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旧:Wish of Hearts -Another-  作者: Riio
もう一つの物語
22/30

-もう一人の物語-

【訓練用パティキュラー庫】


「リクシオの持って行った武器、確か対になって入っておったな...」


マクア教官はそのことを思い出し、夜間の見回りついでに倉庫を除きに来た


「よく考えればあ奴が武器を持たなかったのは必要以上に人を傷つけたくないからだったのぅ...確かこのあたりに...ん?」


箱を見つけた教官、しかし中身は空っぽになっていた


「なんと...持ち主の元へと向かったか...」


【???】


「はっはっはっ」


青年は森の中をひたすら走っていた


「どうなってるんだ!」


青年は傷ついていた

そのすぐ後ろからはハイシャドウが追ってくる


「うわ!」


木の根に足を取られ倒れる、すぐに受け身を取るが既にハイシャドウは攻撃態勢に入っていた


「くそっ!」


青年は目をつむり両手で致命傷になる顔を守る


ギィン!


目を開けるとそこには白と金の装飾のされた剣?が現れていた

ハイシャドウの爪と鍔迫り合いになっている


「なんだ!?とりあえず武器だ!」


ハイシャドウを一旦退ける


「これは剣...銃か?」


ハイシャドウに銃口を向けおもむろに引き金を引く


ダァン!


白い球筋と共に弾丸が飛んでいきハイシャドウの右腕が吹き飛び消滅する


「うわ!凄い威力だ」


大きくよろける自分と同じくらいの身長を持つハイシャドウ


「今だ!」


力強く踏み込む、その足元には小さな魔法陣が出現している、と同時に刀身の刃が青く光り始めた

想像以上に素早く接近し左下から右上に向かって剣を振り上げ胴体をぶった切る


「はぁ、はっ...なんとかなったか...?」


消滅していくハイシャドウを他所に

呼吸を整えて身をひそめる、周りに何かが動く気配はない


「さっき斬るときにこの剣青く光ったが...」


青く光っていた部分が消えて真白な剣に戻っている


「ケテル...ホワイト?」


良く分からないがとりあえず左腰にあるブレードホルダーに通す


「とりあえず近くに何かないか...?」


警戒しつつ森の中を進んでいくとかなり大きな道に出た


「お?道だ、多少安全かな...」


道沿いに適当に進んでいく。この道に来るまで日が昇り、日が落ち、かれこれ7回目の夜だ


「ダメだ...もう空腹で限界だ...」


青年はその場に倒れてしまう


...........................


「ん?誰か倒れてるぞ」


「行き倒れか、持ち物だけ奪ってほっておけ」


「はい」


少女は目に入った白い剣銃に手を伸ばす


バチィッ!


「ッツ!」


「ほう...スペシャルウェポンか、それに白、それなのに行き倒れかい、魔動車に乗せな」


「はい」


少女は小柄ながらも魔動車に青年を乗せる


「さてさて、共和国まで行くかね」


........................................................


【???】


「う...ん...ここは?」


「目が覚めたようですよ」


「ここは共和国内最大規模のギルドハウスさ」


-共和国:第一ギルドハウス-


「お前なんであんなところで倒れてたんだい?」


「あんなところ....?そういえば魔物に追われてなんとか倒して大通りに出たんだっけか...」


「その武器、どこで手に入れたんだい?」


「これは魔物に襲われた時気が付いたら手元にあったんだ」


「めぐり合う武器か...スペシャルウェポンは知ってるかい?」


「ああ、属性一致武器だろう?」


「そう、そこの子がそれに触れようとしたら弾かれたんだ。間違いなくそれはお前のスペシャルウェポンだよ

それにしても異質だね、銃剣のように見えるけど剣の部分のほうが大きい、稀に聞くトリガーセイバーだろうさ」


「トリガーセイバー...言われてみれば形状は間違いない、リボルバータイプだ」


「ああ、使いにくいだろうが使いこなしてみな、お前だけの武器だ、それに答えて強くなるだろうさね」


「ところであなた名前は?」


「そうだ...俺は...俺は誰なんだ?」


「「え?」」


「そういえば名前が分からない」


「お前記憶喪失かい、どこまでわかる?」


「うーん...思い当たるのは名前と7日前以前の記憶や出生が分からないな...」


「そうかい...武器の使い方は?」


「どれも最低限は使える...と思う」


「その武器は?」


「昨晩?使ったのが初めてだ」


「エンチャントできるかい?」


「やってみよう」


腰にあるトリガーセイバーを手に取り、エンチャントを試みる


「ん?何も反応しないね」


「あれ、あの時は使えたんだけどな」


「分かっていると思うけどエンチャントできないと生半可な力じゃ魔物にはまともに効きやしないよ」


「そうだな...」


「ふむ、助けたお礼と言っちゃなんだけどお前には俺らの仲間として戦ってもらうよ」


「特に行き場もないし反対する理由もない、協力させてもらうよ」


「まずは呼び名が無いと不便なので名前を決めましょう」


「そうだな...オズリー・マルクト(あなたの好きな名前)...オズ(呼ばれたい名)とでも呼んでくれ」


「オズリー...オズかい、即興にしてはいい名だね」


「私はアーテルと言います」


「俺はアニキと呼ばれてるよ」


「改めてよろしくな二人とも」


「さて、まずはまともにエンチャントできる武器を探しにいかないとねぇ」


「武器屋へ行きましょう」


「金はどうするんだ?」


「これから仲間になるんだ、それくらい出してやるよ」


「ありがとう」


「そしたら行くかねぇ」


俺はベッドから、アーテルは椅子から、アニキは窓際から立ち上がり外へ出た


...........................................................................


「武器屋は近いのか?」


「ここをどこだと思ってるんだい?共和国第一ギルドハウスだよ、中に武器屋があるしブラックスミスもいる」


「ほお、凄いな」


話しながら階段を降りていく、6人横にならんでも平気なくらい広い中央階段だ

階段を降りてすぐ左右に受付がある


「こっちだよ」


階段を降りて左側の方へ案内される


「いらっしゃい、あら、珍しい武器持ってるね」


「ああ、でも今は使えないみたいなんだ」


「それ白魔法で動く武器でしょ?使える時と使えない時があるなんて更に珍しいね」


「そ、だから使える武器探しに来たわけよ」


「なるほどねぇ、その目、見たことないくらい白に近い水色だね。好きなの見てって」


受付右側の扉を開いて武器庫へ案内してくれる


「ありがと、さぁどれがいいもんかね」


「私はこの短剣とハンドガンを使用しています」


「俺はこっちの短剣と片手剣だよ」


「ふむ...俺はどうしたものか...」


腰に下げたトリガーセイバーを手に取りいろいろいじりまわす、と


「お、外れた」


剣になっている部分と銃になっている部分が外れ、変形し片手剣とハンドガンになった


「それ変形もできるのかい、凄い代物だねぇ」


「今は...使えないけどね。よし、なら片手剣(片手武器)とハンドガン(片手武器)にしよう」


「片手剣は特にサイズや形状に種類が多いよ、どれがいい?」


「これと同じ長さと片刃の片手剣とリボルバータイプのハンドガンがいいかな」


「流石にその片手剣と同じロングノズルになってる物は無いけど、それ以外が酷似してるものならあるよ。ハンドガンは向こう」


「お、じゃぁ長さも同じこのあたりので....片刃のやつで...これにしよう」


「なら次はハンドガンだね、だいぶグリップが長くオートマチックのガバメントモデルに近いねぇ。似たようなものあるかい?」


「ありますよぉ、そこまでグリップは長くないですけどグリップがガバメントモデルのリボルバー」


「お、じゃぁそれで」


「装備は決まったね、エンチャントと試射をしてみよう」


「こっちの出口から試射場にいけますよ」


促されるまま外に出る


「それと、はい、スピードローダーです。リボルバーを使用するには必須級ですね、ただ小型持ち物なのでアイテムを圧迫しますが」


そう言ってポーチ一杯にスピードローダーを計6個渡してくれた


「10m木人に向かって3回撃ってみてください」


ダァン!


ダァン!


ダァン!


「お、十分あたりますね」


「30mいってみましょう」


ダァン!


ダァン!


ダァン!


「やりますね!自然と手に身体強化ができて反動が抑えられてます!」


「拳銃としてはこれで十分でしょう、弾丸に思うがままエンチャントしてみてください」

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