表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/292

第44話 実録、私は見た!?

次回は12月17日投稿です。


さあ、やってまいりました!! 乙女の森を余すところ無く使った、魔物殲滅作戦その3!


あまりに楽しみ過ぎて、テンションがおかしいけど、気にしない。気にしないったら、気にしない♪♪

……………本当だよ?



んじゃ、魔物殲滅作戦を振り返ってみましょう☆ ネーミングセンス無いのは突っ込まないでね?(汗


魔物殲滅作戦その1。

広範囲に渡って、あたしが作った300枚になるお札を罠として設置。一枚一枚には、上級呪文がセットされてます☆ 所謂、地雷みたいな感じをイメージして下さいな。まくまで、イメージよ?

まあ、あたしは威力見てないけど、半分程が消滅した………らしいです。思わず背筋から、汗が吹き出したのは内緒( ̄ロ ̄;) やべぇ、威力とか考えてなかった。内心、ストレス発散したかっただけで、作り出したものだったし? 一種のトランス状態って奴なんで。今度から気を付けないとね…………(汗



そして魔物殲滅作戦その2。

翔太による光属性最強呪文の発動。

森から1キロの間は、一切罠を仕掛けなかった。まあ、翔太からの要望だったからなんだけど。まさかあれで先頭集団を含めた半分が消滅。



……………シャレにならないんだけど!?



消滅よ? しょ・う・め・つ!!!

跡形も残らないって…………、どんな威力の魔法よ!? あたしだって流石に無理よ? そんなの使うより、上級呪文複数ぶっぱなした方が気が楽だもの!!!(笑)←えっ。



そして魔物殲滅作戦その3。

森の中に罠を設置、アンド幻術で仲間同士で自滅。因みに罠は魔物を食べる食虫植物を設置。

いやー、まさか森に住む精霊様方が、こんなに協力的だとは。正直この後、森の中に入る翔太とあたしはマジでヤバイよね? つーか、やり過ぎだよっっっ!?

あと、幻術や罠はあたしと翔太、森に住む精霊さん、あたしの式神様達には無効です。ちゃんと御守りやら専門の術をかけましたよ。マジでヤバイしね(汗




さーて、それじゃ、森に入りましょう♪♪ 某ホラーゲームリアル版ですよ☆☆

……………あたしは陰陽師だったから、夜はリアルホラーゲームさながらの日々でしたけどね!! ケッ!


「お、いたいた………」


しばらく森の中をぶらつくと、前方に挙動不審な魔物さんが☆

さっと木陰に隠れて、少し先にいる魔物さんを観察中。いやー、幻術の効果は森の中限定にしといて良かったわ。威力がシャレにならん(汗


「おっ?」


混乱したように滅茶苦茶に武器を振り回す魔物さん。種族は………ゴブリン、か? 魔物さんの種族なんて気にしてなかったから、あたしには不明。後でファイさんにでも聞こう。

で、目の前で食虫植物にパックンチョ。きれいに一口で、こうパクっと。

食べた植物は、赤と白の斑点模様の着いた花?に口がパカッと開いてます。この離れた場所でさえ、ギラギラした白く鋭い牙が見える。

……………あれ、美味しいのかしら?

お腹(植物だからないけど)壊さないでね?


呑気に観察してたあたし、はたと気付く。


あれ? 食虫植物って、下級魔物しか食べないはずだよね??



明らかに、でかくないか!!??



サイズが明らかに、参考までに見せて貰ったサイズと違うんですけど…………? 確か、一株から咲く花(みたいな口)は2本だったと思うんだけど…………。



何で6本も一株から咲いてるのよ〜〜〜〜〜〜!!!???



(たつ)は幻術にいってるから、原因は樹英(じゅえい)様か!!

必然的に出てきた元凶に、がくりと肩を落とす。あの爺様、やらかしたな〜〜〜〜〜!? 

いつもは茶目っ気たっぷりの好々爺なんだけど、た〜ま〜に〜、やらかすんですよ!! 今回みたいな事を!


やべぇ、これ、どうやって元に戻そう。あたしは知らないわよ!? こんな魔郷の直し方なんて!!



……………人選、間違えたかなぁ。



内心後悔しても遅そし、とはこの事か。


樹英(じゅえい)のじいちゃん、久し振りに全力出せるってはしゃいでたな………』


お札から声を響かせているのは、緋ノ(ひのと)。何やらお爺ちゃんの暴走に気付いていた模様。

今更、後の祭りだけどネ…………。


(おきな)も、最近は出番が中々無く、凹んでおりましたので、それ故では無いかと…………』


今度は背後に控えていた(はる)から最近のお爺ちゃんの情報がもたらされる。あ、(おきな)っていうのは、(はる)樹英(じゅえい)様を呼ぶ時に言う愛称の様なもの。二人が並ぶと、お爺ちゃんと孫に見えるから不思議だわ。

因みに、何で緋ノ(ひのと)がお札の中かと言うと、勿論、問題児をこんな時に出すわけにいかないからです! この子の所為で、森が灰になんて洒落になりませんよ!!

森の中で火気厳禁ですからね☆


「そういえば最近、皆の活躍する場が減ってるもんね………」


水を司る(たつ)や、火を司る緋ノ(ひのと)、木を司る樹英(じゅえい)様も攻撃型の式神様だしね。土を司る(しろ)は隠密が得意だし、金を司る(はる)は防御や補助を得意としている。風を司る翠嵐(すいらん)は情報収集が得意だし。あ、攻撃も出来る万能型、か?


あっちの世界は、たまに起きる百鬼夜行とか、悪霊とか、妖怪とか、いくらでも式神様の力を使う事が出来たけど、こっちではたまにしか力を貸してもらう事がない。ストレスも溜まるよねぇ……………。

そういえば、こっちに来る前に、百年ぶりの大規模な百鬼夜行が確認されて、皆で慌ててたんだよねぇ。総本家当主が自ら出る位のヤバイやつだったし。勿論、あたしも出る予定だったんだけどさ。その前にこっちに召喚されちゃったけど。大丈夫だったのかなー。


『咲希様、そろそろ翔太様と合流された方が宜しいのでは?』


そっと(はる)に言われ、考えに没頭していたあたし、気付きました。


「あー、そうだね? 翠嵐(すいらん)(たつ)樹英(じゅえい)様に連絡宜しく」


『かしこまりました』


優雅に一礼する翠嵐(すいらん)には、二人に任せる旨を風の伝言で伝え、あたしと翔太は合流後、ファイさん達がいる場所に集合する。そこが今回の要でもある。


つまり、だ。森から辛くも脱出してきた魔物を倒す場所なのです♪



……………あっさり倒せる気がするけどね(笑)



でも、おかしいな〜?




「何で魔族さんが見当たらないんだろうねぇ??」



◇◇◇◇◇


Side:翔太



森の中に入って感じた事。



一体どうやったらこんな事態になるんだよぉぉぉぉぉ―――――――!!!!!



俺は幻術とか精霊とかの攻撃は一時的に無効と言う御守りを咲希から貰った。そん時はこいつスゲーくらいにしか思わなかったんだよ! まさか森を魔改造するとか、マジで聞いてないんだけど!? 何で植物、特に食虫植物がこんなわんさかいるんだよ!? てか見本より数倍大きいっておかしいだろっ!?


もう、あいつ(咲希)は何やってんだよ!?


『あるじ、次が来るわよ!』


「くそっ!! 何で俺の方にこんなにいるんだよ!?」


『…………さあ?』


「その間はなんだ! フリーレン!」


『だってあるじ、さっきから同じ所をぐるぐる回ってるんだもの』


…………なん、だと!?


「おかしいな? 俺は方向音痴じゃないぞ?」


『そうよね?』


何て会話をしつつ、手は動かしたまま。先程から随分と、魔物に会うのだ。


『勇者殿!』


いきなり話しかけられ、流石にビクッとなった。おいおい、気配なんて無かったぞ?

警戒して振り向いてみれば、そこにいたのは。


「…………咲希の式神様か?」


『ご名答、わしは主に森を任されとるものじゃ』


一度だけ、偶然に見かけただけだが、相手は俺を知っていたらしい。


「ところで、こりゃなんだ?」


『ほう、気付いたか、これはな、永久迷路というものでな、一度入ったら出られない檻の様なものじゃ、お前さんが入ったみたいなんでな、迎えに来たのよ』


「…………どうりで迷子になるわけだ」


流石、咲希の式神様。とんでもない物を仕掛けていたらしい。


『途中で見つかって良かったわい、このままいってたら食虫植物のボスとバトルしとったかもな(笑)』


最後の説明と(笑)はいらないだろっ!? 咲希が一回愚痴っていたけど、これか。これがダメなんだな?


「んじゃ、さっさと出してくれ」


『ふむ、まっとれよ、少年』


そして数秒程で風が変わった。


『ではな、わしは管理に戻るわい』


「ああ、ありがとうよ」


さぁて、合流するためにも急がねぇとな!





『あるじっ!!』





……………そう、うまくはいかないってか?





「人間、邪魔をしたのはお前等か!!」


滅茶苦茶に怒った中年男性が一人。紫色の髪を見るからに、魔族だろうな。ついでに、だ。


「お前が今回の親玉か?」


魔族はその問いには答えず、かわりにニヤリと口元を歪めた。それが答え。


「だったら話は早い」


フリーレンを構える。それを見た魔族がまた笑う。


「ほう、人間の子供がそれがしに歯向かうか! 面白い、受けてやろう! ちょうど暇だったんだ」


そう言った奴は、体程もあるような巨体なバトルアックスを持ち上げる。





「「いざ、尋常に勝負!!!」」


本日もお読みいただきまして、本当にありがとうございます。


最近、スランプ気味でして、おかしな点とか多々あったかと思います(;^_^A


実は現実の方がとんでもないくらいに忙しくなってきました。このままだと週一更新さえ怪しくなりそうな勢いです( ̄ロ ̄;)

故に、よそ見しないで頑張りたいんですが、スランプ脱却できるでしょうか???


今回、申し訳ないのですが、ミニ小説はおやすみですm(__)m ごめんなさい。忙しくてしばらく無理です(´;ω;`)

来年あたりから復活させたいです!


感想、ご意見、誤字脱字、リクエスト、いつでもお待ちしております。なお、甘口でお願いしますね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ