最悪な日
この作品には少し残酷な表現が含まれてますそんなのが嫌な人、苦手な人は見ないでください。
「はぁはぁ……」
一人の少年が夜の雑木林を走っている……
それも死に物狂いで何かに追われているのだろうか…?
(何で!?どうして!?俺がこんな目に遭わなくちゃ行けないんだ!!!)
〜今朝〜
「ファワ〜」
俺は太陽の光で目を覚ました。
俺は目を擦りながら冷蔵庫から牛乳を取り出しコップに注いだ。
食パンに苺ジャムを塗り加え、テレビをつけた。
俺は藤汰 雄土高校二年、俺が今通っている高校に進学するさい余りにも家から離れているため親に無理言って一人暮らしを始めた。
最初の頃は大変だったが今となってはお茶の子さいさいだ。
俺は食パンをかじりながらテレビを見ていた。
『昨夜にまたもや犠牲がこれで三人目です』
ピ
俺はチャンネルを替えた。
『今日の運勢は』
たまたま占いがやっていて俺は久しぶりに見ようと思い見ていた。
【ごめんなさい、今日のもっとも運が悪いのはかに座のアナタです。】
「げ…」
俺は当たるはずもない占いについ声を出した……
【今日のアナタはもう最悪…こんな一日は家からでず、じっと過ごすのが一番!!】
「バーカ!そんな事が出来たら苦労しねぇよ」
俺は笑いながら占いをバカにした。
「おっと!そろそろ学校に行かないと」
俺は鞄を持ち学校に向かった。
俺は学校に着き授業を受けた。
そして、放課後…
俺は部活の野球部に行き部活をした。
「じゃ!また、明日な!!」
俺は部活が終わり友達と別れた。
「あ〜遅くなったな……」
俺は夜道を1人で歩いた。この道は街灯も少なくとても暗い。
「何かでそうで怖いな…」
俺は苦笑いをしながら独り言を言った
♪〜♪♪〜
何処からともなく歌が聞こえる………
「The lamb which is such a sympathy that I escape if I do not want to die and but do not save I cry and am bleeding, and to struggle miserably that nobody helps though」
俺は歌が聞こえる方をよく見ると、電気が切れかけの街灯の下で女の子が歌っていることに気付いた…………
しかし、その子は余りにもこの場所には似合わない……歳も小学三年生ぐらい、肌も白く…着ている服なんて漫画で出て来そうな、西洋のお姫様が着るようなドレス……
だが、俺は彼女が歌う唄に聞き取れてしまい……ずっと、彼女を見てしまった………
彼女も俺に気付いたが俺の方を見て歌い続けている
「I cry this evening though, in addition, I call the help that a poor lamb disappears is you」
おかしい…………幾ら唄だからと言っても………俺も高校生だYouの意味ぐらい知ってる………
あのYouはまるで………俺の事を言ってる、いや…そう感じる………
ヤバい…!何かがヤバい…!
俺の勘がそう伝える!
だけど、動けない……まるで、蛇に睨まれた蛙のように……………
彼女はうっすら笑みを浮かべながら俺に近寄る、よく見ると右手に鉈を持っている………
ゆっくりと近寄る彼女………動けない………動けない…………
ピリリリリ!!
「!!!!」
俺の携帯が鳴った!!それと、同時に体が動くようになった!!!!
俺は横の雑木林に逃げ込んだ!!!
俺は走った!!!ひたすら走った!!!!
そして、立ち止まった……
「ハァ…ハァ…何なんだよ……?あれは?ここは地獄の一丁目か?」
俺は荒れた呼吸を整えた……
シュ!!
後から風が切れる音が聞こえ、とっさに俺は体を捻った!!すると、俺の髪をかすり鉈が振り落とされた!!
「ウワァァ!!」
俺は恐怖の余り悲鳴を上げ尻餅をついた……
「ねぇ?遊ぼうよ?アハハ」
彼女は俺の方に向き笑っていた。
俺は素早く立ち上がった……そして、ゆっくりと後ろ歩きをした。しかし、木が後ろにあり俺は止まってしまった。
(そうだ!この木に彼女の鉈を食い込ませれば!!!)
俺は思い付き、彼女が攻撃してくるのをまった。
彼女は
「ウフフ」
と笑いながら近付いてくる……
そして、鉈を大きく横に振り返り俺の首めがけて振った!!
(いまだ!!!)
俺はしゃがみ鉈をよけた……
ザク!!
俺は鉈が食い込んだか、確かめるために顔を上げた……
「嘘だろ…?」
しかし、鉈は木に食い込むどころか木を切っていた………
(そんな……華奢な腕のどこに力があるんだよ!?)
俺はすぐさま立ち上がり走った!!
(何で!?どうして!?俺がこんな目に遭わなくちゃ行けないんだ!!!)
俺はそんな事を思いつつ走った…
(そうだ!!!携帯!!!)
俺はポケットから携帯を取り出した、しかし……携帯のアンテナは圏外だった…………
「何だよ!!こんな時に圏外だなんて!!」
俺は携帯に文句を言った…その瞬間、目の前がガクンと揺れ転けた…
「痛!」
どうやら、足が木の根に引っかかり転けてしまったみたいだ………
(早くたたないと……)
だが…横を見ると……そこには彼女が立っていた………
「アァァ…!」
俺はあまりの恐怖に腰が抜けた
「追いついた♪これで、追いかけっこは終わり♪お兄ちゃんは楽しめた方よ」
彼女は鉈を振り上げ振り落とした。
俺はとっさに手を出し止めようとした、漫画とかでは簡単に人を切れるが、実際には、筋肉や骨が邪魔して切りにくい、と言う話を思い出したからだ……鉈が手に食い込んで止まったら、痛みを我慢して奪えばいいそう思ったから
その刹那、俺は思い出した彼女が木を一発で切った事を……
しかし、時すでに遅し…彼女の鉈は俺の手を切り…頭に刺さった……
頭に激痛が走る、目から液体が出る……いや…多分、血だろう……口や鼻からも………
だんだん、意識が薄れていく………
彼女は俺の返り血を浴び、狂喜に満ち溢れた笑い声を上げている………
あぁ……
今日は最悪な日だ…………