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その十八?

このお話はコメディータッチではありますがあくまで「ホラー」です!

苦手な方は決して読まないでください!

そして、食事前の閲覧はぜひご遠慮ください!

・・・ご飯がのどを通らなくなっても知らないんだからねっ!

  夜伽?


 昨夜は早めに休ませてもらったせいか、真夜中にふっと目の覚めた私。

少し個室に篭ろうと羽織るものを探していると、何やらひらひらと舞うものが。

あとで見ればいいでしょと用を済ませ、戻った時には半ば寝ぼけたままそれを拾い、そのままベッドに潜り込んでいた。

でも手の中のモノが気になり、ロウソクの明かりでそれに書いてある文字を読みながらまたまどろみの中に落ちていた。

夢の中ではあの少年が何人も現れ、私の身体を優しく撫で回す。

これって、私の中で彼の存在が大きくなってるってこと? すでに無視できない存在なのは認めるけど。

「あ…あんっ」

なぜか私の口から漏れる甘い吐息、だんだんエスカレートして行く少年たちの愛撫。

何だろうこの感覚、私、何か変…

「あ…」

何これ? なんか気持ちいい…♪ なんかもっとして欲しいって気持ちになってくる…

「…えっ?」

妙な違和感を感じて目を覚ますと私は全裸で、しかも周囲には複数のミイラ。彼ら? は私の敏感な部分や恥ずかしい部分に群がり、その…口にするだけでも赤面してしまうようなことを丹念に、そして執拗に繰り返している。

「だ、だめ…」

いけない、このままだとおかしくなってしまう。けど…

 次の朝は妙にすっきりしたけだるさを感じながら目を覚ました私、自分の姿を見て

「い、いやあぁぁぁっっ!」

思わず特大の悲鳴を上げていた。ばたばたという足音、そして私の部屋のドアが勢いよく開けられ・・・

「どうしたんですかっ!?」

飛び込んできたのは同じく全裸のあの少年、そう、私は昨日彼が言っていたように「とっても恥ずかしい状態」、つまり全裸ですごく乱れた姿になっていたわけで・・・

「ひっ、み、見ないでぇっ!!」

慌ててシーツを身体に巻きつけ、ベッドの上で後ずさりする私。なぜか少年の鼻息はものすごく荒く

「好きだあぁぁぁっっ!!」

異質のものに力をたぎらせ、いきなり私に襲い掛かってくる。もしかすると彼も私が寝ぼけて唱えたあの呪文でミイラたちにすごいことをされていたらしい。

「いやあっ! ちかんっ! 変態っ!」

悲鳴を上げ、枕を投げつけ、激しい往復びんたを加えても彼はなお私に迫ろうとする。ついに私はシーツを取り上げられ、生まれたままの姿を少年にさらし、そして…

げしっ!

「おぴょおっ!」

私の膝蹴りを身体の中心に受け、無様な悲鳴を上げる少年は、それを押さえて悶絶しながらベッドの上を転げまわる。その隙にいそいそと寝間着を着こみ、私は全裸のままの少年を叩き出した。

ふうっ、もう少しでお嫁に行けなくなるところだった、この責任、どうつけさせたらいいんだろ?

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