりと抜け落ちた。コアのある部分を無理やり切り出したのだ


マコト「それ!コアだよ!」


ユウキ「俺の剣」


オズ「あ、ありがとうございました。コアすっぱ抜けましたよ」


マコト「これを中心に魔物が現れるんだよ」


ユウキ「知ってるさ。ただうーん...これを壊して大量の経験値にするか、魔物を数湧かして倒すか迷うな」


マコト「え...?」


ユウキ「ああいや、数倒しておくと後々魔物の沸く頻度が減るらしいんだよ」


マコト「あ、そうだったんだ。知らなかった」と胸をなでおろす。確かに住民からしてみれば恐怖の元凶ともいえる物が目の前にあってそれを利用しようだなんて恐ろしいことだろう


悩んでいるところ魔物の解体が済んだようでいろんなプレイヤーが寄ってくる


「なんだそれ!レアドロか!?」「ちげーよコアだよ、ギルドで教えてもらったろ」「それどーすんの?」「経験値うまかったなぁ」


オズ「ああ、今ここで壊して経験値を分配するか、このままにして魔物沸かして狩るか悩んでたところ」


「なら数沸かそうぜ、ギルド報酬も増えるしランクも上げやすくなる。壊すのはそれからにしようぜ」「俺も数ほしいわ」「私も、ちょっと人多くて狩れなかったし」


そんな話をしている間にも魔物が湧き始めている、あまり大きくないとはいえこれがコアの力


オズ「数欲しい人のほうが多いみたいだしそうしよう、人も多いから湧き次第倒して逃がさないようにね」


「はいよー」「おっけーさんきゅー」「よろしくねー」


マコト「証持ちが戦うところを見るのは初めてじゃないけどやっぱり凄いね」


ユウキ「そうだな、ただこいつらは単に別格の連携だと思うぞ。特にオズの発想は驚かされた」


マコト「ここら辺にいるってことは皆ギルドランクⅠだと思うし、君らもユウキ以外Ⅰでしょ?それなのに18人相当のランクⅢを5人で、しかも数秒でコアを抜くなんて...」


テク「そういうこともある」


オズ「わかる」


ヤマト「アユラちゃんやっけ?見てたけどアシスト凄かったなぁ」


アユラ「あ、ありがとうございます」


ヤマト「よかったらウチらのPTと合流せぇへん?ランクも同じやし、あ、これフレコ、よろしぅなー」


テク「お前ほんと目離したらナンパしよってからに」


ヤマト「違う!俺は純粋にフレンズの輪を広げようとだな!」


オズ「はいはい俺らも狩りしような~」


ユウキ「PT合流はいいと思うぞ、俺はこの辺りだともう相手にならないし」


ヤマト「言ってみるもんやな!」


マコト「このカワイイカワイイマコトちゃんがいるのになんたることか」


オズ「マコトには俺がいるだろ」


マコト「えっそれはちょっと...」


テク「草」


マコト「冗談だよ」


ヤマト「NPCといちゃいちゃすんなや」


マコト「君らも今や一般人だよ。証持ちは回り見ての通りたくさんいるんだから」


NPCは一般人と訳されるのか


テク「ほらほら狩りして砕くんだろ、さっさとギルドランクⅡにしてもらおうぜ」


この後めちゃくちゃ狩りした

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