あの場所から
指先に視線を落としたまま
このまま時間だけが許してくれたら
それだけでよかったと
いまのわたしは思う
どうしても、できないことがあって
そのひとつが今夜、いまのことなら
わたしはすこしは納得するのだろうと
あなたの表情を見るたびに
そんなことを思ってた
許されることなら
もう一度、あの場所から始めたい
たとえ、あなたとすれ違っても
そのときに会わなくても
それから何時間かあとには
きっと会えるだろう・・
せめて、
その次の日には会えるから、と
勝手に思ってる
あなたの気持ちに
わたしはどんな感じで寄り添うのかは
まだわたしの中で
答えは出ていないけど
あなたに会う前に
きっと分かるんだろう
無理して分かろうとせず
きっと気づかせてくれるのだろう・・