表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
248/292

第183話 決まりました、暴露せよ?

お待たせ致しました~☆

年末でバタバタしてますので、次回は来年となります。

取り敢えず、決まったでいいと思う。決まったペアは、以下のとおり。


和磨くんと、ニコラス王子。多分、腹黒ペア?


優香ちゃんと、ウィリアム王子。安心、ほのぼのペア!


翔太、フリードリヒ王子。凄く、不安なペア。でも、彼には翔太くらいしか無理だと思う。


「決まって良かったよ、難航するかと思ったからね」


安心しているフランツ様には悪いけど、そろそろ集合時間じゃないかしら? いつまでも、各部屋で休憩、もとい、話し合いは出来ないだろう。


「じゃあ、君達は交流していてくれ、咲希、我々と一緒に行ってくれるかい?」


一部の視線が刺さるけど、まぁ、後は側近の皆さんに頑張って貰おう!


「えぇ、勿論♪ 説明もあるでしょうし」


そろそろ、会場での話し合いが始まるだろうし。あたしは、フランツ様に聞いてみたい事もあるし? ちょうどいいわ。

部屋から出てすぐのところで、呼びに来た人が居たから、時間的には正解だったみたい。


「ねぇ、フランツ様? あの三人の王子、本当に正妃様のお子さん? 随分と、個性豊かなメンバーだけど」


明らかに、似てない。色は同じだけど、それだけだ。性格が違う。違いすぎる。少なくとも、フランツ様の弟としては、並ばれても言われなきゃ分からん。


「それに、ウィリアム王子にだけ、随分と優しい顔をしてますけど?」


あたしが探るようにフランツ様を見れば、何故か、歩む足が止まり、驚いた顔でこちらを見てた。

いや、多分だけど、気づいた人は気づいたよ?


「・・・・・凄いな、サキは・・・ハハッ、そうか、気付いたか」


何処か困った顔をされてしまったんだけど、あたし、ただ聞いてみたかっただけなのに。あれ? 何かのイベント?


「まぁ、知ってる人は知ってる話だから、隠されてはいないよ・・・・・正妃の子は、兄上と私、マリーローズ、エリエンヌ、それと、ウィリアム、未成年の弟と妹で全員かな? 他は全員、側室の子だよ」


・・・えっ? そうなの? そういえば、フランツ様って、マリーローズ様とエリー様以外の姉妹とは、距離を置いてるわよね?? それは、そういう事?


「母上は、公平に愛してくれたが、中には産みの親を慕う者もいるんだ、仕方ない・・・ウィリアムはね、あの二人と半年違いだから、どうしても教育が一緒になってしまってね・・・優しい子だから、優秀な二人に引け目を感じてしまったらしい、あんな、自信のない子になってしまってね」


あぁ・・・、確かにあの二人に挟まれたら、なりそうだわ。だって、暴走はするけれども、優秀な二人だもの。勉学の度に、ウィリアム王子も優秀だろうけど、あの二人が目立ち過ぎて、埋もれてしまったんだろう。控えめな性格みたいだしね。


「母が気付いたのは、この二人から離した時だ、僕が何回も言うから、気になったんだろう・・・」


うわぁ・・・、王家の闇の部分じゃん。聞いて良かったのかしら?


「そうだったんですか・・・」


「問題児はあの二人なのに、ウィリアムも巻き込まれているんだ、腹も立つだろ」


あ、お兄ちゃんは許せませんでしたか。アハハ、立派なブラコンじゃん(笑)


「大丈夫じゃないかしら? 彼らも成人してるし、優秀な事に変わりはないもの、それに!」


ニヤリと笑ったあたしな、フランツ様と側近二人は、ビクッと肩を揺らした。多分、殺気は出してない、はずよ?


「勇者と一緒に行動すんのよ? 嫌でも騒動に巻き込まれるもの、それぞれに、絶対得るものがあるわよ、ウィリアム王子もね」


彼の場合は、自信が付きそうだわ。優香ちゃんなら、きっと彼に、自信を与えてくれるんじゃないかな? あたしの勘だけど。


「そ、そうか・・・カズマとショータが不安だが・・・」


ま、まあ、確かに。あそこは、間違いなく荒れるだろうね・・・。翔太とフリードリヒ殿下のとこは、間違いなく、ね。和磨くんとニコラス王子も、問題は起きるだろうけど、あの二人なら、大丈夫でしょう?


「問題解決なら、大丈夫じゃないかな? 翔太も和磨くんも、経験積んでますし」


和磨くんは、割りと女性関係で頭を悩めていたから、確実に実力があるわよ? 翔太も大なり小なり、巻き込まれているから、間違いなくね。


「咲希は良かったのかい? 海外だよ?」


どこか、試すような含みを感じたけど、まぁ、あたしもやることがあるしね。


「エルフの国に行ってるしね~、それに、海外よりも自国を守るのは当然でしょ? 魔族の中の動きが読めない以上は、守りに動くのは必然よ?」


何故か、何~故~か~! 三人が驚愕した顔をしていた。えぇー、何その反応!!?


「・・・急に真面目な話をされると、驚くな」


トーヤ様、皆さんの代弁、ありがとう・・・。皆さんよ、そりゃないよ・・・。


「失礼ね? あたし、ちゃんと国を守ってるわよ」


「サキ殿、胸に手を当ててみたら?」


リゼス様・・・、そこで追い討ちは酷いよ!??

まぁ、確かに、手法は・・・うん、誉められたもんじゃないけどさ?

結果、オーライじゃ、ダメー??

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] もしかして、「王族」の「再教育」につきあわされてない?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ