表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/292

第7話 武器庫へ………あは!?

お久しぶりです(^^)v

今回は完全なダジャレ回(笑)


楽しんでくれたら幸いです。


皆様、只今、あたし達は通路を歩いています。ここはなにやら豪華な場所で、正直、中身が庶民のあたしから言うと、雲の上のような場所。ふかふかの赤いじゅうたん、このじゅうたんの両端には飾りとして金糸が縫われてあって、超が付く位のお金がかかってます。

更に、廊下の端には、品の良い花瓶やら、精巧な銅像やら、代々の著名人を描いた自画像画やら、はたまた何故にこんな所に? と疑問があるような場所に水場……プカプカと花が浮いているし、少し上の方から水が流れ落ちて………ん? 滝だ、滝が城の中にある…………。

芸術って理解できない…………………。

思わず目が点になったのは、しょうがないよね? あたしは庶民だもん。家に滝なんてないもん!


「咲希ちゃん、大丈夫?」


優香ちゃんに問われ、はたと気付く。また、考えの渦に巻き込まれてたみたいね(笑)


「うん、大丈夫だよー、ちょっとビックリしちゃった、だって滝があるんだもん」


「えっ? うちにはあったよ?」


あっ、優香ちゃんから金持ち発言が…………。


「いや、普通はないから」


翔太、やっぱりあんたは良い奴だ! そうだ、普通の家にはないもん!


「だって俺ん家、マンションだし」


「マンション? ちなみにどこ?」


確か記憶が正しければ。


「ん? 高沢高層マンションだけど………」


メチャクチャお高いマンションだったはず。


裏切り者ぉぉぉ―――――!!!


さて、私達が向かっているのは、王宮の至宝といえる、宝物庫………………では無くて、武器庫。それも勇者専用なのだそうだ。


「あの、エリー様? 勇者専用とそうでない武器をどうやって分けるんですか?」


「ふふふ、サキは勤勉ですのね! 勇者様専用の武器は、神の加護と、聖霊が宿っているんですわ、同じく、勇者様の使う防具等もですわね、ただ、防具は一部だけだそうですけれど、あとはアクセサリー等も勇者様専用のがありますわ」


あら? これはもしかして?


「私達は、武器庫へ行くんですよね? エリー様」


「そうですわ」


「ではでは、武器庫で決めるのは、武器だけですか?」


「ふふふ、いいえ、違いますわ、サキ、武器庫とはなっていますが、ここは勇者様専用の武器庫なのです、つまり勇者様専用の武器の他にも、防具や、アクセサリー、靴、バック…………何でもあるのですわ」


最後、何だかバーゲンセールを連想しちゃったわ…………。


「そんな訳で、勇者様専用の宝物庫なんですわ」


「ありがとうございます、エリー様」


成る程ね、勇者はチートが多い。結局、使えるのはチート性能のある武器が多くなる。更に防具とかも合わせたら、かなりの数に上がるし、だったら一ヶ所で全部を揃える事が出来た方がいい。よく考えられてるなー。


「その扉から先へは、勇者様しか入れません、ですから皆様で考えて武器をお選び下さい」


神官さんが、説明をしてくれた。髪はハゲなんで割愛。瞳は綺麗なアイスブルー。整った顔立ちで、やや目元が鋭い感じのする、仕事出来ます人間みたいな方だね。

この方は、さっき鼻血ぶー(笑)でダウンした方とは別の神官さんで、部下の方らしいのだが、とっても愛想がない。秘かに別の人達から、『氷水の神官』と二つ名を頂いていたようだ。何でも彼の属性が氷で、余りに笑わない氷の様な顔だからと、かけたらしい…………誰だ、こんな厨二病のあだ名をつけたやつ! バッチリなネーミングセンスじゃないか!!!

あたしと話が合いそうとか思ってませんよ? 思ってないよ!?


「ジュヴィアン・ロワール神官殿、セバスチャン神官殿は、大丈夫なのですか?」


エリー様が聞いてくれたけど、駄目だな。これは。

だって別の人が来たんだから。結果は分かり切ってる。


「ご心配いただき、ありがとうございます、本人も喜びますでしょう、………いつもの事ですので、これ以上の心配は無用ですよ」


最初は神妙な顔だったのに、後半、微妙な顔になったのは………うん、考えない方がいいね。いつもの事らしいから!


「さあ、勇者様方、こちらが武器庫になります」


あら、もうついちゃったみたい。楽しい会話をすると、あっという間に時間が過ぎちゃうわね(笑)


「私達は、ここから先に進む事は出来ないのですわ、皆様、善き出会いがありますように―――――」


姫様らしく、優雅に礼をするエリー様。ドレスを少しつまみ、優雅に礼をする姿は、本当に美しい。…………まあ、性格を知ると、ちょっとだけ残念に思うけど。


「サキ? 今、わたくしに関する“何か”を考えてませんでした?」


ギクッ。

エリー様、あたしの心を読まないで下さい!! ……………はて、エリー様の後ろに、般若が見える気がするんだけど…………気のせいかしらっ!!?


「えっと、エリー様? 確かに考えてましたけど、その礼をする姿が美しかったので…ギャッ!?」


「サキ、サキ、そんな事を言って下さるなんて、わたくし嬉しすぎますわ!」


エリー様!! 嬉しいのは分かるけど、苦しい、苦しいから、あたしを抱き締めないでっっっ!!! あなたのお胸様は、あたしにとっては凶器なんですー!!


「姫様!? サキ様がグッタリしておりますよ!!??」


「えっ!? サ、サキ!? ちょっ………サキッ!??」


あー、何かね、うん、こう何度もあるとね? いくらあたしでも自衛策をやるんですよ?

……………うん、無理でしたけどね?

あたし、死んじゃうとこでしたけどね?

フラグを立てるとは、聞いてなかったんだけどね?

何かね、別れた家族の姿がチラチラと見えてるんだけど…………?


「姫様、早くサキ様をお放しください!!」


あたしを助けたのは、またしても、またしても(←大事なので2度いいます!)、クリスチャン・ディオールさんでした。


ありがとう!!! あたしの勇者様!!! 運命を感じるよ!


「あの、天城さん? 大丈夫ですか?」


気付けば目の前に和磨くんの顔がある。

あれ? 何で?

てか、何であたしが倒れてるの?


「今、少しの間だけど、意識が混濁してたよ? とりあえず、大丈夫そうで何より」


うん、何かね、何か分かんないんだけど、敗北感があるのは何故だろう?


「ありがとう、大丈夫………ところで和磨くんや?」


「そう、大丈夫そうで何より、で何かな?」


「咲希でいいよ? 天城さんて呼ばれるの慣れてないから」


しばしの沈黙。眉間に皺が寄ってるから、多分、葛藤してるんだね。名前呼びに………。君、ウブですか? いや、年頃だからだよ、うん、そう、あたしは気分はお姉さん。現実にも弟がいますが、何か?


「………咲希さん、で」


うわぁ、顔が真っ赤。

周りにいたメイドさん達よ、何故に君達まで真っ赤なんだい?

この子、間違いなくウブよ?

えっ、微笑ましいとか? 

まさか、年下狙いか!?


「いいよ、それで―――とにかく睨むの辞めません? 神官様?」


この方、あたしが和磨くんに介抱されてる間に、和磨くんを睨んでましたよ。

和磨くんに仕事を取られたからか? それだけで睨むなんて、大人気ないですよ!?


「サキ、諦め下さいませ、彼も二つ名を貰っている変人なのですから」


エリー様、さらりと恐ろしい事実の暴露をしないで下さい。あたしは普通でいい。普通が一番。


「おい、いつまでふざけてんだよ、さっさと武器を決めに行くぞ」


あっ、存在忘れてた(笑)

翔太が珍しく軌道修正。あれ? 変なフラグたってないよね?


「お前、何げにオレだけには失礼だな!? あとな、全部声に出てたぞ?」


「うそっ!? ごめん…」


本心ではないんだ、あくまでノリで言ったんだよ。悪気はない。


「ところで勇者様方、入らなくてよろしいのですか?」


あっ、氷水の神官様が怒ってる!! 怒ってるよ!! 何か顔がますます恐いんですけど!?


「「「「すいませんでしたっ!!」」」」


この場にいた全員が謝ったのは、お察しの通りです。もしかしてこの方、これもあってあだ名を頂いてたりして…………。


「行きますか……」


あたしの言葉に、翔太、和磨くん、優香ちゃんが、引き気味に頷いた。

さてさて、この先に何があるのかしら?


どうも〜(・ω・)/ 秋月です。

長らくお待たせいたしまして、本当に申し訳ありませんm(__)m

ようやく続きが出来ました!


さて、忙しく黄昏たお盆あたり………。ようやく落ち着いた秋月、友達と旅行に行ってまいりました。行く場所は岩手県。暑い中、電車とタクシーとバスを駆使して、強行軍をしてまいりました(笑) いやー、楽しかったです(^^)v

神社仏閣、素晴らしかった。けど、道が大変だった…………。


後は、我が家から3時間程にある温泉へ日帰りで行ってきました。生き返りました(笑) 気持ち良かったです。


後は小説ですが、マジで難産でした。アイデアが浮かばない! 何てこった!

しかし秋月はメゲマセン。絶対に頑張って最後まで書きます。



咲希:今回、作者は本当にお疲れだったみたいね?

和磨:そうみたいですが、僕は馬鹿の考えは分かりませんから。忙しいのに、小説を書かないで、旅行へ行ったんですよ? 馬鹿と言わずして、何といいます?

咲希:えっ?旅行? 別にいいんじゃない? たまには息抜きも必要だよ。作者は最近、マジでお疲れモードで、続きが出るかヒヤヒヤしてたんだから。

秋月:………すいませんでした。アイデアが無かったんです。しかし咲希ちゃんがそこまで心配してくれるなんて、作者感激ですよ!

咲希:あたし達、まだ何にも活躍してないのよ? 武器だってまだだし…………。

和磨:せめて魔法くらいは、覚えたいんだけど。このペースで大丈夫なんですかね?

秋月:何かごめんなさいm(__)m

咲希:はあ、早く魔法でチュドンしたいなー♪

秋月:咲希さん、目が笑ってませんよね!? やっぱり黒焦げの刑をヤル気ですか!? 

和磨:忘れてたんですか、作者。馬鹿ですね。

秋月:なんだか作者の扱いが酷くない?(汗 


こうして秋月には、勇者から馬鹿認定され、チュドンの刑が決まった。

あれ? 作者の沽券はどこいった!?




誤字脱字、感想、ご意見、いつでもお待ちしております。

次回は9月25日です。宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ